英語学習は文法を重視するべきか否か??
昨日前職の上司と食事に行ってきました!
こんな感じで今でも前職の同僚や上司とお会いすることがちょくちょくあります。
名古屋といえばコメダ、コメダといえばシロノワール、ということで『チョコバナナシロノワール』を2人で食べたのですが、中年男性2人そろってこんな甘いものを食べている図は、なんとも言えないものがありました・・・。
もちろん、とってもおいしかったです。
この上司の口癖が、『会社の責任は自分が取るから、ぐっさん(山口の呼称です)は常に目の前の子供とご家庭のことだけ考えて行動しなさい。』で、今でもその影響を大きく受けて今日にいたります。
改めて思いますが、前職で最初についてくれた上司がこの方で良かったなと心から思います。
そして夜は都築先生と今後の英語の指導について打ち合わせをしてきました。
英語の学習には完成形というものがありません(もちろん英語に限った話ではありませんが・・・)。
そうでなければ巷にこれほど多くの学習法や参考書が溢れかえることはないでしょう。
ちなみにですが、都築先生と山口の英語力はこんな感じです。
都築先生
・英検1級 TOEIC満点
・留学経験4年あり
・早慶上智や医学部医学科などの対策も可
山口
・英検準1級 TOEIC800点前後
・留学経験まったくなし
・G MARCHや関関同立対策可
このように単純な英語力だとはっきりとした差がありますが、面白いことに山口の方が文法を重視した指導をします。
都築先生はどちらかと言えば、英語という言語の感覚的な部分を重視して指導していきます。
もちろん、単純な文法力においても、都築先生の方が詳しいです。
で、文法に重きを置くか否かですが、これは実際にその生徒を指導してみないと分かりません。
本当に分からないのです。
例えばの話ですが、都築先生が担当していた生徒で早稲田大学に合格した去年の生徒、正直言うと文法はそこまで強くありませんでした。
ただ、英語のセンスそのものがずば抜けていたので、細かい文法の知識がなくても難文が精読できていましたし、(いい意味で)何となくで答えを選ぶ力を持っていました。
彼に文法中心の指導をしていたら、逆に彼の英語力にブレーキをかけていたはずです。
こんな生徒もいます。
中学までは英語の成績はとてもよかったのに、高校に入って授業の内容やスピードがレベルアップしてついていけなくなってしまった・・・。
できていたものができなくなってしまって自信を無くしてしまって、分からないまま時間が過ぎてしまう。
こういった生徒には逆に徹底して掘り下げて文法の指導をしてあげた方が、理解と自信につながることが多いです。
文法には(悪い意味での)『なんとなく』が存在しないので、一度文法を踏まえて理解してしまえば、その後根拠を持って答えを導けるようになるのです。
ですがどの指導法が合うのかは、実際に指導をしてみなければ本当に分からないのです。
先にも触れましたが、世の中には色んな形態の塾があり、書店で参考書や語学のコーナーに行けば、よくもこれだけ集めたものだと感心するほどのテキストが並んでいます。
『英語は言語だから感覚が大切だ!』
『受験英語は良くない!』
と言ったテキストもあれば、
『まずはしっかりと文法を理解することが大切』
というものもあります。
山口のデスクと本棚だけでも、こんなにたくさんの英語のテキストがあります。
※みなさんがこんなにたくさんの参考書を集める必要はありません。
というよりも、集めてはいけません。
指導する側は色んなアプローチの中からその生徒にあった学習法を模索する必要がありますが、学ぶ側のみなさんはあれもこれもと手を付ける必要はないのです。
みなさんは英語だけでなく、数学も国語も社会も、理系の生徒なら物理や数学もやらなければなりません。
一番無駄のない学習法で学んでくださいね。
そうなってくると、集団授業だけでは完全な理解につなげることは難しいことが分かります。
集団授業は1人の講師から、40人前後に向けて1つの学習法が提示されていくわけですから。
ただしもちろん、集団授業が悪いという話ではありません。
もちろんその集団授業がぴったりと合っていて、しっかりと理解と結果につながっているのであれば、あえて違う学習法を試す必要はないです。
もしも(頑張っているのになかなか結果が出ないな・・・)(一生懸命授業は受けているけど、ちょっと分かりにくいな・・・)というのであれば、違う学習法を考えなければならないのかもしれません。
もちろん、先生が悪いわけでもなく、学ぶ側のみなさんが悪いわけでもなく、ただ単に『その学習法が合っていないだけ』なのです。
受験生の時間は限られています。
ぜひともみなさんにぴったり合った学習法を確立してくださいね!
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。