準オール5!
出ました準オール5!
※準オール5とは??
1教科だけ4で、残りは全て5の通知表のことを指します。
どん!
そして実力テストも総合1位!
(※塾生本人と保護者様の許可をいただいて掲載させていただいております)
う~ん・・・。
前にも言いましたが、学年1位の塾生を学年でビリを取ったことがある山口が指導をさせていただいているというのも、個人的には感慨深いものがあります。
内申点など山口の2倍以上・・・。
ただ、そんな優秀な彼ですが、入塾前から常に学年10位内くらいの成績を取り続けていたので、実を言うと当塾の指導そのものはそんなに影響を及ぼしておりません。
正直なところ、『当塾でこれだけ上がりましたー!』とか言いたいところではありますが・・・。
では何のために当塾を選んで通っていただけているのか?
理由はいくつかあるのですが、第一は『英語』、第二は『志望校に合格したその後』という2点に集約されます。
まず第一の理由である『英語』。
正直彼は入塾当時から相当な英語力を持っていました。
公立高校を目指す公立中学の生徒としては。
残念ながら現行の文部科学省の指導要綱では、『英語の文章を前から訳す』というやり方は推奨しておりませんので、彼の本来持っている力に読解のスピードが比例しては伴っていなかったのでした。
・・・で、その方法論を論じると、いつも通りこのブログがとてつもなく長くなってしまうことが予想されますので、もし興味がございましたら過去の記事をご参照いただけたらと思います。
とにかく、入塾当時の彼は、ハイスコアは取れていましたが、『英文を前から訳していく』という習慣がついていなかったのでスピード感は足りていなかったのでした。
今はどうなったかというと、愛知県の公立高校入試の過去問であれば、全てを20分で解けるようになりました。
本人曰く、『すごく簡単に感じられるようになりました。』とのこと(※彼はとても謙虚な性格の中学生です)。
課題についても、現在では開成高校や灘高校、筑波駒場や麻布などの最難関の入試問題に取り組んでおり、『5文型』『継続用法、非継続用法』『4文型の受動態』『仮定法』『準動詞』などの高校の単元を指導させていただいております。
正直中学生にはハードな内容ではありますが、本人の意欲的な性格も手伝って、非常に効果的に学習ができています。
そして第二の理由、『志望校に合格したその後』です。
むしろこちらの方が重要です。
彼は難関校を目指してはいますが、正直言うとよほどのことがない限り、合格するだろうと思っています(受験なので絶対はありませんが・・・)。
もっと言ってしまえば、正直当塾に通っても通わなくても、彼の合否には特に影響を及ぼすことはないとさえ言えます。
彼は入塾時から自宅でしっかりと『5~6時間の学習』ができていましたし、入塾後もかなり難易度の高い授業にもしっかりとついてきてくれて、宿題・課題もこなしてくれます。
ここまで自主的に、計画的に学習できる生徒は、正直塾に通わなくても結果が出せます(そして当塾にはそういう生徒が何名かいます)。
ただ、当たり前の話ですが、第一志望に合格することが最終のゴールではありません。
前職を含めて、本当にたくさんの生徒に出会う機会をいただきましたが、本当にもったいない生徒たちがたくさんいました。
岡崎高校や刈谷高校や西尾高校、時習館や一宮高校、明和高校や東海、滝などなど、愛知県には素晴らしい合格実績を持っている高校がたくさんありますが、それでも全員が旧七帝大や早慶上智、関関同立に行くわけではありません。
上に挙げたような高校で、高校3年生時点で全国偏差値が45という生徒もいました。
その結果を左右するのは、ずばり高校1年生の過ごし方です。
例えばとある進学校では、高校生で学ぶ内容は1年生で終わらせてしまって(物理や化学、社会などは除きます)、2年生からセンター演習を始めるところすらあります。
であるならば、当然1年生の間にしっかりと基礎を築き上げておかないと、センター演習などできるはずがないのです。
昨年暮れのブログで少し紹介させていただきましたが、旧七帝大や早慶上智、医学部に進む生徒たちは、1年生から『第一志望に合わせた受験勉強』をスタートさせているのです。
そしてそんな『高校1年生』という貴重な時間を漫然と過ごしてしまったがために、志望校のランクを下げざるを得なくなってしまった高校3年生をたくさんみてきました。
もちろん、2年生や3年生からスタートして、第一志望に合格していく生徒達もたくさんみてきました。
ただ、相対的にみて、『3年生になってからシャカリキに頑張った生徒』と『1年生の頃から少しずつでも地道に積み上げた生徒』では、後者の方が第一志望に合格する確率が高くなるのは、誰の目に見ても明らかです。
そういったわけで、今学年1位の彼に対しても、2年後3年後を見据えた指導をさせていただいております。
当たり前の話ですが、超がつく進学校には、各中学校のトップクラスたちが集まってきます。
スタートラインは同じでも、1年2年と経つ内に学年上位の生徒と、ついていけなくなってしまったグループに分かれていくのです。
ですので中学生諸君!
高校に合格したら騙されたと思って、最初の4月から全力で取り組んでください!
とはいえ、今は目の前の受験ですよね!
あと約2か月間、一番行きたい高校に行けるように、全力を尽くしてくださいね!
あとね、『おれはそんなに勉強頑張れないよ・・・。』という生徒諸君。
大丈夫、ほとんどの中学生(特に男の子)がそうですよ!
そして山口はそんな諸君の味方です。
前にもお伝えしましたが、自分は本当に『学年ビリを2回』取ったことがありますから。
学年ビリからでも成績なんていくらでも上がりますし、行きたい高校や大学にも行けますよ。
ただし『本当にこの学校に行きたい!』という気持ちと、やる気だけは持っててください。
それすらなくして、『誰でも成績が上がるよ!』などとムシのいいことを言うつもりは一切ありません。
いや~、でも正直なところ、そんなミラクルな学習法があれば、すぐさま本を書いて印税生活ができるのに・・・なんて思っちゃいますね!
でもそんな本が世の中に出版されていないということは、どうやら地球上にそんなおいしい話はないと言ってよさそうですね!
本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。