こんなに違う、公立高校入試と大学受験

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教室長ブログ

連日似たようなブログを書いておりますが、このままだと山口が悪者になってしまいそうなので、ネットで似たようなこと書いている人がいないか、共犯者を探してみました(笑) すると・・・。

見つかりました!

以下は栄光ゼミナールさんのwebより抜粋です。

比ではない!

ありがとうございます、よく言ってくださいました!

ここではライバルの層の話と、純粋な倍率について触れています。

掻い摘んで言えば、公立高校入試の時点では、『めちゃくちゃ勉強を頑張っている層』『真ん中くらいの層』『とりあえず、高校に受かればいいやの層』がいっしょくたに受験するのに対し、大学受験をする50万人は、ほとんどが大学受験の準備をしてきています(質と量に差はあれど)。

また倍率についても、公立高校受験ではそんなに大冒険をする受験生はいませんので、大体2倍前後、5倍強になることは珍しいでしょう。

しかし大学受験の場合、ほとんどの受験生が大量に滑り止めを受験しますので、単純な倍率がとんでもないことになってしまいます。

例えば東海の私立の雄、南山、愛知、中京、名城などは、名大、名工大、名市大、県立大受験者の滑り止めとなることも多く、質的にも量的にも厳しくなります。

これについてはのちほど・・・。

とても重要です。

ざっくりと、『高校生の偏差値は、入学時の高校の偏差値よりも”12”下がる(平均値)』ということだけ抑えていただけたらと存じます。

というわけです。

誤解を恐れずに言わせていただけるならば、公立高校受験だけを考えるならば、『中学校の授業をきちんと受ける』『新研究を3~5周する』『精文館書店で過去問の問題集を買ってくる(※中3夏以降でOK)』『分からないところがあれば、必ず塾や学校の先生に質問して、そのまま残したりしない』これだけやっていれば、岡崎だろうが刈谷だろうが受かります。

ただ、全員が全員、それを完璧にやり切れるかというとそうではないので、自分のその時の成績に照らし合わせて志望校が決まっていくことになります。

言葉や文章にするのは簡単ですが、まだ心も体も成長していない中学生が、誘惑にも負けずに上記をやり切ることは、難しいですから・・・。

そして改めてですが、『偏差値が12ポイント下がる』について言及します。

これはもう言葉通りですが、『合格した高校の偏差値よりも、高校生の偏差値は平均で12下がる』ということです。

つまり、偏差値が70の高校なら、高校3年生になる頃には偏差値が58くらいになっているということです。

・・・。

さすがにそこまでは下がらないのではないのかな~とは思うのですが、こういうのは厳しめに思っていた方がいいのでそう思っていた方がいいと思います。

つまり、岡崎高校の偏差値は72ですので、岡高3年生の偏差値の平均は60。

刈谷高校の偏差値は70ですので、彼らが高校3年生になる頃には平均で58。

西尾高校の偏差値は64ですので、西高3年生の平均偏差値は52まで下がるということになります。

厳しめかな??とは思いましたが、今年の西尾高校の共通テスト平均点が約550点ということを考えると、強ち的外れな数字ではありません。

それどころか、2021年の大学入学共通テストの全国平均は『文系550点、理系561点』と出ていますので、西尾高校の偏差値は、これだけ見るならば偏差値は50くらいということになります。

そう考えると、西尾東高校は、高校偏差値が54なので、高校3年生になる頃には平均の偏差値が42まで下がってしまうということになります。

(※手前味噌ではありますが、去年度の卒塾生の平均偏差値は、なんと66でした。15名中偏差値65を超えていた塾生が15名中9名いましたので。過去のブログで紹介させていただいております。)

これは山口が憶測などで適当に言っているわけではなく、『現実的な数字を並べているだけ』です。

山口が普段ブログで書いているような抽象的な言い回しよりも、はるかに信頼度が高いデータだと思われます。

共通テストの結果においては、西尾高校の平均点と全国平均は同じ、つまり『偏差値は50』なのです。

この事実は太陽が西から昇ろうが揺らぎません。

この事実を受け止めず、『西尾高校や西尾東高校に合格した(もちろんそれは素晴らしいことなのです)』という事実で、『自分は受験に成功したから、同じように大学受験も何とかなる』と心得違いをすることだけは、何としても避けなければなりません。

全国50万人のライバル達は、これまでとは違い、全員が大学受験を目標にしていて、その中には医学部を目指して多浪している受験生もいれば、超難関中高一貫私立で6年間頑張ってきたものもいるでしょうし、中学受験から歯を食いしばって頑張ってきたものもいるでしょう。

もちろんこんなご時世ですから、選ばなければどこかしらの大学には受かります。

ただ、これも独断と偏見で言わせていただくならば、まあ何となく大学受験をのらりくらりとやり過ごした若者と、目標のために一生懸命頑張った若者とでは、その後の長い60年70年の人生、どちらが有意義な人生を送れるかは言うまでもありません。

みんなが遊びたいときに勉強を頑張った者、みんなが遊びたいときに一緒に遊んでしまった者、企業や社会がどちらを必要とするかは明白です。

とはいいましても、頑張るかどうかはみなさんの自由です。

みなさんの人生ですから。

どうぞ悔いのない中学、高校生活を送ってほしいと心から願っております。

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