たったの1か月で・・・

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教室長ブログ

こんにちは!

今日は先月入会したとある塾生のお話をご紹介させていただきます。

 

 

高校3年生の男子生徒で、夏休みが終わるまでは就職を考えていたとのこと。

非常に厳しい部活に所属していたので、進学クラスの生徒のようにしっかりとした学習はできなかったのだそうです。

就職クラスだったため、模試なども受けていないので偏差値は分かりません(ですが最初の入塾テストで、中学生くらいまで遡らなければならないのは明白でした)。

しかしRくん、どうしてもなりたいものが見つかったため、そのために大学受験を決意したのでした。

 

 

山口『よし、Rくん。今日から毎日1日10時間の勉強を必ずやること。それでも必ず合格するなんて保証はできないけど、頑張れるかい?』

Rくん『はい、できます!』

 

・・・まあ~山口の芸がないこと(笑)、またお決まりの『1日10時間勉強』と思われた方も多数いらっしゃるでしょうがこれはもうしょうがない。

 

 

いいんです。

彼は元々大学に行くつもりもなかったし、就職クラスで必要な勉強はしっかりと頑張っていたわけだし、部活も一生懸命頑張ってきた高校生なので、これまで受験勉強ができなかったことは何も責められるようなことではありません。

 

 

 

しかし、これまで受験勉強を頑張ってきた生徒に追いつき追い越そうとするならば、『1日10時間の勉強』なんてやって当たり前なんです。

もしそれを『うちは社会人講師が1対1でRくんにつきっきりで指導するから、1日の勉強時間は2時間くらいでいいよ。それで第一志望合格できるよ。』・・・なんて言ったら完全に詐欺ですよね(社会人講師による完全1対1は事実ですが)。

 

 

 

 

最初にした約束は以下の通り。

・授業は週2ペース

・授業じゃない日も毎日教室に来て自習をすること

・受験までに『ネクステージ(英語の演習テキスト)』を最低でも3周、ターゲット1900(単語帳)を1000まで5周

・ネクステージは(分からない・・・)と思っても、一回はやりきること

・センター現代文の過去問を必ず毎日やること

・分からないところは何回でもいいから必ず質問に来ること

 

 

 

さてそれから1か月と少しが経過し・・・なんとRくん、ネクステージ2周終了、ターゲットも8割は覚えてしまったのです。

模試などを受けていないので分かりませんが、見た感じ偏差値は50を超えるくらいの力をつけてます。

 

本当に入塾したときは、【She can speaks is English.】と言っていたくらいのRくんが今では、

 

 

 

山口『この選択肢、Rくんはdiscussを選んでいるけど理由は?』

Rくん『空欄の後に前置詞がなく、すぐに目的語を取っているので、(   )に入るのは他動詞のdiscussしかないからです。』

 

 

山口『このthat節の中の動詞、Rくんは動詞の原形を選択しているけどなぜ?』

Rくん『直前の動詞、suggestが提案・要求を表す動詞なので、that節の中はshould+動詞の原形、もしくは動詞の原形しか入らないからです。』

 

 

・・・正直、山口が当初考えていたよりも、はるかに早いスピードで力をつけているので、驚きのあまりにどれくらいの勉強をしているのか聞いてみたら、

Rくん『すみません。最初の面談で《1日10時間》と言われてましたけど、どうやっても7時間しか勉強できてないんです。朝5時に起きたりしてなんとか時間を作ろうとしているんですが・・・。』

 

 

 

そう。

実際のところ学校があるわけですし、実は土日じゃない限り《1日10時間受験勉強》というのは実は難しいのです。

でもそのために何をするか?どこまで自分で頑張れるか?ですよね。

 

 

 

1日10時間の勉強なんて無理に決まってるじゃん。

最初からそう決めつけるようであれば、おそらくその半分の5時間も勉強できないと思います。

 

そんなわけでRくん、多分合格します。

1か月前は中学生の文法すら覚束なかった彼が、今はセンターの過去問で7割前後得点できているのです。

・・・とかいうとなんか『塾がすごい!』みたいなアピールに見えてしまうかもしれませんが、実際のところまったくそんなことはありません。

Rくんが諦めずに本気で取り組んでいるから、ですね。

 

 

 

さあそんなわけで!

今まで頑張ってきた受験生諸君も、これから頑張ろうとしているみなさんも、まだまだできることはありますよ!

無理と諦めたら本当に無理になっちゃいます。

最後の最後まで頑張りましょうね!

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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