英検1級と準1級ではこんなに違うんです・・・。
こんにちは!
先日千種高校に通う塾生の女の子から、英語の質問をいただいたのですが・・・、
え!
こんなに難しいことやってるの??
ちなみにこのテキスト、山口が昔ネイティブ講師のオールイングリッシュの講義を受けていたときに使っていたもので、めちゃくちゃ難しいです。
何が難しいって、英文の内容もさることながら、論述形式であったり、『right neutral wrong』を読み手の主観で判断する問題なので、決まった答えというものがないのです。
う~ん・・・これはおもしろい!
※著作権の問題もあるかと思いますので、あえて遠目で。
英単語もしっかりと調べていて、努力の跡が伺えます。素晴らしい!
ただ山口はおもしろいばっかりですが、公立の中学校を卒業したばかりの高校1年生がやるにはなかなか内容がハードです。
ざっと英文に目を通しても、『仮定法の時制のズレ』『関係代名詞の制限用法、非制限用法』『無生物主語』『否定の倒置による強調構文』などが空気のようにさらっと登場してきますので、当然その知識なしでは読解で手も足も出ないでしょう。
加えて、本課題のメインテーマは読解ではなく、飽くまでも『論述』なので、ここから自分の意見をしっかりとまとめて、英語で表現しなければなりません。
何と言いますか、場末の一英語講師の山口が言うのもなんですが、どんどんこういう授業をやってほしいなと思います。
英語学習の最終的な目標は、当然コミュニケーションにあるわけですから、思考し言葉にして相手に伝えることに重きを置くべきです。
もちろん、文法や単語は、言わずもがな必要ですが。
さて、などと偉そうに言っておきながら、山口も久しぶりに英語のディベートに挑戦!
叩き台を作って英検1級講師の都築先生に添削していただいたのですが・・・。
※著作権の問題などはありませんが、恥ずかしいので遠目で(笑)
まあ~なかなかの修正をいただきました。
ちなみに山口ですが、ネイティブの友人と話すときに一番指摘されるのが、『難しい表現を使いすぎ!』ということです。
表現を難しくすればするほど、文章全体が長くなってしまい、それだけミスも増えてしまいますし、なによりも肝心の聞き手が分かりにくいですよね。
あと冠詞のミスが多いという点でしょうか??
有名な話ですが、ネイティブスピーカーは
①”I ate chiken.”と聞くと、(あ・・・チキンを食べたんだな。)と頭に浮かび、
②”I ate a chicken.”と聞くと、(え・・・!鳥を捕まえて、丸ごと1匹食べたの!?)と想像するのだそうです。
chiken単体だと、『鶏肉』という概念になり、冠詞がついてしまうとイメージが具現化されてしまい、『鳥そのもの』になってしまうのだそうです。
この辺については、その都度その都度覚えていくしかありません。
都築先生んの場合、高校生活を英語圏で生活し、もちろん英語で高校の授業を受けていたので、この辺の違和感はネイティブと同じように感覚でおかしいと気付くのだそうです。
なるほど・・・。
さてそんなわけで!
山口も近々英検1級に挑戦してみようかなと思っています!
ただ、準1級と1級の壁は結構大きいんですよね・・・。
都築先生に、『自分受かりますかね??』と聞いたところ、『単語と面接さえクリアできたら何とか大丈夫だと思います。』とのこと。
ただ単語が尋常じゃない!
手前みそながら、ターゲット1900やシス単など、大学受験英単語は100%覚えたと自負している山口ですが、英検1級だけはイリュージョン!
(こんなのいつ使うの!)みたいな単語のオンパレードなんですが、はい、それは言い訳ですね。
実際のところ、その試験で合格している人がいるわけですから、そんな愚痴をこぼしても何にもなりませんよね!
というわけで・・・中高生のみなさんも、(こんなの社会に出てから使わないでしょ!)みたいに言いたくなることもあると思いますが、それは100%言い訳です。
断言しますが、もしその教科が得意だったならば、(こんな知識は必要ない)なんて発想にはなりません。
できないから、やっていないからネガティブな思考になってしまうのです。
第一志望に合格するお友達は、その必要がないと思われる知識をしっかりと学んで、テストで結果を出すのです。
だから一緒に頑張りましょう!
もちろん、(いつになるか分かりませんが)、英検1級取ったら必ず報告します!
うぅ・・・準1級取るのでもめちゃくちゃ大変だったのに・・・。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!