正しい英語の学習法とは?
こんにちは!
以前から折に触れてご紹介させていただいていましたが、私は現在英語の学校へ通っています。
ん?講師なのになぜ・・・??と思われるかもしれませんね。
テーマは『幼児英会話』と『TOEIC対策』。
これまでは中高生の受験英語や数学を担当させていただいていたのですが、折に触れてご紹介させていただいた通り、これから社会や学校から求められる英語は大きく変わっていきますし、当然学習する内容も変わっていきます。
そういった理由があって、受験英語以外の、これから必要となるであろう『本当の英語』を身に着けるべく、私自身も色んなことを学びたいと思い専門機関に通っていました。
そしてそれももうすぐ、この春で終わります。
しかし本当に多くのことを学びました。
改めて気づかされますが、この『人に何かを教える』という行動は、常に100%がないということ、そしてそれについて謙虚でなければならない、ということです。
私を担当してくれた先生は常に、『あなたの授業があなたのためになってしまっていないか、あなたの自己満足になってしまっていないか四六時中考えなさい。そして100%、すべてを愛すべき生徒に捧げなさい。』とおっしゃっていました。
そういった精神論はもちろん、指導方法についても色々と教えていただいたのですが・・・、それはまたの機会にいたします(信じられないくらい膨大な量ですので)。
ただ言えるのは、折に触れて何度も何度もご紹介させていただきましたが、『英語は言語である』ということです。
ここから先は聞きかじった内容も入ってきますので、その点予めご了承くださいませ。
少々ショックな内容になりますが、人間の脳の構造上、10歳までに母国語の脳というものが完成してしまう、ということです。
そこから先はどれだけ英語が溢れている環境に身を置いたとしても、決して変わることはない、ということでした。
そのため、よく言われている『ネイティブでは子どもも老人も、特に勉強しなくても英語のシャワーを浴びて英語を話せるようになる』みたいなキャッチフレーズは、まるで信憑性がない、ということが分かります。
みなさんもご存じの通り、日本語では述語動詞が一番最後にきますが、英語では主語の後にすぐに動詞がきます。
この構造に対する私たちの感覚の違いは、そう簡単にはぬぐえません。
だからこそ正しい学習法が必要となります。
・・・結局どういうことなんだ?と思われるかもしれませんが、10歳までにきちんとした英語教育を受けていれば、その後の英語学習がグッと楽になるということです。
しかしそれを言ってしまったら身も蓋もありませんよね??なぜなら私たちの大半がそうではないからです。
TOEICに関して言えば、ほぼほぼやることは受験英語と変わりません。ひたすら単語を覚えて、ひたすら英文法を学習し・・・そして違うと言えば、リスニングのレベルが受験英語とはまったく比較にならないくらい難しいということくらいのものです。
私が力を入れて学んできたのは、『幼児英会話』の方です。
中学生や高校生に英語(とりわけ文法です)を教えていて、みんな『???』となる瞬間が必ずきます。
それは人によってそれぞれなのですが、中学生で言えば『英語ではなぜbe動詞と一般動詞があるの??』『なぜ三単現のSが存在するの??』『現在形と現在進行形は何が違うの??』『過去形と現在完了形って・・・』といったところでしょうか?
挙げるとキリがないですよね。
高校生で言えば『自動詞と他動詞の違い』『第1~第5文型』など、スタートでいきなり面食らってしまうようですね。
これまでの受験英語だと、これらを学ぼうとするとどうしてもシステマティックにならざるを得ませんでした。
中高生が英語を嫌いになってしまうのはまさにここにあります。
もちろん、これを学問として理解できる生徒はそれで構いません。
しかしそれがニガテな生徒、拒否反応を起こしてしまう生徒には、やはり違うアプローチが必要となります。
そしてそれらを幼児に伝えるとき、『goという動詞は自動詞だから、目的語を伴う時には前置詞toが必要になるんだよ?分かったかな??こんな風に、英語には目的語を伴わない自動詞と、必ず目的語が必要となる他動詞があって・・・』などとは言いませんよね(笑)。
そしてそのことは何も幼児だけに当てはまるわけではなく、中高生すべての英語がニガテな生徒にも言えることなのです。
そういったわけで、あらためてこの学んだことをしっかりと生徒たちに返していきたいと思います。
そういったわけで、今後も講師としてより常に精進していけるよう、引き続き頑張っていきます。