久しぶりに早稲田大学の英語を解いてみたら・・・

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教室長ブログ

知恵熱が出ました(笑)

 

 

とにかく問題量が異常・・・。

正直TOEICや英検準1級よりも全然きつい(飽くまでも山口の感覚値です)。

 

 

こんなのが見開き8ページ、つまり16ページにわたって続いていくのです。

しかも最後には自由英作文まで用意されていて、英語で『このセクションには15分以上かけないことをおすすめします』とのアドバイスまで・・・。

 

 

 

全然時間が足りない。

なおかつ英文も問題もぶっちぎりの難易度なのです。

一部英文を抜粋します。

 

 

・・・.Very young children are not naturally social and , as parents of toddlers say of eighteen months , will know , two such children do not so much play with one another as play in each other’s presence.

 

 

大変ですね。

この難易度の文章がさらっと16ページにわたって続いていくので、もはやあれこれ日本語に訳しながら読んでいる暇も余裕もありません。

 

 

去年の卒塾生のKくん(早稲田大学合格)・・・よくこんな難問をサラッと解いていたなあと改めて感心します。

 

 

さて、このクラスの長文を読めるようになろうとするならば、もちろん速読ができるようにならなければなりません。

そのためにはまず単語!

1にも2にも単語です。

早慶上智はもちろんですが、旧帝大の二次(もちろん名古屋大学含みます)、医学部医学科、G・MARCHや関関同立を目指す生徒諸君は、学校から指定される単語帳は1冊必ず覚えきってください。

 

厳しいことを言えばそんなの当たり前。

単語帳を1冊覚えきったとしても覚えていない単語が出てくる、その時に初めて学校の先生が言う『単語の予測』をやってください。

でも正直なところそんな暇ないんです。

帰国子女ならいざしらず、あなたが純日本人で英語圏で生活した経験がないのであれば、単語やイディオムは覚えてしまってください。

 

 

さて、それを踏まえて速読に取り組んでいくわけですが・・・

 

 

そんなものいきなりできるわけがない。

もう一度先ほどの文章に目を通してみましょう。

 

 

Very young children are not naturally social and , as parents of toddlers ,say of eighteen months , will know , two such children do not so much play with one another as play in each other’s presence.

 

この中で難しい英単語って、実際のところtoddlers(とても小さな子供)くらいのものではないでしょうか?

 

それでもこの文章、分からないまま何度読み続けても絶対に読解できるようにはなりません。

この文の構造が分からないのであれば、分かるようになるまで、それこそこのたった一文を理解するまで1時間でも2時間でもかけていいと思います。

主語は何か?

主節動詞は何か?

全ての単語の品詞は何か?

副詞や形容詞、分詞は何を修飾しているのか?(この文章では分詞は登場していませんが・・・)

 

速読の概念とは相反するかもしれませんが、理解もできない内から速さを求めても正確な訳はいつまでたってもできません。

 

 

途中から読んでて分からなくなったけど・・・時間がないから先に行っちゃえ!

 

 

その結果、全体の理解度も30%くらいのまま問題に取り組む羽目になり、正答率も30%くらいといった事態に陥るわけです。

 

 

身に覚えはありませんか?

速読はもちろんできるようにならなければなりませんが、『速く目で追う』ことが速読ではありません

 

最初はものすごく時間がかかったとしても、正確に読み取るスピードを上げていくことが速読なのです。

 

さあそんなわけで、どんどん質問に来てくださいね!

授業は授業、質問は質問!

どんどんどんどん質問に来てください!

 

 

さて、ずっと忘れていた今日の英文(ふかわりょう著『ひとんちで充電すんなよ!』より抜粋)

 

 

 

 

You ask me to run together,and when you see the goal, you speed up and leave me behind , don’t you?

 

「一緒に走ろう」とかいってどうせゴール前で全力疾走するんだろ?

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

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