英検準1級のライティングを書いてみた!

というわけで、先ほど中学生の女の子から、英検ライティングの質問を受けたので、ついでに山口も英検準1級のライティングをやってみました。

『1級じゃないんかーい!』というツッコミをいただきそうですが、正直1級はあまりにも厳しすぎる・・・。

というわけで、自分自身が英検を受けるのは久しぶりということもあって、まずは準1級から始めてみました。

塾生のみなさんには、『時間は気にしないこと!』『まずは日本語で書いてみること!』を徹底指導しておりますが、自分で取り組むときは当然本番を想定しています。

・メモは最小限にとどめる

・英語で考えながら英語で書いていく(日本語⇒英語という変換ロスをなくすため)

・時間は15分、かけても20分

・練習の段階では、”Yes”側、”No”側両方で書く

その結果がこちらです。

とりあえず”Yes”側から。

かかった時間は18分35秒、正直相当きつかったです(苦笑)。

まずテーマが『商店が24時間営業していることは望ましいと思うか?』という何とも抽象的なテーマで、逆に書きづらかったですね。

そして今回は”Yes”側で書きましたが、個人的には”No”です。

でも、こういった英検や大学受験のライティングでは、個人の意見や主観はどうでもいい…というよりは入れてはダメで、客観的な一般論で書かなければなりません。

極端なことを言えば『思ってもいないことを書いてもよい』ということになります。

結論から言えば、この文章は一応合格点。

修正点としては、

・もっとしっかりと最初から結論を伝えるべき(『深夜に買い物をしたい人もいる』とはっきり言い切って、その後に『正規の時間に働く人がいる』とつなげる)

・『コンビニエンストアの存在が、深夜労働者に貢献している』という節は論点がズレかかっている

・二段落目は構成はよいが、表現が難しく、読みづらいという印象を与える可能性がある。

とのことでした。

特に『表現が難しい』の点については、自分が普段塾生諸君にお願いしているところなので、確かにもっともっとシンプルに書くべきだったと思います。

英検準1級や1級ともなると、当然『英文の構成が論理的であるか?』『課題にふさわしい語彙を正しく使えているか?』『難易度が高い文法や構文を理解できて運用しているか?』までを見られますが、それ以前にミスがあればその瞬間に減点されるわけですから、やはりミスが出そうな文章よりも、シンプルに『SVOC+M句』の構造を軸に文章を書いていった方がいいですね。

ただ、言い訳をさせていただくならば、英検本番の“25分”だったらもっと余裕を持って書けたはず…と言いたいところですが、これは本当に言い訳ですね。

言い訳です。

これは受験生のみなさんにも言えることですが、試験本番はまずベストコンディションでは望めません。

こんな無神経の塊みたいな山口でも、センター試験の開始20分は緊張で完全に頭がとんでしまいました。

したがってみなさんは、『100%の対策』ではなく、『120%の対策』をしなければなりません。

そのために、高校3年生の模試は、通常の難易度よりも高めに設定されています。

みなさんは『大学入学共通テスト』レベルの対策をしていては、おそらく当日に満足のいく得点を取ることは難しいです。

だから『大学入学共通テスト』のボーダーが600点なら、650点くらいを見据えた勉強が必要になりますし、670点くらいが必要なら(名市大や愛知教育大学)なら700点を、750点が必要なら(名大※医学部除く)800点くらいを見据えた勉強をしなければなりません。

英語や数学などは、今は80分100分かけて取り組んでもいいですが、11月の時点では70分くらいで解いていなければなりません。

というわけで、もう少しああだこうだと雑談したかったのですが、これから受験生の授業2連続なのでそちらの準備に入ります。

英検のライティングですが、当塾では山口(準1級、TOEIC900点)、都築先生(1級、TOEIC満点、海外留学計4年)が二重にチェックします。

あ、もちろん『無料の』質問対応でやってますよ!

いや、もう質問に来るなら『今』です。

これが受験間際になって、焦りに焦っているときに質問に来るのと、精神的にゆとりがあるときにじっくりと改善していくのでは、得られる効果が全然違いますので…。

それでは今日はこの辺で!

ついに『大学入学共通テストまであと8か月』を切りました!

【追記】進路面談シートですが、たった今東高の女の子が提出してくれましたが、男子は未だゼロ・・・。

いや、もうそういう行住坐臥、日常の思考や行動が本当に大切であると認識していただきたいです。

基礎の土台固めは夏休み前までに終わらせましょう!