言い訳をする、感謝の気持ちがない生徒は絶対に成績が上がらない
こんにちは!
今日のブログの内容は、ぜひぜひ中高生のみなさんに読んでいただきたいです。
初めに言っておきますが、今回のタイトルの内容は、山口が勝手に言っているわけではありません。
なんならお手元のスマートフォンで、『成績が上がらない』『言い訳をする』『感謝の気持ち』『他人の悪口』とかで検索してもらって構わないです。山ほどヒットしますから。
昨年度の卒塾生にいただいた花を見ながらふと思い出しました。
彼女たちはいついかなるときも、一切言い訳をしなかったなと。
毎年毎年のことですが、目標とする大学との偏差値が10以上離れている、または残りの時間が2年を切ってしまっている高校生には、『1日10時間勉強しなさい』と伝えます。
理由は昨日のブログで書いた通り。
単純に、それまで毎日毎日第一志望に合格するために、色んなものを犠牲にしてきたライバル達との差を埋めるには、それしかないからです。
根性論で言っているわけではありません(多少根性論も入っていますが・・・)。
サボりたいときもサボらず、5年6年毎日毎日しっかり3時間ずつ積み上げてきたライバルに、それくらいの努力も惜しんでどうやって勝てるのでしょうか??
勝てるわけがないのです。
しかし『1日10時間勉強』なんて、正直言うと浪人した予備校生でもない限り、物理的に無理なのです。
でもそこでどう思うか。
『そんなの無理に決まってるじゃん!』と思うか、『どうすれば1日10時間勉強できるんだろう??』と思うかです。
前者は普段の生活でも言い訳をしてしまう生徒が多いです。
『部活が忙しい』『勉強する時間がなかった』『学校の先生の授業が分かりにくい』『親がうるさい』
身に覚えがありませんか??
ちなみに山口はあります(笑)
高校時代こんな感じでした。
それはしっかりと結果で返ってくることになるのですが・・・。
誓って言いますが、偏差値が60以上の大学に合格していく生徒は、絶対に言い訳なんてしません。
正直考えてみてください。
『部活が忙しい』⇒そんなのみんなそうです。部活頑張りながら学年で5位以内に入ってるお友達、いませんか??
『勉強する時間がなかった』⇒そんなのみんなそうです。成績いいお友達の1日は30時間なんですか??
『学校の先生の授業が分かりにくい』⇒そんなのみんなそうです。その先生の授業で偏差値60以上のお友達はいませんか??
『親がうるさい』⇒まあこれは置いといて・・・。
言い訳をする生徒は、あたかも自分だけが置かれている境遇が特別なかのように言いますし、実際にそう思っていますが、もうこの時点で成績が上がるわけがない。
できない理由を他に作ってしまっている時点で、(今の自分の成績が悪いのは自分のせいじゃない。周りのせいなんだ。)と思っているわけですから、自分の学習する姿勢を変えようなんて思わないですよね??
『勉強する時間がなかった』『部活が忙しかった』などと言い訳を口にする生徒に限って、英単語の暗記すらやってなかったりします。
単語なんて『読む』『書く』『声に出す』、たったこれだけ。
理解する必要もなく、どこでもできる学習です。
これをやっていないというのは、そもそもやる気がないってことです。
ちなみに冒頭で紹介した卒塾生の女の子たち。
入塾してきた高校3年生の時点で偏差値が40切っていました。
最初の質問は、『過去分詞ってなんですか??』だったのを覚えています。
そんな彼女たちの最初の入塾面談で、『ターゲット1,900を最低でも10周』『ネクステージも完璧になるまで何周もする』『日本史の一問一答(東進)を80%完答できるまでやりこむ』『古文と漢文は夏休みの講習で仕上げる』ことを約束してもらいました。
あぁ、もちろん『1日10時間勉強してね』とも伝えましたね。
しばらくすると彼女たち必死になって聞いてきてくれました。
『山口さん、どんなに頑張っても1日10時間も勉強できないんです。どうすれば10時間勉強できるんですか??』
この時点で(彼女たちは大丈夫だな)と思いました。
そうなんです。
どんなに頑張っても、中高生がしっかりと学校に通いながら、睡眠時間も7時間確保した上で『1日10時間』なんて、勉強できるわけがないんです。
でも彼女たちは必死に信じて、『授業がない日も毎日自習に通って、最低5時間は勉強する』『家に帰ってからも1時間は復習する』『登校時にはターゲットの暗記をひたすらやる』『昼休みを含めて、放課の時間も全部勉強にあてる』、ここまでやったそうです。
2人で励まし合いながら。
ちなみに山口が『そうしなさい』と言ったわけではありません。
『1日10時間勉強しなさい』と言われて、彼女たちが自分で、自発的に行動したのです。
余談ですが、彼女たちの学校は進学校ではなかったので、放課の時間も勉強する彼女たちをみて、周りのみんなは笑っていたのだそうです。
でも彼女たちは強い信念を持っていたので、『そんなの全然平気です!笑いたければ笑っていいよ~って思ってました。』と言っていました。
さて、いつも通り前置きが長くなってしまいましたが・・・。
こういった心の在り方というのは、勉強以前の問題です。
やれマンツーマン指導だの、集団授業だの、効率の良い学習法だの、○○高校は良くて、△△高校は良くないだの・・・、それ以前に一番土台となる『学習する姿勢』がきちんと出来上がっていないと、どんなに恵まれた環境であっても君の成績はあがりません。
まずは1つ、どんなに言い訳をしたくても、本当にそれが自分のせいじゃなかったとしても、『できなかったのは自分に原因がある』と思ってください。
そしてお父さんお母さん、学校の先生に感謝の気持ちを持つこと。
お父さんは君たちが何不自由なく学校に通えるように、部活もできるように、友達と同じように中学高校生活が送れるように、塾にも通えるように、文字通り身を粉にして毎日働いている。
時には理不尽な目にもあっているだろう。
仕事を辞めてしまいたいと思うことだってあるかもしれない。
それでももちろん、『言い訳なんてしない』し歯を食いしばって毎日頑張っている。
お母さんはお母さんで、考え方や教育方針は十人十色だけれども、共通しているのは『無償の愛』で君たちをサポートしている。
冗談を抜きにして、『命がけで』君たちの将来のことを考えている。
もちろん、時には間違った考え方をしているお母様もいらっしゃるが、それでも土台のところは同じ。
『我が子に幸せになってほしい』という思いは十人一色でみな同じだ。
学校の先生だってそう。
時にニュースを騒がせてしまうような先生もいるので、全員とはいえないだろうけど、99%の先生方は、君たちが合格できるようにと願いながら授業準備をして、課題を用意して、職員室では君たちの質問に全力で答えてくれている。
もちろん、授業が上手ではない先生だっているだろう。
だけどそんな先生の授業で、しっかりと成績が上がっている友人がいるのも事実。
そんな友人に聞いてみるといい。
『おれさ、○○先生の授業分かりにくいんだけど、佐藤君(仮名)はどうやってそんないい点取ってんの??』
お父さんもお母さんも、学校の先生も塾の先生も、みんな君たちのことを思っている。
今日山口がグダグダと書き連ねた内容を全部実践すれば、100%成績が上がることを保証する。
でもどれもこれも簡単なこと。
・どんな時も言い訳をしない
・どんな時でも周りに感謝の気持ちを持つ
・自分のできる最大限で、部活にも勉強も全力を尽くす
たったのこれだけ。
これを1年間やっても何の変化も現れなかったら・・・、その時は『担任制指導のFIX』にクレームを入れてください(笑)