ガンガン質問に来てくださいね!   難関大対策を早期にやらなければならない理由

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教室長ブログ

昨日の帰り際ですが、石川先生に声をかけてもらいました。

『最近ブログを更新されていないようですが、大丈夫でしょうか??』・・・とお気遣いいただいたのですが、全然大丈夫です!

教室を開校してから、当然自粛期間中に貯まっていた未指導分も指導計画を立てていく必要があり、ちょっとだけ忙しくなってしまったから更新できなかったのです。

忙しいとはいっても、1日3授業から、多くても5授業なのでそんなに忙しそうには見えないのですが、実際のところ山口の場合は1授業に対して2倍の準備時間がかかっているため、なかなか大変で・・・ってこれは言い訳ですね、失礼いたしました。

でもやっぱりみなさんに授業をさせていただける時間と、そのために自分が勉強して準備する時間は楽しいですね!

さて、そんな石川先生ですが、昨日は空き時間フルに質問対応で埋まっておりました。

学校の授業がない今こそ、授業外の時間もどんどん質問に来てくださいね!

【この自粛期間中に大きな明暗が分かれます】

当塾の塾生の様子を見ていても、この学校がない期間もしっかりと学習できている中高生と、そうじゃないグループに分かれています。

年頃の中高生なので、学校もなくて家に1人でいながら勉強するモチベーションを維持するのは大変だとは思いますが、当然のことながら今やるかやらないかは大きな差が出てきます。

当塾の塾生で、一番勉強をしている高校3年生は、毎日13時間の勉強を継続しているということで、単純にそれが4月5月の2か月間だけでも、計780時間学習するということになります。

780時間あれば・・・おそらく市販の単語帳とネクステ(ヴィンテージなどでも可)が2、3周できて、それでもお釣りがくるくらいです。

彼の場合は名古屋大学が第一志望なので、当然それくらいはやってもらわないとと思っていますが、正直志望校がどこであれ、最低でも毎日5~6時間の学習は必須です。

本来あるべき学校がないのですから。

中学校高校の授業時間を丸めて50分としたとして、本来ならば毎日5~6時間あったはずの学習時間がないのですから。

もちろん事情が事情なので、みなさんの気持ちを汲みたいところではあるのですが、厳しいことを言えばそんなのみんな同じなわけで、この期間にサボった中高生にはそれなりのものが返ってきても仕方ないと思っています。

でも今からでも遅くはありません。

学校が始まるまでにまだ2週間あります。

この期間にできることを頑張ってください。

例えば多くの中高生がニガテとする英単語の暗記。

みなさん本当に本気でやっていますか??

しつこいですがここまでやりこんでますか??

英単語を覚えるのに、得意も不得意もありません。

見た瞬間に暗記できる『フラッシュなんとか』みたいな能力でもない限り、地道に繰り返す以外に効果的な手段はないのです。

リビングにいる時間もお風呂に入っている時間も、放課の時間も電車の移動中も常に単語帳持ってるくらいまでやって、それでも覚えられないというのであれば『本当に単語の暗記がニガテなんだね』って話になりますが、やってないでしょう?

英単語が覚えられないという中高生(特に高校生)の単語帳ほどきれいで、特に頑張った痕跡もなかったりします。

覚えられるんならいいんです。

別に単語帳をボロボロにしなくても。

でもシンプルに、単語の暗記って時間も労力もかかるんです。

覚えられなければ覚えるまで、一日2時間でも3時間でも、なんならこの自粛期間中に『何をやったらいいか分からない』というのであれば、10時間英単語の暗記でもいいと思います。

もちろん、受験は英語だけではないので、その学習の仕方がいいかと言われたらお世辞にも褒められたものではありませんが、『やらないよりは全然マシ』です。

このコロナウィルスによる空白の2か月間、しっかりと勉強したか否かの差は例年以上に大きく差が出ます。

例年以上に頑張った受験生と、そうじゃない受験生の差が大きく出ることになると思われます。

大学入学共通テスト本番まであと8か月ほど。

この2か月間を頑張った受験生もそうじゃない受験生も、改めて姿勢を正して机に向ってほしいと願います。

【大学入学共通テストレベルと早慶などの難関校では、問題の難易度に天と地ほどの差があります】

さて、冒頭で『山口は授業準備に時間がかかる』みたいな話をしたと思いますが、その理由の一つが『早稲田や慶應の過去問を指導に使っているから』ということが挙げられます。

端的に言ってしまうと、『大学入学共通テスト』レベルの問題と、早稲田や慶應の入試問題とでは、リトルリーグとメジャーリーグくらいの差があります。

ちなみに余談ですが、大学入学共通テストの英語の問題、当塾ではすでに10名ほどの塾生に解いてもらいましたが、満点2名、一番間違えた塾生でも6問不正解でした(理系の生徒です)。

はっきり言うと、旧センター試験よりもはるかに難易度が落ちています。

正直なところ、もっと難しい方がよかったのですが・・・(問題が簡単だと平均点が上がってしまうので、本当に勉強を頑張った受験生との差がつかなくなってしまうからです)。

