英語は中学生から真剣に対策を!
過去にも書いたような内容ですので、これまで弊ブログを読まれているみなさんには、あまり目新しい情報はないかもしれません。
あ!
でも新しい情報を先に一つだけ!
先日当塾でリスニング対策はやっていないのかと質問をいただきましたが、結論から言えば『あります』。
ですが手っ取り早く無料でできるお勧めのリスニング対策があります。
YouTubeで『あいうえおフォニックス』と検索してみてください。
かわいらしいキャラクターが出てくるので幼児向けのコンテンツかと思われそうですが、今回の『大学入学共通テスト』なんかも取り上げていますし、個人的には本当にお勧めの動画です。
さて、それでは本題に入ります。
今回の受験でもそうでしたし、これからも変わることはそうありませんが、やはり大学受験において英語のウェイトは本当に大きいです。
これも個人的に思うことなのですが、英語はマストの教科の割に、費用対効果は最も高く、『時間帯効果は最も悪い教科』だと思っています。
かの東大に合格した経験を持つホリエ〇ンは、『英語の学習に必要な時間は2720時間』と言っておりますが、正直言うと英語にそんなに費やしていたら他が間に合いません。
ただ、『大学受験に必ず必要となる英語は、最も時間がかかる』この認識は間違っていないと思います。
これまでにも弊ブログでお伝えしてきましたが、『文系1500時間』『理系1000時間』です。
ただし、もちろんこれは多いに越したことはありません。
恐ろしいのは、この辺の認識が不足していて、何となくの感じで高校3年生になって(そろそろ受験勉強に本腰を…)と思っても、相当厳しいということです。
ベストは中学生から本腰を入れて、大学受験を見据えた英語学習をすることです。
例えばですが、当塾に通っている中学生の塾生の内、何名かはすでに高校の内容を勉強しています。
結論から言えばそれは充分に可能ですし、これまでに慶應高校や岡崎高校、刈谷高校などに合格した塾生は、中学校の時点で高校英語を一通り終わらせることができました。
ただ、これはもちろんご本人たちの目的意識がはっきりしていることと、高い意識があることが前提とはなります
乱暴な言い方をすれば、ひとまずは公立高校入試がゴールであるならば、無理して中学生のうちに高校の内容まで手を付ける必要はありません。
しかしながら、最終的に漠然とでも大学受験がゴールであるならば、たとえ中学生であったとしても今の英語学習が正しいのかどうかは見直す必要があります。
これも弊ブログで何度も力説してきたことですが、『逐語訳』は言語学習の基本中の基本で、早期段階でこの大切さを認識しておかなければなりません。
“I’m going to go abroad to study English following year.”を『私は来年英語を勉強するために、海外へ行くつもりです。』と訳したり、
“It is easy for me to speak English.”を『私にとって英語を勉強することは簡単です。』と訳すように教わり、実際にそう訳す癖がついてしまうと、公立高校入試は乗り切れても、その先の大学入試対策でまた一からやり直さなければならなくなります。
いや、不必要な学習をしてしまったということと、それを一度取り除くという負担を考えるならば、それはゼロではなくマイナスからのスタートになります。
『中学の頃は英語が得意で西尾高校に合格できたけど、高校ではまったくついていけなくなってしまった。』などという話はたまに耳にするかと思いますが、これは生徒のせいではありません。
間違った学習をしてしまったがために起こってしまう悲劇なのです。
例えばですが、今手元に中学3年生用の英作文の課題があります。
単元は『関係代名詞』です。
ここには日本語で『この絵を描いた男性は彼の父親です。』と書かれていて、英文は
“The man who painted this picture is his father.”と書かれているのですが、ここでそもそもの日本語と英語の語順に大きな違いがあることを認識しなければなりません。
この英文を逆に日本語に逐語訳で戻すと、『男性(どんな?)この絵を描いた は 彼の父親です。』となるのは明らかで、当然ネイティブスピーカーの頭の中はこうなっていますし、どんなに日本語が不自然であろうが、英語の語順で読み、聞き、書いて話す練習をしなければなりません。
断言しますが、早いうちからこの学習をした方が中高生にとっても絶対に楽です。
わざわざ手間になる、『英語の文章をわざわざ日本語の語順に戻す』という無駄な工程を身につけるより、英語の語順ですべてを学習する方が間違いなく効率がよいのです。
手前味噌ですが、当塾で難関大や難関高校の合格を勝ち取ってきた塾生、現在英語の偏差値が65を超えている現役塾生は、例外なく全員がそのカリキュラムを通っています。
そして何よりもですが、英語で0点を取っていた自分が言うのですから間違いないです。
学校の先生の指導がよくないと言いたいわけではありません。
ただ、文部科学省が定める公立高校入試対策に則るなら、『英語の文章を後ろから訳す』というのは手っ取り早く得点につなげることができるのです。
自分が中学校の先生だったとしてもそう指導します。
目の前にいる40名近い生徒は、英語が得意な生徒もいれば、普通くらいの生徒もいて、英語を見るのも嫌だという生徒もいるでしょうから。
彼ら全員に平等に分かりやすく指導するなら、『英語は後ろから訳せば日本語の語順になるぞ』と言ってしまいます。
ただ、それは『公立高校入試対策』であって、正しい英語学習ではありません。
きちんと『逐語訳⇒直訳⇒意訳⇒翻訳』のプロセスをたどることが大切で、乱暴な言い方をすれば、ほとんどの中学生はいきなり意訳をやらされているようなものです(ご本人にその自覚はないでしょうが…)。
そんなわけで、英語を本気で頑張りたいと思う中高生のみなさんに、ぜひぜひこれからもお会いしたいですね!
ちなみに当塾、英語最難関とされる早慶合格率、今のところ”100%”です。
・・・。
早慶・・・自分も行きたかったな…(ボソッ)
みんな元気にしてるのでしょうか??
このコロナ禍でなかなか難しいと思いますが、落ち着いたらまた顔を出してほしいですね。
最後はなんか話がそれてしまいましたが、本日も一日頑張りましょう!