質問が徐々に増えてきました!ありがたいですね
最初にですが、面談組の優先順位を少し変更いたします。
中学3年生⇒高校3年生⇒非受験高校生⇒非受験中学生。
理由ですが、いまいち高校3年生に危機感が感じられませんので、先日の模試の結果が返ってきてから面談組を進めさせていただきます。
もし緊急であれば、ご連絡いただければすぐに調整いたします。
もちろん、危機感をしっかりと持って、計画的に学習に取り組んでいる高校3年生もいるのですが、ズバリ現状では4名ほどしかいません。
『徐々に質問が増えてきました!』とは言ったものの、それは一部の高校3年生と非受験生であって、相対的に見ればまだまだ今年の高校3年生は本当に厳しいというのが実情です。
まあこればっかりは、模試の結果などから俯瞰して危機感を感じてもらうしかないかなと思っております。
【質問することはいいことなのか?悪いことなのか??】
これについては賛否両論あると思います。
個人的にはもちろん『賛』の方ですので、『否』の意見をひとり論破してみようと思います。
もちろん、『何も考えずにひたすら質問しまくる』、これはダメです。
実は中学3年生の頃、学年ビリの状態から勉強をスタートさせたときの山口がこれでした。
まあとにかく見るものすべてが分からないから片っ端から勉強ができる友人に質問する。
本当に不毛な時間でした。
そもそも学年ビリということは、基礎となる土台がまったくでき上っていないということですから、その状態で中学校3年生の内容なんて、質問したところで理解できるわけがありません。
ですので針本君に、『3年生の内容はとにかく詰込みで丸暗記(理解しているかどうかは関係なく)。1年生の内容も並行して自分で勉強するように』と言われて、その指示通りに勉強しました(つまり、普通の受験生の倍以上の学習時間が必要になりました)。
というわけで、分からないからと言って考えもせずに質問するのは自分もダメだと思います。
じゃあ質問はせずに、何でも自分で考えた方がいいのかというと、大学受験はそうもいきません。
質も量もそれほどでもない、公立高校受験の内容であれば、多少のパワープレイで詰込みもできるでしょうが、高校生諸君、この問題を自力で解けるでしょうか??


こちらは国語ではありません。
英作文です。

これが質問することなしに、自力で解けるのであれば、そもそも塾などに通う必要はありません。
今共通テストを受けても数学と英語に関して言えば満点取れてしまうのではないでしょうか?
山口は数学には疎いですが、それでもこの問題を解くのに、かなりの学力が必要であることは分かります。
そしてこの問題を30分かけても手も足も出ないのであれば、おそらく数時間かけても満足な解答にはいたらないでしょう。
つまり『時間の無駄』なのです。
最初に自力で挑戦してみること、それはもちろん大切です。
しかしこのレベルに達すると・・・、いや、このレベルじゃなくていいです。
今月頭の模試レベルでいいです。
いつまで経っても分からないものに、不毛に何時間も時間をかけることは本当に無駄ですし、何よりもモチベーションが下がってしまいます。
もちろん、英語に関して言うならば、偏差値が55未満の高校生がさきほどの問題の質問に来たら、『これに挑戦するのはまだ早いと思うよ』と声をかけます。
それでももちろん解説はしますし、解説した上で、『時制』『現在分詞と過去分詞』『分詞構文』『形式主語と強調構文』など、その問題を解くために必要なことを説明します。
『自主性や主体性が損なわれるから、質問に行くことはよくないことだ。』、それは小学生や中学1,2年生までの話です。
高等英語や高等数学など、理解に大変な質と量を求められる教科はどんどん質問するべきです。
そもそも、高校生にもなって勉強に対する主体性がないというのであれば、それはもう質問以前の問題です。
おそらくきちんとした計画的な学習ができていないと思われます。
というわけで、個人的にはどんどん質問に来てほしいのですが、もちろん強制はしません。
ただし当塾のデータとしまして、相対的に見て質問に来る高校生の方が成績は伸びますし、第一志望を勝ち取っていきます。
去年の卒塾生を象徴していたのが個人的にこちらの彼女なのですが、刈谷高校の授業で分からなかった、疑問に感じたことなどをしっかりとメモしていたり、自分で赤本を解きまくって、どんどん質問に来てくれていました。

もう何度使うんだこの写真!て感じですけどね(笑)。
今頃広島大学でキャンパスライフを謳歌していることでしょう。
もちろん、まったく質問に来ることなく、偏差値70以上を維持し続けていた卒塾生もいましたが、彼らはそもそも自主的に、計画的に学習ができていたのです。
質問に来るのも来ないのも自由ですが、それこそ自主性や主体性というところにつながっていくのではないでしょうか?
そんなわけで、論破できたのかどうかちょっと怪しいのですが、もちろん『特に分からないところはないし、あっても解説読めば何とか理解できます』というのであれば、質問に来る必要などありません。
ただ、分からないところも放置したままで、まったく質問に来ないというのであれば・・・、というか、それはもう本当に質問云々の話ではないと思います。
おそらく夏になっても秋になっても大して変わらず、11月の模試あたりでようやく焦りだして、場当たり的な質問に来るようになるのが関の山です。
焦るなら今、今です。
入試まで残り2ヵ月3か月になって焦りだしても何にもなりません。
そんなわけで冒頭に戻りますが、夏の面談組については、中学3年生から先に組ませていただきます。
それでは本日も一日頑張りましょう!