英語に対する意識改革!【保護者様へ】
私がここ西尾市に来て、前職も合わせまして延べにして10年、このエリアで教育に携わらせていただいております。
人数にしますと1,000人近い受験生と関わらせていただいたことになります。
その長い経験から実感したことを、今日は歯に衣を着せずに話していきます。
【すべてのお子様の可能性は等しく平等です】
とあるタイミングから、私は入塾するお子様の体験授業の前に、”It is difficult for me to speak English.”を訳してもらうようにしました。
そこで返ってくる答えは、本当に一部の例外を除いて『私にとって英語を話すことは難しい。』なのです。
もちろんこの答えは間違いではないのですが、そう答えるお子様は必ずどこかのタイミングでつまづきます(かつての私がそうであったように)。
子ども達に『前置詞forの意味は??』と尋ねると決まって、『~にとって』『~のために』としか返ってこないのですが、これは前置詞”for”が持つたくさんの意味の中の一つにしか過ぎません。
もちろん、公立高校入試はこれで乗り切れます。
ただし高校に入ったタイミングで様子が違うことに気づくのです。
詳細についてはこの場では割愛させていただきますが、このことは”The train left for nagoya.”であったり、地下鉄に乗ったら必ず流れてくるアナウンス、”This is the train bound for Nagoya.”のことを考えると分かりやすいと思います。
もちろん最初の文章は、『電車は名古屋にとって去る。』ではなく『電車は名古屋に向って去った。』と訳すべきですし、2つ目の文章も、『こちらはは名古屋のための電車です。』ではなく『こちらは名古屋行きの電車です。』
盲目的に前置詞forが『~にとって、~のため』と教えられた子供たちは、高等英語で難解な文章で必ずつまづくことになります。
これらは早期の段階で手を打つことで必ず改善できるのです。
そんなに大変な話ではありません。
例えばリンゴの絵を見せて、”a dollar for an apple”と書いたなら、『リンゴのための1ドル??』と疑問に感じることでしょう。
そしてよくよく考えると『1個のリンゴに対して1ドル』ならピンとくることに気づくでしょう。
これは飽くまでも一例に過ぎません。
暗記することはもちろんとても大切ですし、何なら英語は9割方暗記で占められている教科といっても過言ではありません。
しかしながら、闇雲な暗記は百害あって一利なしなのです。
例外が出てきたときに全く対応ができなくなりますので。
膨大な暗記の中に、硬軟自在に対応できる思考力を身につけるために、早期段階での対策が望ましいのです。
先の例は中学生くらいならすぐに腑に落ちますが、がっつり受験英語を通ってきたガチガチの高校3年生に説明しても、イマイチピンと来ないのです。
彼らの言い分はもっともで、(でもずっとこれで教わってきたし・・・)と思い、なかなか新しい発想は受け入れがたいのです。
授業準備が始まりますので、続きはまたのちほど!