1軍(塾は今のところ通常通り開校予定です。また、明日は体験授業や講師研修が入っており教室は開いていますが、塾はお休みとなります。)
・・・というわけで、前回のブログでもちょっと触れておりましたが、某公立高校のパリピ女子4人組のご紹介をさせていただきます。とその前に・・・。
コロナウィルスによる休校が発表されていますが、当塾としては今のところそのまま開校を予定しております。
いや~本当にもう今年の3年生を象徴するような4人組の女の子たちでした!
入塾してきたときにそれこそ本当にすぐ分かりました。
あ、この子達はイケイケだなと。
正直彼女達がこんなに頑張るとは、山口もまったく予想しておりませんでした。
でも結果として、本当によく頑張った。
よく自習にも来ていたし、参考書もボロボロになるまで使いこんでいましたし、質問にもよく来てくれましたからね。
そして何よりも素晴らしいのは、4人とも悪い意味での仲の良さがなかったこと。
教室ではもちろん一言もしゃべりませんでしたし、ものすごい集中力を持って学習に取り組んでいたんですんね。
厳しい判定が出ても(事実ずーっとE判定続きでした)、都築先生の雷が落ちても、時には悔しくて涙を流すようなことがあっても、山口の嫌味や小言にも腐ることなく、彼女達は誰一人心折られずに頑張りましたし、それに見合う結果も手にしてくれました。
誰から紹介していこうか悩んだのですが、入塾順にご紹介させていただこうと思います。
【1】合格した学校を全て教えてください。
椙山女学園大学 日本福祉大学
【2】授業を受けた教科と担当講師を記入してください。また、どれくらいの期間指導を受けたかを教えてください。
英語 都築先生、国語(古文)山口先生
【3】担当講師と教室にメッセージをお願いします。
都築先生へ。
1年間ありがとうございました。3年生のはじめは勉強への意欲が全然なくて、授業態度が悪かったこと、本当にごめんなさい。でも夏休みになり自分なりに頑張って、また都築先生にみてもらいたいなって思いました。先生に褒めてもらえるのが嬉しくて、勉強頑張ろうと思えました。授業が楽しかったです。第一志望合格できて良かったです。ご指導ありがとうございました。先生のおかげで合格できました。
【4】受験で一番つらかったことを教えてください。
ターゲット1900 日本史
【5】受験で一番頑張ったことを教えてください。
単語とネクステは頑張った。日本史は教科書。生活リズムを整えること。
【6】(都築)先生がほめてくれる一言一言がとても嬉しかった。
【7】最後に後輩たちにアドバイスとメッセージをお願いします。
日本史は最後まで頑張れ、めげずにやった方がいい。最後の最後に結果が伸びる。変にいっぱい参考書変えなくても教科書だけで充分。
【最後に山口から】
もう第一志望に合格しちゃったから言えますが、彼女なんと・・・3年生の夏くらいに解いたセンター試験の過去問の英語の得点が18点だったのです(※200点満点で)。
あと模試の結果もチラ見せいたしますね。

本当に厳しいところからの大逆転でした。
でもだからと言って、(なんだ、夏にボロボロでも何とかなるんじゃん)なんて露ほどにも思ってほしくないですね。
彼女の場合は勉強をサボってその結果だったのではなく、めちゃくちゃ頑張った上での18点やE判定だったのです。
その時点ではターゲット1900(単語帳)は半分以上終わっていましたし、実のところ指導計画は順調に進んでいましたのでまあ大丈夫かなと目論んでいました。
といいますのも、志望校が具体的に固まってさえいれば、そこに向けての対策を取ればいいのです。
そのためには(本当に申し訳ないのですが)学校のカリキュラムはほとんど無視して、それこそほとんどの高校が取るであろう旧センター試験対策もほどほどに、彼女の第一志望に合格するためだけのカリキュラムを作成して指導にあたりました。
ただ誤解のないようにお伝えさせていただきたいのですが、学校のカリキュラムを否定するものではありません。
集団授業では様々な学力の生徒を一斉に対応しなければならなくなるので、できることは有限なのです。
私が高校の教師であったならば、やはり同じようにセンター対策を中心に指導カリキュラムを作っていたはずです。
しかしながら高校3年生になって、その時点で順調に学力が上がっている高校生もいれば、もちろんそうじゃない受験生だっています。
後者に対して同じようにセンター対策の指導をしていいはずがありません。
例えば文型や時制をきちんと理解していないのに、『仮定法』『分詞構文』『名詞構文・強調・倒置』など理解できるはずがないのです。
バットを持ったばかりの6歳児に、大谷翔平が全力投球し続けるようなものです。
どんなに練習法が一流であったとしても当たるわけがない。
