今年の大学受験はかなり厳しいです

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教室長ブログ

『今年の風邪は厳しい…』くらい毎年同じこと言ってるやないかーい!・・・という感じですが、実際のところ今年の大学受験はかなり厳しいです。

高校3年生はもちろんのこと、保護者様もぜひぜひ色々とお調べいただけたらと存じます。

『今年の受験』『A判定 不合格』『受験 コロナ』『私立定員厳格化』なんでもいいです。

特に私立専願の受験生は本当に厳しい戦いになります。

【私立定員厳格化により影響】

コロナウィルスによる影響は何となく想像がつくと思われますが、正直それ自体はみな同じ条件ですので、4月5月を頑張った受験生は大きなアドバンテージを得たでしょうし、サボってしまった受験生は、それなりのツケをこれから払わなければならない、ただそれだけです。

ここでは私立定員厳格化が、どれだけ私大の受験を難化させているかについてお話させていただきます。

忘れもしない3年前、当塾の初陣をしっかりと飾ってくれた早稲田大学に合格した卒塾生、しかしそのスタートは滑り止め大学の不合格通知からスタートしました。

模試の結果では常にA判定しか出ておらず、(まあ彼がインフルエンザにでもかからない限りはよっぽど大丈夫)と山口も思っていただけに、相当なショックを受けて一気に不安になったことを今でも覚えています。

ここで簡単にご説明させていただきます。

・それまでは定員の2倍3倍合格させていた私立大学が、定員きっかりしか合格させなくなってしまた(理由:文部科学省が『あんまり合格者を出しまくってたら、助成金打ち切るぞ!』と圧力をかけたから)

・その結果、例年なら合格していたはずの大学にも合格できなくなってしまい、受験生は軒並み志望校のランクを落とし、それまでは受験しなかったであろう成績優秀者も私立大学を受験するようになった。

この辺はご存知の受験生も多いかと思われますが、それでもみなさんの認識はまだ甘いように感じられます。

はっきり言ってしまえば、『A判定でも不合格になる可能性がある』し、『C判定以下ではほとんどチャンスがない』ということです。

昨年の話です。

当塾の卒塾生(結論から申し上げますと、第一志望の藤田医科大学に合格しました)が、『A判定が出ました!』と喜んで模試の結果を持って来てくれました。

おお!

ずーっとE判定だったのによく頑張ったね!!

ただしよ~く見てみると・・・募集人員74名に対して、A判定のゾーンに110名ほどいました。

当然模試の結果というのは偏差値を基に出していますのでこういうことが起こります。

ということは、それがもしも本番だったとしたら、仮に本番でA判定が出るくらいの得点を取ったとしても、その中で上位の74名が合格して、残りの36名は不合格になるということです。

模試の結果はもちろん大きな指標にはなりますが、あてにはなりません。

言わずもがな、B判定やC判定では本当に厳しいですし、E判定からの一発逆転は確率的にはゼロに近いと言ってもいいと思います(それでもなぜか、毎年必ずミラクル大逆転を起こす受験生がいるのですが・・・)。

国公立志望の受験生は、そんなに大きな影響は出ません。

名前が変わっただけの『大学入学共通テスト』で結果を出し、二次対策も可能な限り早めに済ませておいて、本番に臨むだけです。

でも私立専願の受験生は本当に厳しいです。

ここ名古屋の例で説明させていただくと、名古屋大学を受験するような受験生が、南山や愛知大学、中京大学などを受験してくるのです。

そうなると、本来南山や愛大を受験していたであろう受験生が、もう少しランクを落とした大学を受験してくるので、上の方からどんどんどんどん下に押し出されていく形になるのです。

それまでの模試でA判定が出ていても、それよりさらに成績上位の受験生が受験してきたら、必然的に押し出されて不合格になってしまうのです。

だから私立専願の受験生のみなさん、A判定でも油断しないでください。

そしてC判定未満のみなさんは、本当に崖っぷちに立たされていると自覚してください。

ここからの8か月未満は遊んでいる暇などまったくありませんよ!

【最後に・・・なぜ私立大学の定員が厳格化されたのか?】

私立大学の定員厳格が始まったのは4年前のことですので、もしかしたら知らない受験生もいるかもしれませんので少し説明させていただきます。

現在みなさんもご存知の通り、少子高齢化が進んでいます。

当然中高生の数が減っているんですね。

そうなると、人気の大学は大丈夫だとしても、人気のない地方の私立大学(あまりこの言葉は良くないのですが、巷で”Fラン”と呼ばれる大学です)は経営そのものが危うくなっているのです。

文部科学省は『このままだとまずい!受験生に人気のある都会の大学だけじゃなく、地方の大学も受けさせないと!』ということで、大学の定員を絞り込めば当然溢れる受験生が出てくるわけで、その溢れた受験生には地方の大学に行ってもらおうと、まあざっくりとこんな感じです。

でももちろんこれは間違っています。

地方の私立大学が人気がないというのであれば、受験生に受験してもらえるような魅力を大学側が作るべきで、それを安易に定員を厳格化して(しかも助成金を打ち切るなどという圧力をかけて)、行きたくもない地方の大学に行ってもらおうというのは絶対に間違っています。

とはいうものの・・・、そんな愚痴を我々がこぼしたところで、この大きな決定が変るわけではありません。

とにもかくにも事情はどうあれ、みなさんが地方の人気のない大学に行きたくないというのであれば、それに見合う努力をしなければならなくなったのです。

みなさんが受験する予定の大学は、人気がある大学でしょうか??

だとするならばその大学には、多くの受験生が殺到して、合格は一部の上位陣が占めてしまうものと思ってください。

そうしてあぶれてしまった受験生が、泣く泣く中期後期で地方の大学やランクを下げた大学を受けることになるのです。

当然受験にかかる費用も2倍3倍になります(丸めて一つの大学にかかる受験料が3万円とするならば、単純計算で10受験したら30万円ものお金がかかってしまうことになります)。

これは精神的にも金銭的にもきついだけです。

だから今の内に・・・夏休みに入る前に一通りの準備は終わらせておいてくださいね!

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