高校3年生のみなさん、よく頑張りました!(5名の塾生が偏差値15以上アップ!)
おそらくはじめてではないでしょうか??
山口が高校3年生をブログで褒めるのは・・・。
先日東高の3年生の模試の結果が一斉に返ってきて、夏を前に受験生全員を引き締めるべく、気合を入れていた山口だったのですが・・・。
ほとんどの高校3年生が大幅成績アップ!
もちろん、残念ながらほとんど成績が変わらなかった塾生もいましたが、これまでに一生懸命積み上げたものがあるから大丈夫です。
むしろ、こんな短期間で結果が出るとは予測しておらず、私たちの見込みでは秋口くらいに徐々に偏差値が上がっていくだろうと見込んでいたので、本当に嬉しい誤算でした。
一番上がった塾生は、偏差値40ちょっとからなんと59まで上がっていました。
山口は結構喜びが全面に出てしまうので、喜色満面といった具合でしたが、都築先生はやはり厳しく、授業後に『あんまりはしゃがないように。』とお叱りにをいただきました。
まあそれはごもっともで、みなさんの目標は偏差値を60取ることでっも70取ることでもありません。
第一志望に合格することが最終目標なんです。
例えば極端な話、センターを基準としたマーク模試で満点を取ろうが、早慶上智やG・MARCH、関関同立などの対策にはまったくならないですからね。
もちろん、指標にはなると思いますが・・・。
だから一回のテストで一喜一憂はしないように!(おまえが一番はしゃいどったやないかい!というツッコミはなしでお願いします)。
もちろん、成績が上がった君たちの影には下がってしまったライバル達がいて、彼らはもちろん次の模試に備えて万全に対策を取ってくるでしょうし、これからの時期は駆け込み寺のように、焦って一気に猛勉強を開始する高3生もどんどん増えてきます。
ここから先は簡単に下がることはあっても、成績を上げていくことは容易ではありませんので、より一層気を引き締めてください!
それにしても・・・これまでのブログを読んでいただければ分かると思いますが、中学生や高校1、2年生を褒めることはあっても、高校3年生を褒めたことは一度もありませんでした。
それだけ現高校3年生は例年にないほど危うかったのです(まだまだ気は抜けませんが・・・)。
何せ『勉強時間ゼロです!』とか『スマホばっかり触っちゃってます!』とか『宿題忘れてきました!』とかは序の口・・・。
中間期末テストが終わった途端に自習には来ないは、自習に来ても居眠りするはで、都築先生のものすごい雷が落ちまくって今に至るのでした(おかげさまで、今教室で居眠りする塾生は0名になりましたね。まあ寝た瞬間に強制帰宅なので、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・)。
もう何年も何年も指導をさせていただいておりますので、実は受験対策であったり、成績を上げるための指導というのはそれほど難しくはありません。
完全1対1ですからね。
加えて一回の指導に対して、1人一人に合わせてこれだけの授業準備と宿題を用意するのです。
例えばこちらの塾生の授業ですが、精読用の課題を3枚、英検準1級の長文課題2回分、センター試験の大問2と大問3用の課題、1週間分の宿題として単語と分詞構文の復習など・・・。
今数えてみたら、授業と演習、宿題合わせて60枚を超える課題を、たった1回の授業で準備しています。
当然ですがこれは過信ではなく、自信を持って100%理解していただけるとお約束できます。
そこらの学習塾みたいに、『よ~し、じゃあセンター試験では頻出の仮定法を今日はやるぞ~。仮定法はな~・・・』みたいな授業をやってるわけじゃないんです。
みなさん一人1人に合わせて、合格をするために必要なものを短期間から長期間にわたるまで、細かく計画を立てて指導に反映しているのですから。
しかしながら本当に難しいのは、難易度が高い単元を理解してもらうことではありません。
学習に対する姿勢を作っていくことはその何十倍も難しいのです。
どれだけこちらが100%の準備をしても、肝心の受ける側が同じように100%の熱量を持っていなければ、全てが絵に描いた餅です。
