雑談です
本当に雑談になりますので、お手隙の保護者様に読んでいただけたら幸いです。
ただ、学習塾を考察し、選ぶ上での一つの指標にはなるかもしれません。
中高生諸君が読んでも特に得られるものはありませんので、単語のひとつやふたつでも覚えてもらった方がいいかなと思います。
ご存知の保護者様も多くいらっしゃるかと思いますが、元々いくつかの大手学習塾や予備校の講師が集まって起ち上げたのが当塾です。
まあほとんどの街の学習塾は似たようなものだと思いますが・・・。
開校当初ですが、最初の半年間は塾生が6名しかいませんでした。
前塾で指導させていただいていた生徒達を引っ張れば、簡単に塾生を集めることはできたのですが、それは法的にも、もちろん倫理的にもまずいところがあったので、どなたにも声をかけることはありませんでした。
ただそれはそれとして、生徒はまったく集まりませんでした。
とにかく電話が鳴らない!
業を煮やして5,000件ポスティングしましたが、それでもお問合わせがあったのは、たったの2件だったんですね(その2名がその後入塾してくれて、今も頑張ってくれているので、本当にポスティングして良かったなと思います)。
そりゃそうです。
大手学習塾ならいざ知らず、街の個人塾がいくら宣伝広告したところで、実際に行ってみようなどとは思いません。
それなら大手学習塾の方が心理的には安心できます。
ただし、大手学習塾の場合、宣伝広告費に莫大な予算がかかっているので、どうしてもお月謝は高めになってしまいます。
また、人材も豊富であるがゆえに、当たり外れもあります。
ある教室では有名大出身の先生がたくさんいるのに、ある教室では聞いたこともないような大学の先生ばかりなんてことも・・・。
ですからその点についてはご自身でしっかりと見極める必要があります。
ちなみに山口が以前勤務していた学習塾は大当たりです。
いい先生が多数在籍していました。
さて、話が反れましたのでもう一度戻ります。
そんなじり貧の状況が長く続いた当塾ですが、その年の春を転機に一気に塾生が8名入塾しました。
理由は至極簡単で、その年の卒塾生が素晴らしい合格実績を作ってくれたのです。
・・・とは言っても受験生は3名だけだったのですが、1人は早稲田大学(一般入試)、1人は中京大学(一般入試)、もう1名は淑徳大学(推薦入試)だったのです。
ちなみに残りの3名の内2名はまだ在籍しており、その塾生が東大A判定を出している高校2年生の男の子です。
そしてもう1名は、この春慶應高校に合格していきました。
そう、卒塾生達が圧倒的な合格実績を、現役塾生が素晴らしい成績を残してくれたおかげで評判になり、問合せが殺到したのでした。
そしてその後のたったの1年で、教室がいっぱいになるほどに塾生が集まってくれたのです。
私たちのような街の学習塾にとって大切なのは、お金をかけた広告宣伝などではなく、実績なのです。
例えばの話、もしも大手学習塾に通っていたお子さんが、第一志望に落ちたり成績が下がってしまったとします。
おそらく多くの保護者様は、(まあ大手学習塾だし、きっとうちの子が何かいけなかったんだろうな。)と思うのかもしれません。
しかし、私たちの学習塾で同じことが起こると、それにより引き起こされる結果は深刻なものになります。
おそらく(やっぱり街の学習塾じゃダメだったな)(大手に預けた方が良かった・・・) となるはずです。
正直山口が保護者様の立場ならそう思います。
繰り返しになりますが、私たちにとっての最大の広告宣伝は、卒塾生と現役塾生の圧倒的な実績と結果だけしかありません(もちろん、それを作ってくれているのは塾生のみなさんなのですが)。
もちろん、利益のことを考えていないといったらうそになりますが(利益が無ければ塾を存続させることすらできませんので)、重きを置いているところはそこではありません。
9割が塾生の成績UPと第一志望合格で占められています。
塾生の目標達成が私たちの利益につながっていく、そう信じています。
売上至上主義ですと、いかにして売上を作るかが真っ先にあって、それに支配されてしまうこともままありますが、私たちには一切それがありません。
ですから信じて体験授業を受けてくれた生徒、入塾してくれた塾生には全力の指導で対応させていただきます。
そればっかりはそんじょそこらの大手には負けません。
最後にですが当塾開校時に入塾を決めてくれた早稲田大学に合格した塾生のお父様と、現在も通塾してくれている東大A判定を出している塾生のお母様の共通のお言葉を紹介させていただきます。
開校前、まだ教室もなかった頃に、ヴェルサウォークのスターバックスの一画で入塾面談をさせていただいたときのことです。
本当に無名の当塾でよろしいのでしょうか?と尋ねさせていただいたときに力強いお言葉を返していただきました。
『私は塾の名前や看板に息子を預けるわけではないですから。』
奇しくも全く接点がないはずの、もう一人の塾生のお母様からも、まったく似たようなご返答があったのです。
その言葉は今でもありがたく受け止めさせていただいていますし、同時にあまりにも重たいため、行住坐臥身の引き締まる思いです。
今いる塾生諸君はもちろん、これからこの教室に来てくれるまだ見ぬ未来の塾生の皆様にも、変わらない熱量の指導を提供し、変わらぬ感動を共有していけるよう、私たちも日々精進してまいります。
・・・というわけで、本当に雑談でした。
いや~それにしても早稲田や慶應羨ましい・・・。
本日感慨深いな~と思いながら、彼が実際に受験した年の早稲田の問題を解きましたが・・・めちゃくちゃ難しい・・・ですね。
さあ現役塾生諸君も続きましょう!