高校2年生に求める学習姿勢
西尾市内の公立高校も期末テスト真っただ中ですね。
さて、以前から口酸っぱくして申し上げておりますが、どんなにここで頑張っても、テストが終わった瞬間に学習時間がゼロになってしまうようであれば、ここでどんなに良い成績を取っても何の意味もありません。
内申点が受験に直結するような公立高校の高校受験や、有名私立に推薦枠を多数持っているような私立高校ならいざ知らず、普通に大学受験を受験する公立高校に通う高校生諸君にとって、中間期末の結果はほとんど意味を持ちません(※教育改革の影響を受ける高校1年生は別です)。
誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、『中間期末を蔑ろにしてよい』というわけではありませんので悪しからず。
中間期末もしっかりとって、テスト期間中ではないときもしっかり学習して、模試でさらに良い結果を出すというのがベストです。
中間期末テストというのは、高校の先生が一生懸命作ってくださったものですので、蔑ろにしてよいわけがない。
ただ、その中間期末にだけシャカリキになって、テストが終わった瞬間に勉強時間がゼロになるくらいなら、そんな間違った勉強法は今すぐに捨ててほしいのです。
テストが終わったその日こそ、しんどい心と体に鞭を打って勉強してください。
きっとその日は羽を伸ばしたいでしょう。
部活も始まって体もきついでしょう。
お友達の誘惑もきっとあるでしょう。
そんな日に勉強をしたって、集中できないかもしれませんね。
それでも机に向ってください。
塾生は教室に来てください。
そのきつい時に頑張ったという経験こそが、一年後の受験の結果に大きな影響を及ぼすと肝に銘じてください。
一夜漬けで短期的に無理やり詰め込んで、テストが終わった瞬間に消えてしまうような知識は必要ありません。
きちんと長期的に、少なくともみなさんの一年後(正確には一年を切っていますが)の受験にしっかりと知識を残しておけるような学習習慣を心がけてください。
夏休みや冬休みなんて誰でも勉強するんです。
夏休みにみなさんが毎日5時間勉強しても、相対的にライバルが6時間勉強したなら、単純に君の偏差値は下がるものと思ってください。
4月になれば、今死に物狂いで勉強してきて、残念ながら結果を出せなかった現3年生もライバルに加わってきます。
今出ているみなさんの偏差値は、同じように部活を頑張って、まだ受験に対する準備もしていないような、同じくらいのライバルだけで競い合っているのです。
今C判定以下の結果が出ているならば、相当厳しいと考えなければなりません。
特に、英語と数学は膨大な学習時間が必要となる教科です。
それぞれ最低でも1,000時間くらいの時間が必要となると言われていますが、飽くまでも目安です。
今までサボってしまったのであれば、それでは足りないかもしれません。
1,000時間・・・。
残された日数を考えると英語、もしくは数学だけでも一日3時間の学習が必要となります。
みなさんには一日たりとも無駄にできる日はありません。
ただ、これは『何が何でも第一志望に行きたい!』と思っている高校2年生だけの話です。
もしも(まあ第一志望じゃなくてもいいかな・・・)と思っているのであれば、それなりの勉強でいいと思います。
でももしも君がどうしても『絶対に第一志望に行きたいんだ!』という強い思いがあるのであれば、自分自身のために必死になって頑張ってください。