そしてそのことに気づく機会も与えられないまま、高校3年生になってしまった受験生をこれまでもたくさん見てきました。
いいんです別に。
高校の先生が入学式で『うちの授業を受けて課題をしっかりとこなしていたなら、第一志望には合格できますから塾なんて行かなくてもいいんです。』と言っても。
私が高校の先生でも同じことを言うでしょう。
でも高校3年生になって結果が出せなかったのなら、いさぎよく保護者面談などで、『残念ながら○○さんの成績は上がらなかったので、後れを取り戻すために塾に通わせてあげてください。』とお伝えするべきです。
言われた通りにやって上がらなかったのですから。
事実中高一貫の私立では、塾や予備校に通っていることが前提で授業が進んでいきます。
『○○君はうちの授業についていけていないので、学習塾に通わせてあげてください。』くらいのことも平気でおっしゃられます。
話を元に戻しましょう。
そんなわけで彼女の場合も第一志望に特化した指導を続けましたし、何よりもご本人やお母様のご理解・ご協力がいただけたことも大きいです。
言われた通りにものすごく頑張っているのに、なかなか結果が出ない時期が続いたことは本当に辛かったと思います。
でも何も疑わず信じてくれて、そして本当によく頑張ってくれました。
毎日ラストの22時まで残って勉強していましたし、最後の最後までボロボロのネクステを持って質問に来てくれました(いつも申し訳なさそうに『今って質問いいですか?』が口癖でした。)
そう、カリキュラムだのなんだのの前に・・・彼女が頑張ったから合格を勝ち取った、ただそれだけのことなんですね。
当ブログによく登場するこのターゲットの持ち主は彼女だったのです。



いや、もう最後の方なんてターゲット1冊、まるまる全部派生語まで全部覚えてましたからね。
『単語が覚えられません』だの『英語の成績が上がりません』だのは、まずここまで頑張ってから言っていただきたい。
厳しいことを言いますが、これくらい頑張っている中高生がそんな弱音を吐いたのを見たことがありません。
そして『英語が嫌いです。』とも言いません。
誓って言いますが、もし君が英語や数学が得意ならば『数学が嫌いです』とか『英語や古文が将来何の役に立つんですか?』とも言わないでしょう。
不平不満が出てしまうのは結果が出ていないから、もしくは自分が納得いくまで頑張れていないかのどちらかです。
でも当たり前の話ですが、自分が納得いくまで頑張ったならばそんな不満も出ないでしょうし、結果が出たら最高ですよね?
別にうちの塾じゃなくてもいいです。
でももしも本当にどうしても行きたい高校や大学があるのであれば、他でもない君自身が全力で取り組んでください。
学校の先生やご両親、塾講師ばかりが一生懸命頑張っても仕方ないんです。
君が頑張らなきゃ。
・・・というわけで連日『成績優秀者発表!』だの『合格体験記』だのご報告させていただいていますが、実際のところみなさんが頑張ったからなんですよね。
私たちは後ろから背中を押しただけ。
それでも頑張るかどうかは本人次第なんです。
ずーっと背中を押されっぱなしじゃ前に進む力はつきませんし、結局のところみんな最後は1人で頑張ったのです。
うちは広告宣伝一切やっておりませんので、こういった形でみなさんのご協力をいただいていますが、実際のところはみなさんが自分の力で勝ち取った結果なんですね。
さて、そんなわけでこんな感じで一気に残り3人の合格体験記も書かせていただきます。
しかしま~今年の3年生達が来なくなって・・・めちゃくちゃ寂しいですね。
例年のことですが、みんな毎日自習に来てましたし、最後の最後、22時まで残って勉強して質問にも何度も来てくれて・・・いや、もう本当に寂しいですよ。
というわけで新高校3年生やこれから入塾する生徒諸君も、ガンガン質問に来てください!
うちが季節講習をあまりお勧めしないのは、『質問に来てくれればそれで充分なことが多い』からなんです。
もちろん、受験に必要とあらばご提案しますが、私たちは授業外の質問を制限して、『○○君はこれが理解できていないので夏期講習やりましょう!』なんてことはしませんし、したくないのです。
そんなわけでもっとガンガン自習に来てくださいね!
【追記】
コロナウィルスの影響を勘案した結果、当塾は通常通り教室は開けさせていただきます。
ただどうしても任意とはなってしまいますが、ご家庭側の希望により授業のお休みは当然振替対応させていただきます。
該当される場合はお気軽にご連絡くださいませ。
また別件になりますが、ありがたいことに間もなく山口と都築の枠は埋まってしまいます。
実際のところ少し余裕を持たせてはいますが、質問対応や授業準備、指導カリキュラム作成などにも時間や労力を割きたいので、例年通り早めに締めきらせていただくことになると思いますので予めご了承くださいませ。