英語0点、偏差値29から英検準1級を取る方法(…とかいうとどこぞのネット商品のタイトルみたいですが、実際はまったくおいしい話でもないです。でも確実な話でもあります。)
・・・というわけで日中は汗ばむ陽気です。
今日も一人教室に来たのですが、何となく人通りが多い・・・と思ったら、よく考えたら自粛期間関係なく世間はゴールデンウィークで子どもの日なんですね。
ちなみに早朝西尾市内を散歩していたら、小さな用水路の浅瀬に巨大な鯉がいました。

いや、本当にそれだけなんですが、こんな浅瀬でも生きていけるのだろうかと、ちょっとだけ心配になりました。
【英検や旧帝大、難関私立の英作文には絶対に添削が必要!】
当然といえば当然の話です。
英語と言わず、日本語でも記述の問題では添削が必要になるのですから、他言語はいわずもがなですね。
昨日のブログで『都築先生のネイティブチェック』と表現しましたが、もちろん都築先生自身はネイティブではありません。
しかし、日本で生活しながら、受験勉強メインで英語を学習してきた山口と、英語圏で24時間英語の生活を数年続けた都築先生では、そもそも発想に大きな違いがあります。
山口自身、英検は準1級ですし、(実はそんなにありがたいものではない)TOEICも900点は超えていますので、英語は弱いどころか強いと俯瞰して自己診断していますが、都築先生とは大きな違いがあります。
【例えば『明日の午後、名古屋では局地的な雷雨がある可能性があります』を英語で書くとどうなるのか?】
中学生にはちょっと厳しいかもしれませんが、高校生はぜひ挑戦してみてください。
ちなみに山口の文章は次のような感じでした。
(悪い例)”There is a possipility that there will be partly thunderstorms in Nagoya tomorrow afternoon.”(14単語)
文法的には間違いないです。
ただ、いわゆる『受験英語』がメインの山口らしい、日本人が日本語を直接英語にしたような、いわゆる冗長な文章になってしまっています。
一言で言えば『分かりにくい』ですね。
同じ日本語を都築先生が書くと以下のようになります。
“Nagoya may get isolated thunderstorms tomorrow afternoon.”
『可能性がある』を助動詞”may”で1単語で表現して、動詞”get”(haveでもいいそうです)を使ってシンプルなSVO(第3文型)の文章になっています。
普段の英作文の指導では塾生のみなさんに、『とにかくシンプルに!』をモットーに指導させていただいておりますが、ついつい生粋の日本人の山口だとこうなってしまいます。
『名古屋』という地名を主語に置くのは、私たち日本人には絶対にない感覚です。
ちなみに入試で書く分には、山口の英文でも問題ないとのことですが、ネイティブが聞くと違和感というか(なんでそんな難しい言い方をするんだ??)と思われるのだそうです。
こういった言語感覚のズレは、やはり第三者に添削してもらうほかありません。
読む分にはいくらでも独学で頑張れますが、『話す』『書く』となると、第三者に見てもらった方が、はるかに時間帯効果が高いことをお伝えしておきます。
【昨日の早稲田の英作文問題を山口が書いたらこうなりました】
昨日のブログで少しだけ触れさせていただきましたが、山口も全力で英作文を書いてみましたので(本当にお暇な方だけ)見ていただけたらと思います。
なお、問題文は昨日のブログを見ていただけたら幸いです(このブログの書式、なぜかコピー&ペーストを受け付けないんです・・・)。
簡単に書くと、『日本ではタバコを違法に定めるべきか、理由を二つ挙げて賛成か反対かどちらかの側に立ち述べよ』みたいな問題でした。
ちなみに英検もそうなのですが、この手の問題は圧倒的に『世論がどちら側なのか?』を考えて賛成か反対かの意見に立ちましょう。
例えば、『体罰は必要か否か?』というテーマでは、恐らく世論は反対の側の意見が圧倒的に多いはずです。
このテーマで『体罰は必要』という賛成側の意見で書くと、採点者の中の基準というかハードルが一気に上がってしまうので、避けた方が無難です。
平たく言えば、『個人の主観は求められていない』ということです。
したがって今回のテーマ、『喫煙』も個人の嗜好ではありますが、世間的には圧倒的に反対派が多いはずです。
だから迷わずみなさんも『喫煙は違法にするべき』の立場で推敲してください。
なお、慣れないうちは、簡潔でよいので日本語でメモ書きしておくといいと思います。
ちなみに山口の文章は以下の通りです。

【(メモ) 『喫煙は法で取り締まるべき』
理由1 経済的に大きな悪影響がある。(医療費などの面で)
理由2 単純に火災の原因を削減できる。国内の火災の原因1位はタバコの不始末。
タバコは自分の力ではやめることが難しい
(以下山口の解答)”I think that somoking should be made illegal in Japan for follwing two reasons . First , smoking has negatively affected the economy with regard to medical bills in Japan . The existence of many patients who suffer from especially lung cancer costs the goverement enourmous medical bills and gives rise to great loss . Without smoking, we would be able to reduce useless cost . Second doing away with smoking should be able to reduce the risk of conflagrations . These days , we have a lot of confragrations in Japan , which take a lot of lives . In fact , smoking is one of the worst confragration reasons in Japan . The negative effect of smoking ,however , makes it difficult for a lot of smokers to stop smoking . That is why it is almost impossible that they would be able to stop smoking for themselves . In conclusion , the goverment should ban smoking in Japan . 】
・・・。
ちなみに都築先生によると、受験的には合格点は取れるけど、とにかく表現が堅いとのことです。
まさに受験英語の文章ですね。
言い訳になるかもしれませんが、受験的にはこれでOKなんです・・・って完全に言い訳ですね、失礼いたしました。
ちなみにこの文章を日本語にすると、以下のようになります。
【私は以下の二つの理由から、日本では喫煙を法的に取り締まるべきだと考える。第一に、わが国では喫煙は、経済的に悪影響を及ぼしているからだ。とりわけ肺がんで苦しんでいる患者にかかる医療費は、政府に大きな出費となっているし、もちろん大きな損失につながっている。もしもタバコそのものがなければ、私たちは無駄な出費を削減できるだろう。第二に、タバコというものを撤廃することにより、多数の火事を減らすことができるはずである。実際のところ、日本における家事の最悪の理由の一つはタバコである。最近では多くの火災が多くの人命を奪っている。しかしながら、タバコが持っている悪影響を鑑みると、ほとんどの喫煙者が自分一人の力で禁煙することは難しい。したがって、日本では喫煙を法的に取り締まるべきだ。】
・・・個人的には7年前までスーパーヘビースモーカーだったので、『喫煙は取り締まっちゃダメだ!税収に貢献してるやないか!』と当時の山口なら言いたいところですが、もういまやタバコは『悪そのもの』ですもんね…。
余談ですが、山口は外来にも行かず、根性だけで禁煙しました。
いや・・・これは中高生諸君には分からないだろうけどすごいことなんだよ??
部活で毎日20km走らされたのよりも、高校3年生になってから睡眠4時間でユンケル飲みながら勉強したのようりも、圧倒的にしんどかったです。
人生後にも先にも、あれほどしんどいことはないだろうなと大げさじゃなく言えます。
中高生のみなさんは、絶対に興味本位で吸わないようにね!
さて、タイトルにありました【英語0点、偏差値29から英検準1級を取る方法】ですが、毎度いつもの通り、本ブログが長くなってしまいましたので、明日書かせていただきます。
今日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。