歴史を勉強する意味は??

塾生のKくん(中学2年生)の口癖です。

『おれさー、社会を勉強する意味が分かんないやんね・・・。』

 

なるほど。

 

こんにちは!

 

うんうん気持ちは分かるよ。

山口は大学受験選択科目は日本史でしたが、近現代は本当にしんどかった・・・。

なんで歴代総理大臣全員覚えなかんねーん!(※ぼくは九州出身です)

 

 

でも当時の日本史の担当の先生がこう言っていました。

『日本史が一番社会に出て役に立つんです。将来数学や英語、古文を使う場面なんてまずありません。でも日本史に詳しければ、色々なシーンで会話が盛り上がり、友達作りにも出世にも役に立ちますよ。』

先生ごめんなさい。

正直そんなことなかったです。

 

 

だけど役に立つ、というのは間違いないですね。

 

ここから先の話は政治や思想にも絡む内容もあり、正直不特定多数の人間が閲覧する場では不適切な内容もありますが、一個人の意見として汲み取っていただけたら幸いです。

 

みなさんもご存知の通り、今北朝鮮がミサイルの実験を繰り返しています。

日本のメディアは盛んに北朝鮮の政策を非難していますし、アメリカや韓国などもしきりにけん制しています。

もちろん、ぼくもそこには大賛成です。

核兵器は廃絶しなければならないと思いますし、ミサイルの実験など言語道断だと思っています。

 

しかしなぜそうなったのかをしっかりと考えなくてはなりません。

北朝鮮の今の行いはよくない、だけど今に至ったのはなぜなのか?

そして山口も今回初めて知ったのですが、アメリカは北朝鮮の800倍もの核を保有しているのです。

もちろん量の問題ではありませんし、北朝鮮の行いを正当化するつもりもまったくありません。

ありませんが、そんなアメリカに言われても説得力ないんですけど、って思いませんか??(※ちなみに山口はアメリカ大好き、アメリカかぶれです。そこのところ誤解のないよう・・・)

 

 

日本は世界で唯一核兵器の被害にあった国です。

1945年、広島と長崎は原子爆弾を投下されました。

アメリカは『戦争早期終結のためやむを得なかった』と主張していますが、実際には核兵器の研究に2000億ドル費やしていたため、何かしらの成果を出す必要があったためにポツダム宣言が受諾される前に、慌てて原子爆弾の投下を決行したと言われています。

 

そして第二次世界大戦後も核兵器の開発に注力し、それに合わせて対立していたロシア(旧ソビエト)も競うように核開発を進めていきます。

これが冷戦です。

建前は『核の保有による戦争抑止』とされていますが、他の国から見てみるとどうでしょうか?

他の国と言わず、ぼくらの目線からでもよいです。

なんかおかしいなと思いませんか?

個人的には、そもそも核なんか誰も持たなければいいじゃん、と思うのですがどうやらことはそんなに簡単ではないようです。

 

そう、そういったことを私たち全員が学んでいかなければなりません。

現在に通じるもの、それらは全て過去の歴史の中にあるのです。

(政治のことは政治家に任せておけばいいんじゃない?)

もちろんそうかもしれませんね。

でも1人でも多くの人が関心を持って、学んでいくことでどんどん世界はよくなると思うのです。

 

・・・というわけで、原爆資料館に行ってきました。

 

 

館内は写真撮影OKだったので、たくさん撮ってきたのですが紹介するのは控えさせていただきます。

亡くなられた方や、ひどい火傷をおった方など、正直直視に堪えない写真が多いので・・・。

もし少しでも興味がありましたら、こちらもインターネットで調べてみてください。

1つだけ紹介させていただきます。

こちらは原爆で亡くなった弟の火葬を、火葬場で並んで待つ少年の写真です。

今の私たちの暮らしがどれほど幸せなのか、よく分かりますね。

 

 

そしてこちらは有名な平和公園。

 

歴史は文化や思想、宗教などを学べますが、実は戦争と政治が大きなウエイトを占めています。

私たちは歴史を学ぶことで、先人たちの成功や過ちを知り、これからの未来に活かしていかなければならないのです。

 

 

さあKくん分かったね!

学校の先生の授業がつまんないからまったくやる気が起きない、とか言ってちゃダメだよ!

社会の授業をおもしろくやるのって本当に大変なんだから・・・。

せっかく英語と数学が上がってきたから、次は社会を頑張ろう!

山口との約束だ!

 

 

※こういった思想や政治の話は非常にデリケートなのですが、山口自身はいたって普通の感性の持ち主で、特に偏った思想は持ち合わせていないことを改めて明言しておきます。

 

本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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