親孝行したい時分に親は無し
こんにちは。
私事にて少し教室を離れていましたが、昨日無事に戻ることができました。
受験の追い込みで一番忙しい時期に離れてしまいましたが、講師陣一同が踏ん張ってくれたので、特に大きな問題もありませんでした。
さて、その影響でブログの方をお休みしておりましたが、今日の内容もズバリ生徒諸君に向けてです。
常日頃から山口は、『両親や先生のために勉強するわけじゃない!』『自分の将来の目標のために勉強するんだ!』みたいなことをよく言います。
そして塾生のお父さんお母さんには、『お母さんががみがみ言ってもまったく効果がないので、それは僕らに任せてください。』とも伝えています。
でも中高生諸君、よくよく考えてみてほしい。
なぜご両親は諸君に、『勉強を頑張ってほしい。』『少しでもいい成績を取ってほしい。』『願わくば、少しでもいい高校や大学に行ってほしい。』と思っているのだろうか?
もちろん、周りのママ友に『うちの子はこんなにいい学校に通っているんです。』などと、自己の虚栄心を満たしたいがためではない。
一点の曇りもなく、諸君の10年後、20年後を考えてのことである。
塾生はご存知の通り、僕は中学時代は学年ビリを2回取ったことがあるし、内申点なんか20もなかった。
それでもどうにかこうにかして大学を卒業することができて、今に至る。
そしてそのことに今、本当に感謝している。
もし両親の支えがなかったらと思うと、本当にゾッとする。
自分自身がそうだったからよく分かるけど、諸君にとって今塾に通えていること、好きな趣味に没頭できていること、いや、恙無く学校に通えていることは、当たり前のようで当たり前ではない。
そのためにお父さんは身を粉にして働いている。
朝早くから会社に通い、時には理不尽な叱責を受けることもあるかもしれない。
どんなに疲れても表には出さず、夜遅くまで働いているお父さんもいるだろう。
体調を崩しても、仕事に穴をあけることなんかできない。
諸君は体調を崩したら無理をせず学校を休めばいいが、社会に出たら体調管理も仕事の1つとなる。
休めるとしたら、インフルエンザくらいのものだろう。
そういうしんどい思いをしながら(もちろん仕事を楽しんでいらっしゃるお父さんもいらっしゃるでしょうが・・・)、一生懸命働いているのは、言うまでもなく家族のため。
君たちに不自由を感じさせないように、みんなと同じように楽しい学生生活を送れるようにと頑張っているわけだ。
母親の愛情はそれをはるかに上回る。
母親の愛は本当に無償の愛。
大げさでも何でもなく、君のためなら命も投げ出すだろう。
父親よりも長生きをして、10年20年どころか、君たちの30年後、40年後のことまでも考えて世話をしてくれるのである。
だけど悲しいかな、それが分かるのは、きっと諸君が実際に社会に出るころだろう。
中学生や高校生、いやもしかしたら大学生の時分には、親があれこれやってくれるのは、当たり前にしか思えないだろう。
だけど冒頭述べたが、それらは当たり前ではない。
理解ができなくても、(うるさいなぁ・・・)と思いながらでもいいので、心のどこかにはお父さんやお母さんへの感謝の気持ちを持っていてほしい。
少しでもそう思うことができれば、必ず君たちの成長につながるから。
日々の学習に対する姿勢だって、絶対に変わっていくことを約束する。
少子高齢化で、若者の未来が大変厳しいと言われている昨今において、君たちが少しでもよりよい未来を切り開いていくことは、お父さんやお母さんにとって、何にも勝る親孝行になる。
さて、そんなわけであんまり塾っぽいブログにはなりませんでしたので、最後だけは塾らしいことを書いておきます。
明日、いよいよ国立前期です!!!
もうここまで来たら、自分の全てを出し切るのみ!
この今日の日まで頑張ってきたすべてを、後悔のないようにぶつけてきてくださいね!
そして公立高校入試もいよいよ2週間を切りました!
この直前の今が一番大切です。
やれることなんてたくさんあります。
数学や英語がニガテなら、社会や理科の第二分野などの暗記をひたすら頑張ってください。
数学がニガテでも、第1問の基礎問題や、第2問の穴埋め証明などはできるはず。
そこを確実に取るだけでも、半分は取れるようになっています。
だから最後の最後まで諦めずに、睡眠時間以外は全て勉強に注ぎ込んでくださいね!
本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。