英語は絶対に得点源にできます!

ついさきほどですが、少し前に入塾してくれた、東高の高校2年生より、関係代名詞のご質問をいただきました。

ありがとうございます。

基本中の基本の内容だけ、5分ほどでさらっと説明させていただきましたが、意外と完璧に理解していない高校生もいるのではないかと思い、共有させていただきます。

なお、塾生のみなさんはご存知の通り、山口は質問対応の際にはこうしてwordをカタカタ打ちつつ、口頭で説明します。

その方がきれいにまとまりますし、簡潔に説明できますので。

そして、これは余談ですが、みなさんもノートをまとめる際には、『赤ペンと青ペン』を使うことをお勧めします。

自分の場合は英語と現代文で使用しております。

例えば今回のように、性質が異なるものを赤と青で分けています。

関係代名詞は『不完全文が続くから赤』、『関係副詞は完全文が続くから青』といった具合です。

他の例ですと例えば『SVOCは赤で、M句は青』、『他動詞は赤で、自動詞は青』などで整理しています。

これら二つは性質が同じものですので、同じ色で一括りにしてしまうと、後でノートを見た時に混乱してしまう可能性があります。

話を元に戻します。

今回は基本中の基本だけ説明させていただきましたが、これらは読解でも英作文でも、私立の文法問題でも、果てはリスニングでも必須の知識です。

80%90%の理解度では不十分です。

100%の理解に達して、はじめて使用と理解に耐え得るものになります。

特に英作文では必須ではないでしょうか?

記述問題は加点方式ではなく、完全に減点方式です。

試験官は、『時制』『三単現などの基本』『関係詞』など、みなさんがミスしやすいところでどんどん減点していきますので、中途半端な理解ではなく常に100%を目指してください。

理解度が怪しければ、塾生のみなさんはどんどん質問に来てほしいと思います。

そして高校の先生方、これが現実です。

当然ですが、全員の理解度が100%に達することを目指すべきです。

でも集団授業ではなかなかそれも難しいはずです。

だからこそ、『うちの授業を受けていれば、塾になんて行く必要はない。』などと安易に言ってほしくないのです。

そんなことを言っていいのは、共通テストの学年平均点が700点前後ある高校や、3人にひとりは旧七帝大や早慶などに合格者を出しているような高校だけだと思うのです(しかし現実には、そんな高校こそ塾に行くことを進める傾向にあります)。

別に敵対する必要なんてまったくなくて、学校でできないことを塾が、塾ができないことを学校が担えばいいだけの話だと思うのです。

双方にメリットとデメリットがありますので。

というわけで、さらっと関係詞のお話しでした。

【英語は絶対に誰にでもマスターできます!※ただし正しく学ぶ必要があります】

石川先生や黒野先生の授業をちらちら盗み聞きしているのですが、彼らは本当にすごいな~と思います。

文系あるあるですが、数学や物理・化学ができる人に憧れてしまいますね。

そんな数学や物理などとは異なり、英語というのは『100%誰でもできる』教科です。

教科というか言語ですので。

当然英語圏では、幼児だろうがホームレスだろうが、英語を自由に操っています。

ちなみにこちらは以前にも紹介いたしましたディズニー映画『ズートピア』の一幕です。

ちなみに簡単そうに見えるかもしれませんが、大学受験のリスニングの比ではないくらい難しいです。

とりあえず話すスピードが1.5倍から2倍くらいですし、登場人物が2,3人同時に話すこともあります。

高校受験や大学受験ではNGな文法の使い方もガンガン出てきます。

とりあえずここでは、『疑問文の”did”の省略』『補語になる”that”の省略』『分詞構文”being”の省略』が発生していますが、これらは高校受験や大学受験ではアウトだと思います。(※常々思いますが、ネイティブがよしとしている文法を、日本人の私たちが間違いとするのはいかがなものかと思います。ただ都築先生に言わせれば、『正しい用法を知った上での応用・変化でなければならない』とのことですので、やっぱりしっかりと中学・高校の文法をマスターしましょう。)

単語にしても”complacency”を知っている受験生はいないのではないでしょうか??(ちなみ『ターゲット』『システム英単語』『LEAP』『鉄壁』すべてに載っておりませんでした。)

しかし紛れもなく、英語圏では幼児がこれを観て、聞いて理解しているのです。

つまり、『英語ができない』『英単語が暗記できない』というのは、学習者のただの怠慢です。

私事ではありますが、中学2年生で0点を2回取った自分でも、数年後には英検準1級を取れましたし、TOEICも900点近くには到達しましたので、間違いなく『誰でもマスターできる』のです。

とはいえ、それらしい言い訳をするとするならば、まったく言語構造や文法構造が異なる日本語にどっぷり浸かってしまっているので、そのギャップには苦しむと思います。

だからこそ、練習あるのみですし、できる限り早く英語学習をスタートさせた方が良いのです。

毎年のことですが、高校2年生や3年生になって『英語を何とかしたいんです』という受験生に合う度に、(もっと早く来てくれていたら…)と思うのです。

フラットな状態なら良いのですが、間違った知識を身につけた状態からスタートすると、まずそれを取り払うことからはじめなければなりません。

言葉を選ばずに言わせていただきますが、これはもう本当に”無駄”なんです。

それまで数年かけて積み上げてきたものが否定されるわけですので、高校生にかかる精神的負担もものすごく大きいです。

『公立高校受験を突破すればいい英語』と『大学受験で求められる英語』はまったく別物なのです。

でも、学習している当事者は、そんなことはもちろん知る由もありません。

あらためて申し上げます。

ゼロならまだいいんです。

間違った知識を身につけることは、ゼロどころかマイナスなのです。

そしてそのことについては、なかなか当事者である中高生が理解することは難しいので、お父様やお母様にも共有していただきたいと切に願います。