公立の学校と学習塾は似て非なるもの。というより、まったく別物です。

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雑談

さて、山口の過去のブログを読み返してみると、折に触れて『公立の学校』に否定的ともとれる表現が多々見られます。

誤解を恐れずに言わせていただくならば、学校と塾というものはまったく異なるものですので、お互い考え方がまったく違っても仕方のないものと思っています。

恐らく公立の高校の入学式などで、『うちの授業をしっかりと受けていれば、学習塾になんて通う必要はないです!』と言った類のことを教科主任の先生がおっしゃったりしているのを耳にしているはずです。

それは真実だとも思いますし、もしも山口が公立高校の先生なら、まったく同じことを言うでしょう(ただし、今時間を巻き戻したとしても、山口が中学校や高校の先生になることは100%あり得ませんが)。

一方、私達塾や予備校の講師は、教育者ではありません。

例えば学校の先生は(特に中学校)、クラスにいるとても優秀な1割の生徒、5割の普通な生徒、3割のちょっと勉強がニガテな生徒、1割の素行が悪い生徒、全ての生徒に対して、同じように指導をされるでしょう。

素行の悪い子にも全力で『頑張ろうぜ!』と声がけされると思います。

しかし私たちは、勉強をやる気がない生徒や、素行の悪い生徒を何とかしてあげたいなどという気持ちは一切持ち合わせておりません。

そうしたいなら、教育大学に行って、中学高校の指導免許を取ってます。

ドライな言い方になってしまいますが、西尾駅でたむろしているガラの悪そうな中高生の将来のことなんて考えもしませんし、万が一入塾面談に来てもらうことがあったなら、その場でお断りいたします。

私達にとっては、今教室に来てくれて、一生懸命頑張ってくれている塾生のみなさんと保護者様が全てであって、万が一にもみなさまに悪影響を及ぼす可能性がある中高生には、絶対に来てほしくないです。

教育者とは、世直し先生のように、道を外れそうな若者にも救いの手を差し伸べる聖人のことを指すのかもしれませんが、私達はそもそもそういった目的意識をまったく持っておりません。

だから、学校の先生が言うことと、私達が考えていることは、そもそも一致するはずがないのです。

それを踏まえて、学校の授業だけで本当に何とかなるのであればそれでいいと思いますし、塾や予備校のサポートが必要なのであれば、頼るべきだと考えています。

しかしです。

山口は英語が専門なのでどうしても英語の話になってしまいますが、何年も何年も『英語の成績があがりません』『学校の授業が全然わからないです。』という中高生にたくさんあってきました。

もちろん、そもそも集団授業で全員が100%理解できる授業なんて絶対にできませんし、本人の努力不足もあるでしょうから、一概に学校の先生方に原因があるとは思いませんが、『英単語の暗記やらないと、受験は絶対に失敗する』という意識づけくらいはしてほしいのです。

いや、もちろんやっているよという意見もあるでしょうが、事実、当塾に英語がニガテで面談に来てくれる中高生は、まったくその重みを認識していないので、厳しいことを言えば何も浸透していないのです。

塾に通うかどうかはさておき、通わないのだとしても、英単語やイディオムの暗記は必須です。

これは中高生諸君に厳しい事を言わせていただくとするならば、そんなことは学校の先生に言われなくてもやってください。

いや~でもですね・・・これは個人の価値観の問題ですが、山口は絶対に学校の先生はやりたくないです。

一生懸命授業準備をやって、全力で理解してもらおうと頑張っているのに、授業中に寝てたりおしゃべりされまくったりしてたら・・・、多分激怒するかしばらくして退職しちゃうと思います(笑)。

その点において、自分は決して聖人君子などではないなと分かります。

もちろん私達は、公立の学校とは目的や意識は違えども、目の前の中高生のみなさんに全力で指導させていただいています。

だけどそれは、同じ目標に向かって、全力で頑張っている塾生諸君にのみ向けられています。

どこにあるのかも分からないやる気〇イッチを押すつもりはありません。

いや、もちろん『若いうちに勉強しとかないと後で後悔するよ!』とか『学歴は一生ついて回るよ!』とか『大学に行くだけで生涯年収がものすごく上がるよ!』とか『努力すれば必ず結果は出るよ』くらいのことは私たちも言います。

なんならうるさいくらい言いますよ。

(※単純に厳しさに目を向けるならば、当塾は『居眠り、携帯電話の使用(出すだけでもアウト)、私語、長時間の離席』は一発退場、即帰宅、授業や宿題に対してやる気が認められなければ退塾なのですから、めちゃくちゃ厳しいです。)

でもね・・・みなさんはそんなことは耳にタコができるくらい、色んな人から言われてきたはずなんです。

本当のやる気は、外部からの働きかけではなく、みなさんの内側からしか生まれません。

【偏差値60、70台の多くの塾生が選んでくれている、それが事実です】

本当にこんなことを言うのは心苦しいのですが、私達は学習指導において、学校の先生方には絶対に負けないと自信を持っています。

それは抽象的な指導論ではなく、今現在、偏差値が60、70を超えている塾生達が、当塾を選んでくれているという極めて客観的な事実です。

塾や予備校というのは、当然のことながら学校よりははるかに高いお月謝が発生しています。

その上で当塾に通ってくれているのです。

指導面で後れを取るわけがありません(※もちろん、私たちは完全1対1で指導をさせていただいていますので、集団授業よりははるかに条件がよいのですが)。

でもそれは、指導力・教務力の優劣の話ではありません。

冒頭申し上げた通り、シンプルに中学校や高校と、学習塾や予備校では、指導理念も方針も、指導方法もまったく異なるのですから。

いずれにしましても、今これだけ多くの塾生に支持していただいていることを誇りに思いますし、改めて身も心も引き締めなければならないと日々感じております。

一体今日のブログはなんだったんだ!?と思われそうですが、私達が中学や高校に否定的なわけではないということを知ってほしかっただけです(笑)。

だからどちらが正しくて、どちらが間違っているとかじゃないんですよね。

教育者の視点から見れば、『素行の悪い中高生に手を差し伸べないのは何事だ!』という意見もあるでしょうしね。

でもですね・・・本当に人間が小さいなと思われそうですが、一生懸命授業やっているときに、ものすごいバイクの爆音とかが聞こえてくると・・・、いやもうここは自重します(笑)。

そんなこんなで、私達は塾生ファースト!

ただそれだけです。

そんなわけで今日も一日頑張りましょう!

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