ただ、受験そのものは『大学入学共通テスト』だけで終わるわけではなく、ほとんどの受験生は本命の私立や、国公立二次を受験するわけで、むしろそこで差がつくと言えます。

つまり・・・中学生高校生問わず、最終ゴールが『大学受験』であるならば、目指すものは『大学入学共通テスト(旧センター)』ではなく、もっともっとその先の、『第一志望』に向けたものでなければなりません。

その中でも最高峰は『早稲田と慶應』ということになります。

手前味噌ですが開校以来短期間で、早慶に2名の合格者が出せたことは本当に誇りに思います(もちろん、本人たちの不断の努力が前提にあることは言うまでもありません)。

大学受験を目指すみなさんにはぜひ、早稲田や慶應の赤本や青本を手に取ってみてください。

本当にめまいがするくらい難しいと感じるはずです。

早稲田や慶應の対策ですが、問題の難易度があまりにも高すぎるため、純粋に学校の授業だけではまず対応できません。

学校の授業が悪いと言っているわけではなく、単純に目指しているものが違うからです。

いわゆる一般的な進学校というのは、授業のカリキュラムは主に『大学入学共通テスト』に向けて作成されているので、そもそも学ぶ内容が全く違うのです。

どれくらい違うのかというと、英語と中国語くらい乖離があるといっても過言ではありません。

(でも早稲田や慶應なんてそもそも受験しないんだけど・・・)という受験生もいることと思います。

でもみなさんが受験する大学って、そもそも本当に簡単なのでしょうか??

例えば昨日のことですが、名城大学を志望している塾生の指導中に、こんなイディオムが出てきました。

みなさんは即答できるでしょうか?

【at best】【at one’s disposal】

ちなみに”at best”を勝手に良い意味に解釈してしまう受験生が多いですが、このイディオムは『良くてもせいぜい』というどちらかというと悪い意味ですし、”at one’s disposal”は『~の自由に』という意味です。

これが名城大学の4択問題で出題されていました。

早慶は確かに問題の難易度で言えば最高峰ですが、実のところみなさんが受ける大学の問題ってそんなに簡単ではありません。

ちなみに次の問題も、愛知県内の某大学の問題です。

“The participants rated their coversation as less fulfilling and felt less connected to their partner than in conversations where no one pullede out a smartphone.”

そんなに難しい単語は使われていませんが、”rate”という単語を名詞『割合』と知っている生徒は多くても、動詞の”rate A as B”が『AをBとして評価する』と知っている受験生は少ないかもしれませんし、もし知らなければアウトです。

当塾では1年、最大で3年ほどの前倒し指導をしますし、志望校が早稲田や慶應でなくても授業で使うことは多々あります。

(そんなの必要なの??)と思われるかもしれませんが、実のところ必要です。

前塾や予備校などで多くの受験生を見てきましたが、受験で失敗してしまう最大の要因は『敵の本当の姿を知らないこと』がほとんどです。

厳しい言い方をすれば、(間に合うだろう)と高を括った結果、高校3年生の夏くらいになって全然間に合わないという現実を知り、志望校のランクを二つも三つも下げざるを得なくなってしまうのです。

今はまだいいですが、高校3年生の秋の時点でC判定以下であったならば、第一志望合格は本当に厳しいというのが現実です。

当塾の今年の3年生ですが、英語に関して言えば、数名はもうやることがありません。

やることがないので他教科に時間を割くことができますし、英検準1級を取った塾生などは英語の受験は免除されますので、文字通り本当にやることがありません(二次対策は必要ですが)。

そしてこのやることがなくなってしまった数名ですが、早期段階から前倒し指導をして、早稲田や慶應などの難関大対策をしていた塾生たちです。

ちなみに少し前のブログでご紹介させていただいた一色高校の塾生も、授業では早慶や東大の問題を使わせていただきました。

早期に取り組めば、大概のことはできます。

できないと決めているのはほとんどの場合が先入観です。

できないと思えばできませんし、逆に本人が『できる!』と信じたことはほとんどのことができます。

ただし時間は必要です。

こういった前倒し指導は早ければ早いほど効果的で、逆に残された時間が短ければ短いほど、できることは限定的になってしまいます。

『残り3か月で偏差値を10以上上げたい!』これは相当に厳しいです。

それまで学習習慣しっかりとついていた受験生が、3か月死に物狂いで頑張って偏差値が一気に10上がった、なんてことはあり得るでしょうが、まったく勉強をしていなかった高校3年生ではまず難しいです。

でも今ならまだ間に合います。

そのために今自分が何をやらなければならないのか、もう一度見つめ直してください。

やる気が起きないのであれば、精文館書店にでも行って第一志望の大学の赤本を見てください。

おそらく君が目指している大学の過去問は、そんなに簡単ではないはずです。

英単語が覚えられないというのであれば、自分の単語帳を見てください。

みなさんの単語帳はボロボロになっていますか?

何度も言いますが、覚えられているのであれば、別に単語帳がボロボロになっている必要はありません。

でもまっさらできれいな単語帳を見せられて『単語が覚えられないんです・・・』なんて言われても、『それは単純に量が足りていないんだよ。』としか言えません。

そして受験において、単語は必須です。

英単語を制した者が英語を制し、英語を制した者が受験を制すのです。

そんなわけで、いよいよこの自粛期間も残りあと2週間、勉強するかしないかはもちろんみなさんの自由ですが、行きたい大学があるのであれば、それに見合った努力をしましょう!

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