親の心子知らず
こんにちは!
塾生と保護者様はご存知の通り、山口は入塾面談や季節面談で必ずこう言います。
『テストの結果が悪くても怒らないでください。』と。
もちろん、約束を破ったとか、やると言ったことをやらなかった時は叱ってあげてくださいと伝えています。
悪い結果を目の前にすると、怒りたくもなりますよね。
しかしながら、結果を怒ったところで、お子様には何も響きません。
仮に怒った結果、お子さんが頑張るようになったとしても、その目的は『目標を達成するため』ではなく、『お父さんやお母さんに怒られないため』になってしまうので、いつか綻びる時がきます。
ですから飽くまでも、勉強する目的は『自分の夢や目標を叶えるためなんだ』とお子さまに伝えていかなければなりません。
結果の悪いテストが返ってきて、一番ダメージを受けているのは他でもない生徒です。
そこにさらに追い打ちをかける必要はありません。
そうではなくて、『あんなに頑張っていたのに、思ったような結果が出なかったね。何がいけなかったのか、一緒に考えようか。』みたいな前向きになれる言葉をかけてあげてください。
『勉強してなかったんだから当たり前でしょ!』
『こんな成績取ってたらどの学校にも行けないぞ!』
これらの言葉で前向きになるお子さんは絶対にいません。
断言します。
もしその言葉で勉強するようになったとしても、そこにポジティブな感情はありません。
マイナスな気持ちのまま学習しても、得られる効果はたかが知れています。
大変なエネルギーが必要となりますが、ぜひぜひ前向きな言葉をかけてあげてくださいね!
・・・でここからは生徒諸君へのお話です。
とは言ったものの、みなさんはみなさんでお父さんやお母さんの気持ちと、何よりもありがたさを知らなくてはなりません。
あなたが今こうして幸せな環境で、何不自由なく学校へ通えて、友達と遊べて勉強ができていること、これは紛れもなくお父さんお母さんが日ごろ身を削って頑張ってくれているからです。
少なからず、そのことには感謝の気持ちを忘れてはいけません。
テストの結果などでお父さんお母さんに怒られて、ネガティブな感情になることもあるでしょう。
でもそんな時こそ、なぜお父さんお母さんが怒っているのかもちょっとだけ考えてみてください。
当たり前ですが、憎たらしくて怒っているわけではありませんよね。
勉強をして、いい成績を取って、少しでもいい学校に行くこと、これが10年後20年後の君たちの幸せにつながっていくと信じているからこそ怒るのです。
だから時に理不尽に感じるかもしれませんが、グッとこらえてお父さんお母さんの気持ちを考えてみてください。
そして日ごろのお父さん、お母さんの日常の努力を想像してみてください。
心の中でいいので、ほんのちょっとでいいので(いつもありがとう)と言ってみてくださいね。
さあいよいよ夏休みも半分終わります!
中学生諸君は夏休み課題はちゃっちゃと終わらせて、9月頭の実力テストに備えてくださいね!
高校生については範囲や目標が人それぞれ違い過ぎるので、通り一辺のことは言えないのですが、少なくとも全教科、センター試験の範囲は終わらせておかなければなりません。
中学生高校生、どちらにも言えることですが、それを埋めるのはどれだけ時間を費やせるか、しかありません。
要領や学習効率はもちろん大切ですが、そんなことはあえて言うようなことではないのです。
それは当たり前の話で、そこにプラスα どれだけ演習をこなしていくかが重要なのです。
不安に思うなら英単語の1つでも覚えてください。
数学の問題で閃かないと言うのであれば、分からないままでもチャートやフォーカスの解法を丸写ししてください。
やらないよりははるかにマシです。
みなさんが8か月後、一番行きたい学校の門をくぐることができるよう、悔いを残さないよう全力で頑張ってくださいね!
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。