叱りつけてばかりいると、子供は劣等感を持つようになる ~続き~

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保護者様へ

続きです。

 

 

お父様お母様から見るとそうは思えないかもしれませんが、悪い成績が返ってきた時点で・・・あるいはテストが終わってしまった時点で、子供はものすごく落ち込んでいます。

 

 

山口のようなお調子者でも、表向きは明るく振舞って、心の中ではものすごく落胆していました。

 

もちろん母親が言っていることは全て事実です。

 

 

勉強なんてやらなかったし、ゲームと野球に没頭していましたし、全部自分の責任なんだからそれで落ち込むなんて図々しいにもほどがある!・・・と今自分で振り返っても思います。

 

 

だからと言って、追い打ちをかけるようにその事実を並べ立てても、子供は劣等感を持つだけです。

 

(自分が全部悪いんだ。)

(どうせ自分なんて、次もできないに決まっている。)

(自分がダメな人間だから、高校も行けないんだ・・・。)

 

 

こんなことばかり考えるようになり、自己を肯定することなんてなくなってしまいます。

 

 

 

当たり前ですが、これで勉強を頑張るようになんてなりませんし、勉強だけでなくその他のことにも消極的になってしまいます。

 

 

『どうせ自分なんて・・・。』

 

 

 

 

そう思わせないために、どんなに悪い結果を見ても1つ深呼吸をして前向きな言葉をかけてください。

 

 

『うわぁ・・・これはまた大変だったね!だけどこの小問は正解してるじゃん。』

『この文章題は難しいよね。実はお母さんが中学生だったころも同じ問題が出てね、お母さんも間違えちゃったのよ。だけどその後一生懸命復習したらできるようになって、入試でも同じ問題が出たのよ!』

『お母さんも協力するから、このできなかった残りの部分をどうやったらできるようになるか、一緒に考えてみようか!ただしゲームの時間はちょっとだけ減らしてみない??』

 

 

・・・とまあこんな感じでいくらでもいい風に言えると思うのです。

大切なことは、子供が自分自身を否定することなく、安心して前向きになれるような言葉に変換すること!

 

 

とは言っても、なかなか現実を目の前にすると冷静でいられないお母さんもいらっしゃると思います。

自分で言うのもなんですが、うちの母は本当に大変だったと思います(笑)。

頭では分かっていても、実際のテストの結果を見てしまうと我を忘れてしまうお母様もいらっしゃるのではないでしょうか??

 

 

そんなときは一度深呼吸して、少し冷静になってから話してみてくださいね。

また、お母様がストレスをため込むのもよくないので、体を動かしたり趣味に没頭したり、時には誰かに相談するど、必ずストレスを解消してほしいです。

その辺は実は小さなお子さんは本当に上手で、大きな声を出したり動き回ったり、彼らのできる最大限でストレスを発散しています。

 

 

お父様お母様の精神状態は、そのままお子様の精神状態につながりますので、くれぐれもマイナスのものを抱え込まないようにしてくださいね!

 

 

 

さて、西尾市内でも桜が咲いたと思っていたら、あっという間に夏模様になってしまいました。

 

 

去年の卒塾生が卒業して1年(当たり前ですが)、気になって1人の卒塾生のお母様へお電話しました。

大学でしっかりと楽しく頑張れているのかどうか、ずっと心配していたのですが・・・。

杞憂でした。

しっかりと単位も取っていて、楽しいキャンパスライフを送っているとのこと。

 

その卒塾生は素晴らしい大学に合格はしたのですが、残念ながら本人の第一志望ではなかったため、大学での勉学やキャンパスライフのモチベーションが維持できているのか、その点だけが気掛かりだったのです。

 

大学合格は大きな節目ではありますが、当然ゴールではありません。

できれば講義も全て出席して、単位も全て取って、サークルやアルバイトも全力で楽しんでほしいと願っています。

 

 

何やらお母様も、今日たまたま当塾の前を通って、(あれからもう一年か~、挨拶に行こうかしら??)と思ってくれていたらしく、何だかとても嬉しくなりました。

大学生活は人生で最も楽しい期間、全力で頑張って、全力で楽しんでください!

 

本日も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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