高3最初の模試が終了しましたね!みなさんさすがです、概ね良好な結果が出ています(一部画像あり)。
例年であれば高校3年生の4月に模試を受け、その模試は浪人生が混ざってくる最初の模試でもあるのでほとんどの受験生の偏差値が下がり、『受験はそんなに甘くないぞ!』って感じで気を引き締めるところなのですが・・・
みなさんもご存知の通り、今年はころなウィルスの影響で、なんとその最初の模試が2ヵ月近く遅れてしまいました。
これはもう本当に痛いですね。
予備校であったり関東圏の有名私立高校は対策を取っていたようですが、ほとんどの受験生はわけもわからず2ヵ月の休みに突入したためかなり面食らったのではないでしょうか?
この2ヵ月は大きな差です。
この2か月間、自主的に毎日10時間以上の学習をした受験生は大きく前進しましたし、もしもやれていなかったのだとしたら、その大きな後れはこれから取り返さなければなりません。
それでは前置きが長くなりそうなので、早速一部ご報告を!
【全国200位、数学と物理は全国1位が出ました】


紙での報告はおそらく一か月後くらいですので偏差値などの詳細は出ておりませんが、おそらく総合偏差値72~73くらいでしょうか?
医学部志望ですので数学や物理などの理数系科目が突き抜けていることももちろん素晴らしいのですが、特筆すべきは英語でも170点を取っているということですね。
何度も何度も同じことを繰り返しておりますが、彼は最初からこんなに成績が良かったわけではありません。
中学のころは浮き沈みはありましたが、中学3年の頃は一貫して学年の真ん中くらいをうろうろしていたのです。
高校に進んでから一念発起、朝は5:00に起きて(ちなみにたまたま西尾駅で、始発の電車に乗るところを目撃しました)、夜は0:00に寝て・・・そのほとんどを勉強するような生活を続けて今の成績にたどり着いたのです。
一朝一夕に、生半可な努力でつかみ取ったものではありません。
単語帳ももうボロボロで、すでに2冊目に入っています(※ちなみに余談ですが、当塾で英語の偏差値が70を超えている塾生は、全員2冊目の単語帳に入っています)。




もしも彼が、中学の頃からぶっちぎりの学年一位で、挫折を知ることもなく今に至るのならまったく参考にならないのですが、挫折を知り、自分の努力で今の成績を勝ち取った受験生ですので、彼と同じことができるのならば、みなさんにも同じ可能性があるのだと断言できます。
もちろんこういう話をすると、『別に自分は医学部めざしてるわけじゃないしな~・・・。』とか、『そんな睡眠時間けずってまで勉強できないよ・・・』だとか、まあそういう意見も出てくるのかなと思います。
でもそれならそれでいいと思います。
結局のところ、目標に対してどこまで強い意識を持っているかというところによると思うんです。
本当にその大学に行きたいと思っているのであれば、もしかしたらこの努力は苦痛に感じないのかもしれないし、逆にそこまで自分の身を犠牲にできないのであれば、その目標は本気の目標ではなかったのかもしれません。
甲子園に出るような球児、オリンピックに出るようなアスリート、彼ら彼女たちの努力というものは想像を絶するものだと思いませんか??
いつも野球の話ばかりしてしまうので今日は違うスポーツの話を紹介します。
卓球の日本代表のメンバー、彼らは一日12時間もの練習をするそうです。
しかも闇雲に練習するのではなく、ライバルである中国の選手のデータをまとめ上げて、挙動を全て踏まえた上で練習に反映させるのだそうです。
そしてそれだけやっても、負けることもあります。
とある体操の選手は高校にも進学せず、寝る時間以外は全て体操に注ぎこみ、年間の休日は3日あるかどうかという生活をしているのだそうです。
それでも代表に選ばれるかどうかは分からないとインタビューで答えていました。
勉強と何が違うのでしょうか?
その目標が本気であれば、きっとなりふり構わず勉強するでしょうし、実はみなさんに残された時間はものすごく少ないということに気づくはずです。
そしてみなさんが想像する以上に、成績上位陣はものすごい努力をしています。
でもそれを信じるのも信じないのもみなさん次第です。
(いやいや絶対にもっと効率のよいやり方あるでしょう・・・。そんな勉強漬けの塾は嫌だな。)と思うのであれば、それはそれで全然構いません。
もちろんごく一部、まれに(え?君はいつ勉強してるの??)って子が名古屋大学A判定とか取ってたりしますので、もちろんそういう例もあるでしょう(ちなみに今、うちの塾にそういう塾生がいます)。
しかしそれはほん・・・のごく一部、体感1000人に1人いるかいないかです。
その1000人に1人が君だというなら、もう何も言いません。
しかしながら今いる成績上位陣、そして過去に旧帝大や早慶上智、医学部などの難関校の合格を勝ち取ってきた先輩方のほとんどは、愚直なまでに気の遠くなるような反復を繰り返してきた努力の人たちばかりなのです。
『単語を覚えるのがニガテなんです・・・。』なんていう中高生の単語帳を見せてもらうと、大体まっさらで勉強した痕跡も見られません。
逆にここまで単語帳がボロボロになるまで取り組んだ塾生は、絶対に『単語が覚えられません』などとは言いません。

・・・とまた話が逸れてしまいました!
今日は模試のお話でしたね。
そんなわけで他の高校3年生はまだ結果が返ってきておりませんが、いつものメンバーはいつも通りに結果を出してきました(まだ自己採点しか確認していませんが)。
今年の3年生は総じてかなり優秀なのですが、それでもこのコロナウィルスによる影響は少なからず出ると戦々恐々でした。
しかしながら国立組はしっかりと数字を堅調に伸ばしてきたので、いつもの無責任な皮算用で(このまま順調に行けば第一志望は大丈夫かな)と勝手に目論んでおります。
そんなこと無責任に言ってはいけないのですが、それで安心して手を緩めるような彼らではありませんので。
ただ当たり前ですが、受験は何が起こるか分かりません。
残りのわずか7か月強、現在A判定が出ていようが何だろうが、最後の最後まで全力で指導させていただきますし、もちろん塾生諸君には全力で頑張ってもらいます。
どんな難関校に受かった中高生でも『こんなに勉強しなくてもよかったかな。』などと言った受験生は1人もいません。
勉強というものに『やり過ぎる』などということは絶対にないのです。
・・・ともう少し書きたいことがあったのですが、授業準備に入りますので本日はこの辺で!