大学受験はとにかく時間との戦いです。それ以外にありません。

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雑談

ま~またいつもと似たような話を…と思われるかもしれませんが、大学受験においてもっとも重要な要素は時間以外にありえませんのでどうしてもこの話になってしまいます。

受験を控えているのにスマホが手放せない!とか、そんなどうしようもない悩みはさておき(そんなに手放せないのであれば、解約してください)、高校生にが受験までに残された時間は、当たり前ですが3年間、そして関東や関西圏の難関私立なんかに通っている連中は、中学1年生の頃から難関大に向けて学習をスタートさせています。

飽くまでも『難関大学を目指すならば』という前提の話になってしまいますが、いわゆる御三家と呼ばれる高校の東大合格率が高いのは、もちろん質が高い指導を受けているからというのもあるでしょうが、単純に『6年もの時間を受験対策に充てることができている』ということが大きいです。

もちろん東大合格者には、S原先生や針本君のように、塾にも予備校にも一切行かず、中学も高校もすべて公立、滑り止めは一切受けずに東大一択、なんて猛者も中にはいますが、まあそれは数千人に1人レベルだと思います(数えたことがないので分かりませんが…)。

そんな少数派と自分を比較しても、何の意味もありません。

だから自分が今おかれている状況を冷静に把握して、何をすべきかをしっかりと確認することが重要です。

もう一度話を元に戻しますが、高校に入学したばかりの1年生に、受験までに残された時間は『約3年間』、正確には998日です。

3年もありません。

次に把握すべきは、難関大(旧帝大や一工、早慶上智、医学部医学科など)合格に必要な時間。

こちらは東〇さん調べで約4,200時間強とのことです。

もちろん学習の質や得意不得意で前後するでしょうが、とにかく4,200時間は必要だと思っていてください。

これを先ほどの『998日』で割ると、一日に必要となる学習時間は『4.2時間』、もしかしたら(意外と少ないじゃん!)と思われた高校生諸君もいるかもしれませんが、これは学校の授業とは別にという意味ですし、『一日も休まず4.2時間勉強し続けて』という意味です。

修学旅行の日も体育祭や文化祭の日も、友達に遊びに誘われた日もお祭りの日も、部活で試合があった日も休むことなく『4.2時間勉強し続けることができる高校生』がどれくらいいるでしょうか?

というわけで、これはちょっと現実的ではありません。

大雑把にはなってしまいますが、体育系の部活動に所属していると考えるならば、『高校1年生と2年生はそれぞれ1,000時間ずつ』『高校3年生では2,000時間』と考えなければなりません。

そしてこれも大雑把にはなりますが、『高校1,2年生は平日2~3時間、休日はその倍、何かのイベントで勉強できなかった分は休日に埋め合わせをする』『高校3年生は平日4時間、休日は10時間前後(理系は12時間)』くらいのコンスタントな学習を続けることで4,000時間に達します。

ちなみに当塾の元講師、西尾高校で不動の学年1位でセンター試験で810点取った岩倉先生は、休日は16時間勉強していたそうです。

このノートの持ち主ですね。

名古屋大学に進学した後もほとんど毎日勉強していて、年末年始も名大の研究室に泊まり込むくらいの勉強の虫でした。

…なんて話をすると、山口みたいな『遊ぶの大好き高校生』は、(そんなに勉強しないといけないの!?)と疑問に思うかもしれませんが、別にしなくてもいいと思うんです。

それは君たちの自由です。

ただ、そのしわ寄せやしっぺ返しは今ではなく、5年後10年後、20年後30年後に返ってくるというだけの話です。

『学歴がすべてではない!何を頑張ってきたかが大切なんだ!』

そりゃそうです。

でも現実として就職の際に学歴フィルターは存在します。

どんなに『学歴不問』を謳っていても(残念ながらそういう会社はあまりいい会社ではないことが多いのですが)、最後の最後、採用するかどうかは人事の裁量次第です。

また、ホリエモンみたいに、『東大まで行ったけど、学ぶことがないので中退した』という人が『学歴は関係ない』と言うのであれば話は分かりますが、勉強をした形跡もない人が『学歴ではない』と言っても何の説得力もないでしょう??

逆に勉強というものは、数字だけで判断してもらえますが、社会に出てからはどんなに頑張っても、どんなにいい成果を出しても評価してもらえないことはざらにあります。

そんな時に、勉強を一生懸命頑張ってきた人と、一時の誘惑にも勝てず、たかだか勉強が頑張れなかった若者と、どちらが社会の荒波を渡っていけるでしょうか??

英語や日本史が社会に出て役に立つことなんてほとんどありません。

数学や物理化学だって、専門職や研究職でない限り、よほどそれらが力を発揮することはないでしょう。

ただただ、社会や会社、上司や先輩たちが求めているのは、高校時代勉強を頑張ったのか?そうじゃないのか??その物差しが欲しいだけです。

そしてどれだけ世知辛かろうが、今の日本では就職の際に学歴は大きく影響しますし、生涯年収においても5,000万円以上の差がつくと言われています。

常々申し上げておりますが、それは交友関係にも影響しますし、もちろん家庭を築いていく上でも大きな影響を及ぼします。

それにみなさん・・・、一日24時間の内、『たったの2~3時間勉強しましょう』と言ってるだけですよ??

動画やSNS、ゲームや漫画なんか、一瞬で数時間費やしてしまうと思うんです。

そのうちのたったの2~3時間勉強しよう!と言ってるだけなんです。

まあとはいっても、やるかやらないかはみなさん次第です。

でもですね、やっぱり一番行きたい大学に行けたら絶対に人生楽しいと思うんですよ。

『いや、ぼくは(わたしは)早慶に合格しても、地方のBF大学に行きます!そこで学びたいことがあるんです!』と言うなら話は別ですが、そんな人…本当に国内に1人もいないと思うんです。

今やりたいことがあるかもしれませんが、それはきっと大学に行ってもできることのはず。

しかし、君の人生を決めるであろう第一志望に合格するための勉強は、今しかできません。

だから一緒に第一志望合格を勝ち取りましょう!

それでは授業準備がありますので本日はこの辺で…。

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