質問いつでもWELCOMEですよ!

今日も中学2年生の塾生の女の子から素晴らしい質問を頂戴したのですが・・・、いや、その前に思うのですが、『英作文の語数制限がある穴埋め問題』っていったい何なんでしょうか?

問題は”I (        )  (        ) yesterday because I (         ) (         ).” 『私は疲れていたので昨日勉強ができなかった。』らしいのですが、(    )の数が制限されているので答えが”couldn’t study”しか入らないという・・・。

じゃあ何かい?

“I wasn’t able to”や”I failed to”なんて書こうと思っても書けないし、この(   )の数を無視して書いたら×ということになるのでしょうか?

いや、そもそもこの制限だと”could not study”も書けないということになってしまいます。

もちろん、学校の先生が悪いわけではありません。

こんな問題を作らせている『文部科学省が悪い』ということになってしまいます。

こんな問題ばかり解かされているから、日本人は実際に英語を話すときに、『100%正しい英語を話さなければ!』と追い込まれてしゃべれなくなってしまうと思うんです。

いや、もちろん文法は大切ですよ?

きちんとした文法の理解を伴わない文章や発言は説得力を持たないですし、話す内容も100%では伝わらなくなってしまうと思います。

でも『語数を完璧に合わせよ』という問題は全く持って意味が分かりません。

例えば、『ここから西尾市役所まで、車で5分です。』という簡単な文章一つとっても。

(1)You can go to Nishio city hall about 5minutes from here by car.

 (2) If you drive for five minutes, you will get to Nishio city hall.

 (3)  It takes about five minutes by car from here to Nishio city hall.

 (4) A five-minute drive takes you to city hall from here.(この場合は”minute”は単数形になるので注意!冠詞の”a”も必要)

(5)Nishio City hall is located within a five-minute drive from here.(この場合の”minute”も単数形です)

(6) Nishio city hall is a five minutes drive from here.

・・・とまあこのように挙げだしたらきりがないのですが、一つの文章に対して、主語も違えば語数も異なる表現がこんなにたくさんあります。

いや、もうなんならFrom here to Nishio city hall! By car ! About 5 minutes OK?って言っても伝わります(笑)。

もちろん、これは正しい英語ではありませんし、これでよしとしていたら『自由自在に意思疎通をはかる』ことはできませんので、正しい文法を学ぶことはマストです。

ただ、『語数制限』というまったく理解に苦しむ縛りで、中高生のみなさんの可能性も縛ってしまうことは本当によくないことです。

だから、『もちろん文法はめちゃくちゃ大切だけど、表現の仕方はたくさんあるんだよ!』ということも教えていただきたいと切に願います。

【某国立大志望者の塾生から、こんなにたくさん添削の依頼をいただきました!】

ありがとうございます、ありがとうございます、いや~こんなんなんぼもろうてもええですからね!

すごくないですか?

国立二次までいよいよあとわずか、ラストスパートということでこんなにたくさんの添削依頼をいただきました。

ちなみにこれは半分くらいで、もうかれこれこの大学の10年分近い現代文と英語を解きました。

もうこの大学のことなら何でも聞いてください状態です。

こちらの塾生、いつもいつも申し訳なさそうにこれらの課題を持ってきてくれるのですが、遠慮や気遣いは無用にございます。

こういった機会は自分にとっても大きな成長のチャンスなので、本当にありがたいですね!

そして国立二次を受験する予定のみなさん、二次試験はほとんど記述です。

したがって、赤本を見ても傾向くらいは把握できるでしょうが、根本的な解決には第三者の指導が絶対に必要になります(特に英作文)。

塾に通っているのであれば塾の先生に見てもらう必要がありますし、塾に通っていないのであれば、学校の先生を捕まえてください。

その際、当然ですが東大を志望しているなら東大に対応できる先生、京大を志望しているなら京大に対応できる先生、早慶上智を志望しているなら早慶上智に対応できる先生でなければなりません。

例えば愛知県の中堅私立に通うアルバイト講師に、東大や京大の問題の添削を依頼しても、得られるものはかなり厳しいものに限られてしまうことでしょう。

だから難関大を志望している受験生のみなさんは、必ず高校の先生や塾講師をフル活用してください。

でも自分なんかはこれだけ頼っていただけると本当に嬉しいですね!

いつもいつもありがとうございます。

もう生来の『面倒くさがり』の自分にとって、これだけ勉強せざるを得ない環境を作っていただけることは本当にありがたいことなんです。

来年度も今年と同じくらい国立志望者がいますので、ガンガン質問に来てくださいね!

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