夏期面談と講習がスタートしておりますが・・・。

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雑談

ほとんど夏期講習の類は『やらなくてもいいですよ。』とお伝えしている山口ですが、今年ばっかりはそうもいきません。

 

基本的に学習というものは、指導そのものは最小限に、自分でできることは自分で頑張ることが肝要だと信じています。

 

当塾の設計図を書いてレイアウトを決めたのは実は都築先生なのですが、実際に工事をした業者さんからは『普通の塾はこんなに自習のスペースを取りませんけどいいんですか??』と念を押されたそうです。

 

しかしながら、狭くて息が詰まるような空間で、机もギュンギュンに詰めて座って、騒がしい空間で効率のよい学習ができるはずもありません。

 

そういった意味で、塾生1人一人が集中できるような環境を作ることに努めてまいりました。

 

ただ、今年ばかりは・・・今年の高校3年生ばかりはそれだけでは補うことが難しいです。

 

といいますのも、もちろん『センター試験最後の年』『私立大学厳格化による関東関西東海圏の大学の難化』が挙げられます。

 

ですがそれだけではありません。

 

今年の当塾の高校3年生は、どうしてもこれまでの受験生と比較すると、相対的に必死さが足りません。

その足りない必死さを夏期講習で補填するというのは、当塾の本意ではありませんが、今年の3年生は万が一にも浪人は許されないので、打てる策は可能な限り打たなければならないというのが本音です。

 

厳しい言い方をすれば、自習に来る頻度や学習に取り組む姿勢に関しても、現高校1年生や2年生に負けています。

 

成績のことを言っているわけではありませんよ??

 

ただ単純に、今の1、2年生、あるいあ中学生の方が一生懸命頑張っています。

 

そこでなのですが高校3年生のみなさん、もしも講習をやると決めたのなら・・・お父さんお母さんが『やってもいいよ』と言ってくれたのなら、その重みはしっかりと受け止めてください。

 

『受験生が夏期講習を受けるのは当たり前』

『親が講習代を出してくれるのは当たり前』

『夏期講習受けるし、これでもう大丈夫』

 

・・・くらいに思っているのならば、やらない方がマシです。

期待している効果なんて得られません。

 

もうこれも何度ブログに書いたか分かりませんが、夏期講習・・・いや、夏期講習と言わず毎日塾に通えていること、いや、学校に通えていることも、スマートフォンを持てていることも、何不自由なく毎日生活できていることも、お友達と楽しい時間を過ごせているのも、全てはご両親のおかげなのです。

 

厳しい言い方をしますが、君一人で勝ち取ったものは、今のところ何もないのです。

 

勉強というのはもちろん自分の将来と未来のために、君自身が頑張るものですが、そこに至る過程にはお父さんお母さんがたくさんの犠牲を払っていることは心に留めておいてください。

 

そんなの勉強に関係あるの??と思われるかもしれませんが大ありです。

 

ご両親が君たちの将来のために、どれだけ普段身を粉にして働いておられるのか、よ~く考えてほしいです。

 

どんなに体調が悪そうでも、仕事を休んでいるお父さんを見たことがないでしょう??

あるいは塾のお金だけでも何とかと、家事を切り盛りしながらパートで頑張っているお母さんもいらっしゃるでしょう。

 

そこに対しての感謝の気持ちもなしに、どうして君の勉強の質を上げることができるのでしょうか??

 

さきほどお伝えした通り、もちろん今の勉強というのは、受験生の君たち自身のために頑張っているものです。

でもそれを支えてくれているお父さんお母さんに、幾ばくかの感謝の気持ちがあってもばちはあたらんでしょう??

 

漫然と受けるのなら、夏期講習なんてやる意味はないです。

漫然と過ごす時間が増えて、それに安くはないお金をお父さんお母さんが払うだけになってしまいます。

 

それくらいならそのお金で旅行にでも行ってもらった方が絶対にいいです。

 

でもやると決めたのなら、夏期講習の授業も演習も、宿題も本気で取り組んでください。

 

宿題もね、『塾の先生に怒られるから』なんて浅い理由で取り組まないこと!

そんな学校の小テストだけを、その場限りでしのぐような学習の仕方はやめましょう。

 

この宿題の少しずつの積み上げが、半年後の受験に活きてくるのです。

 

付け焼刃で得た知識など、本番では何の役にも立ちません。

 

何度も何度も・・・愚直なほどに復習と反復を繰り返して、はじめて一回限りのテストで成果を発揮するのです。

 

(ああ・・・なんかコレ、見たことあるんだけどな・・・。)

 

それはやっていないのと同じです。

得点にならないのですから。

 

100%自信を持って答えるためには、頭の良し悪しなどではなく、どれだけ反復したかしかないのです。

 

・・・とそんなわけで、山口連日エキサイトしているな~と思われるかもしれませんが、願いはただ一つなのです。

 

それは『全員第一志望合格!』

去年の先輩はできたのですから、君たちにできないはずがない。

 

もちろん、本気で全身全霊頑張ったのであれば、第一志望じゃなくてもいいんです。

きっとその先何度でも訪れる困難に立ち向かえるでしょうから。

 

でもやっぱり、一生懸命頑張って一番行きたい大学に行く、これが一番いいに決まっています。

 

夏期講習をやるかどうかはさておき、悔いのないように毎日毎日を全力で過ごしてほしいと願います。

 

 

 

 

 

 

 

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