英語さえできれば大概のことは何とかなります!

『英語だけができても仕方ないですよね??』・・・というご質問をいただきますが、それに対してははっきりと答えさせていただいています。

 

『英語さえできれば大概のことは何とかなります。』と。

 

もちろん、誤解のないようお伝えさせていただきますが、他教科もしっかりとできた方が良いのは言うまでもありません。

ただ、英語という教科は昔も今も、そしてこれからもしばらくの間は、かなり重宝されるというのは間違いありません。

 

現に自分なんかもそうですね。

大した社会経験もありませんでしたが、『英検準1級を持っている』というだけで、就職活動は圧倒的に楽に進みました。

 

もちろん、グローバル化が進む社会において、実際に英語が求められる現場が多いというのも理由の一つでしょうが、単純に『学生時代に英語を習得するために犠牲と努力を払った』ということも評価していただけるのだと思います。

 

たとえ実際に英語を使うような職業ではなかったとしてもです。

 

 

だからちょっと眉唾だと思われるかもしれませんが、信じてください。

『英語さえできれば大概のことは何とかなります。』(※くどいようですが、もちろん中高生諸君は他教科も頑張ること!)

 

もちろん受験一つを取っても、英語という教科が持つ影響力はあまりにも大きいです。

現行のセンター試験でも『配点が200点』。

 

日本史や世界史で頑張って8割越えしても、英語という教科の5割未満なのです。

 

なおかつ、同じ『配点が200点』の数学や国語と比較しても、そのコストパフォーマンスは大きいです。

 

高等数学などはある程度素養というものも求められますので、一定の限界があります。

 

国語に関しては、国語力というものは確実に上がりますが、点数が上がるかどうかは何とも言えません。

現行の国語に関しては、お世辞にも良問とは言えないのです。

 

数年前のセンター試験がよい例で、共通一次試験以来、初めて満点が出なかったということがありました。

 

これは異常事態ですね。

数十万人がマーク式で受験して、満点が1名も出ないというのは、もはや解答者ではなく、問題作成者に問題があると言わざるを得ません。

 

つまり、読解力を含めた国語力が上がったとしても、それが必ずしも得点につながるとは限らないのが国語という教科です。

 

 

そこへ行くと英語は違いますね!

 

当たり前の話ですが、英語圏では幼児でもホームレスでも、英語を自由に操ります。

言うまでもなく英語は言語ですので、正しく学習さえすれば『誰でも100%成績が伸びる教科』なのです。

 

ネックと言えば、

・私たちが普段使っている日本語とは、あまりにも構造が違う点

・言語なのでどうしても習得に時間がかかってしまうということ

 

この2点くらいでしょうか?

 

まあでも時間がかかるといっても、たかだか『1,000時間』難関校のことを考えても『1,500』時間程度の話です。

 

高校1年生からきちんと取り組めば、1日1時間から1時間半くらいしかかかりません。

 

センター試験まで残された日数が7か月程度で、もし今から本格的に英語をスタートさせるとなると、英語だけで1日5時間前後必要になってしまいますが・・・(そうならないためにも、対策は早ければ早いほど良いのです)。

 

 

さて、そして最後の最後になりますが、英語学習において最大級に大切なことをお伝えいたします。

それは、高等英語だと『国語力も必要になる』ということです。

 

国語の得点能力ではありません。

きちんと読んだ情報を整理し、アウトプットできる『読解力』が必要になるのです。

 

例えば次の例文を見てください。

【What is detestable in some critics of poetry is their way of laying down the law and telling us which poets we may read and which we may not. Our choice of reading is our own affair and if we have a genuine feeling for poetry we are just as likely as they are to make good one. We read the critics because they have given more time and thought than we have to the poets they are discussing and so can be helpful , but in the end our own judgement is the only one that makes for us. ・・・・・・・。】

 

すいません、長すぎるのでこれ以上のタイピングはギブです。

さあこの問題、当塾からも合格者が出ました、慶應の長文の一部です。

 

一生懸命タイピングしておいてなんなんですが、正直英文は読んでも読まなくてもいいです。

問題はこの文章の和訳です。

 

【詩の批評家のある人たちについて気に入らないことは、独断的な言い方をして、どの詩人を読み、どの詩人を読んではいけないと言うそのやり方である。われわれが何を読むかはわれわれ自身の問題であって、詩に対する純粋な感受性があれば、われわれとて、彼らと同じように、優れた選択ができるだろう。われわれが批評家の書いたものを読むのは、彼らの方がわれわれよりも、彼らが論じている詩人について多くの時間をかけて、多くのことを考えてきたため、われわれにとって役に立つこともあるからであるが、結局のところ、自分自身の判断が自分の役に立つ最良のものなのだ。・・・・・・。】

 

当たり前の話ですが、この日本語がスラスラ読みながら読解できないと、英語の文章には手も足もでません。

 

高校受験くらいの英語なら読解力などなくても対応できますが、少なくとも大学受験ともなると、国語力は間違いなく必要になるのです。

 

そしてこの国語力こそ一朝一夕に身につくものではありません。

ただし、これも正しく学べば、100%上がるものです。

 

それについてお話を・・・と言いたいところなのですが、すでに3,000字近くなってしまい、多分みなさんもこれ以上読むのはしんどいかと思いますので、また次の機会にご紹介させていただきます。

 

今日も一日頑張りましょう!

 

 

 

 

 

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