たま~に『勉強まったくやってません!』なんて高校生に遭遇しますが、はっきり言ってそんなマインドの生徒にどんな指導をしても(それこそ東進やスタサプなどの講師がマンツーマン指導をしても)、大した効果は得られません。
というよりも、ゼロです。
学習時間がゼロということは、たとえその日の授業で100%理解をしたとしても、1週間たつ頃にはきれいさっぱり忘れていますから。
もう何もやっていないのと同じです。
厳しい言い方になってしまいますが、そんなやる気のない生徒の成績を上げることは絶対に無理ですし、そんな彼らのやる気を醸成させることは、指導そのものよりも圧倒的に大変なのです。
・・・。
正直に言うと、もちろん全員ではありませんが、今年の高校3年生はそんな生徒が大変多かったのです。
いや~それにしても・・・。
本当によく頑張ったと思います(まだまだ全然途中ですが)。
山口からは叱咤激励(嫌味)を受け、時には都築先生の雷を喰らい(本当にこわかったですね)、それでも歯を食いしばって頑張った結果が今回出たんだと思います。
今回の素晴らしい結果は、みなさんが頑張ったからに他なりません。
だけどね、何度も言いますがこれはゴールでもなんでもなく、これから受験まで何度か訪れるターニングポイントの一つにしか過ぎません。
大幅に成績が上がった塾生はもちろん、あまり思っていたような結果が出なかった塾生諸君も、一喜一憂することなく励んでください。
やることは変わりません。
夏休みは全員『1日10時間以上勉強』してください。
質が大切だの、集中力には限界があるだのと世迷言は言わないでくださいね。
質なんて追及するのは当たり前、そこに量も伴わないと、結果なんて出ません。
このノートの持ち主は西高で不動のトップを維持し、最終的には名古屋大学工学部に合格、院もトップクラスで卒業し、今年から晴れて一部上場企業で新社会人となりましたが、夏休みの学習量は『1日15時間』がアベレージだったそうです。
君たちのライバルはそんな連中ばかりなんだと思ってください。
むしろ量で負けてどうすんの??
逆に質で勝てないのであれば、せめて量で圧倒しなさい。
たかだか単語帳の一冊や、ネクステ・ビンテージも終わらせていないのに、『量より質』だなんてちゃんちゃらおかしいでしょう??
そりゃあ医学部や早慶上智、国際教養大学なんかを目指してる連中に、今から肩を並べるくらいの英語力を短期間でつけることは難しいにしても、単語帳やネクステで近いところまで持っていくことは可能です。
だから『1日10時間以上』なんです。
諸君は数学も国語も、社会も理科もやらなければならないのですから。
正直10時間では足りないくらいなのですが、残念ながら人間に与えられた1日の時間はみな等しく『24時間』しかないので、これはどうしようもありません。
安城の祭りだの、港区の祭りだの、体育祭の準備だのあるかもしれませんが、それは第一志望に合格して、来年存分に堪能してください。
あと、『勉強のやる気』なんてものは自分で用意してくること。
そりゃあ山口だって、あらん限りの力を振り絞って、みなさんがやる気が出るような言葉をかけ続けます。
かけ続けますが・・・。
1を10にすることはできたとしても、0を1にすることは絶対にできません。
第一志望の大学には行きたい、でも勉強を頑張る気はゼロなんです、なんて中高生の成績を上げる自信はまったくありません。
考えてもみてください。
やりたくもないカバディやカーリングをいくら熱心に勧められても、やる気なんて少しも起きないでしょう??
(いないとは思いますが、もしカバディやカーリングをやっている方がいらっしゃったらすみません)
まったく同じ理由で、勉強を全くやる気がない子にやる気を起こさせる自信はありません。
でも10じゃなくていいんです。
せめて1だけでも・・・火種の部分だけでもいいので持って来てほしいです。
この受験は他でもない、君の受験なんですから。
合格までの道筋は私たちが作り、全力でサポートします。
だから君も全力で頑張ってください!