英語学習でまったく役に立たなかったもの (第1位)
こんにちは!
今日は昨日に引き続いて、愛知県公立高校入試の数学、『相似な図形』について解説しようと思っていたのですが・・・、塾生から『それはやめてください!』との声が出ましたのでやめておきます(笑)。
そんなわけで、タイトルの通り『英語学習でまったく役に立たなかったもの』をお話してみようと思います。
最初に断っておきますが、当然のことながら『絶対的な意見』ではありません。
例えば、山口は常々『絶対に文法は必要!』と考えていますが、英検1級講師の都築先生は、『センスがあるならガチガチの文法は不要』という考えです。
実際のところ、東大の二次や、早慶上智に合格するような生徒は、ガチガチの文法は知らなかったりする子もいたりします。
ですので、まあ話半分くらいに聞いてください。
それで(これは役立ちそうだな・・・)と思ったら取り入れていただければいいですし、共感できないなと思ったら流し読みしていただいて構いません。
ただ、山口のように中学時代『英語で1桁の点数を取り続けていた』人間は、失敗もたくさんしています。
成功オンリーの人間の意見ももちろん貴重ですが、失敗を重ねた人間は『なぜ失敗したのか?』を経験と理屈を持って説明ができます。
さあではスタートです!
結論から言ってしまいますが、ズバリ『英会話』です。
ここで誤解のないようにお伝えしておくと、正しくは『日本語を話せないネイティブスピーカーの英会話授業』です。
でもこれ、よく考えたら分かる話です。
みなさんが英語圏の国へ行って・・・、いや、もう全然聞いたことないような言語の国がいいかもしれませんね、サウジアラビアへ行って、『アラビア語を話せない状態でアラブ人に日本語を教えなさい。』と言われたとします。
さあ果たしてまともな授業ができるでしょうか??
できないですよね?
できるわけがない。
『ワタシハ ニホンカラ キマシタ。』
『ワタシハ オンガクガ スキデス。』
おそらく片言の日本語を教えることすら困難なはずです。
そこで街に軒を連ねる『外国人講師が指導する英会話』教室のことを考えてみてください。
日本語が堪能な講師はいるのでしょうか?
いないとは言いませんが、かなり小数でしょう。
実際山口もとある外語学院に1年ほど通ったことがありましたが、日本語がきちんと話せて、日本語と英語の両方で文法を説明できる外国人講師は1人もいませんでした。
1人もですよ?
もちろん何も得られないとは言いません。
やはり発音については、どれだけ日本人が頑張ってもネイティブスピーカーには勝てませんから。
でもそれだけです。
What are you doing? は『ワダユドゥーイン?』と聞こえるんだ~、とか
I’ll call her later. は『アイォコーラーレイダー』みたいに聞こえるんだ~とか・・・。
でも正直それくらいのものですし、それくらいなら書店に並んでいる凡百数多のネイティブ監修のテキストから学ぶことができます。
外国人の友人がたくさんでき、インプットやアウトプットの機会がたくさん得られたことももちろんよかったですね。
でも結局のところ、そのためのノウハウは自分で学んだ『中学・高校英文法』ですし、自分で購入した無数のテキストから得た知識ばかりでした。
変な話、本当に英会話で学ぶのなら、『日本語が話せないネイティブスピーカー』よりも、『留学経験がある日本人英会話講師』の方が絶対にいいです。
みなさんの周りを見てください。
英会話教室に通っている生徒で、実際のところ模試やテストで毎回満点を取っているお友達はいますか??
断言しますがいないはずです。
そんなわけで、『英語学習でまったく役に立たなかったもの (第1位)』は、『日本語が不自由なネイティブスピーカーの英会話授業』でした。
最後に断っておきますが、『英会話がダメ!』と言っているわけではありませんよ!
日本語が堪能な講師なら、きちんと日本語と英語の文法の違いについても説明できるでしょうし、そんな先生なら高いお金を払ってでも学ぶべきだと思っておりますので悪しからず。
本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。