スマホの問題はご家庭の問題です。塾や学校にはどうすることもできません。

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雑談

昨日は授業中、久しぶりに山口の雷が落ちてしまい、他の授業を受けていた塾生や、自習を頑張っていた塾生には本当にいやな思いをさせてしまったと思います。

本当にすみませんでした。

理由は、山口が担当している生徒が、3週間連続で宿題の達成率が0%だったからです。

もう誤解のないように念を押させていただきますが、宿題といっても『早稲田や慶應の問題を解いてきてね』なんてものじゃないですよ!?

『英単語を1週間で200個覚えてきてね』

ただこれだけです。

しかも同じ宿題を3週間続けて、1週間目と2週間目は特に厳しい言葉はかけておりません。

さすがに3週間で1個も単語を覚えていないというのは、申し訳ありませんが『まったくやる気がないもの』と判断します。

これがノートをびっしりつ埋め尽くしてきて、『これだけ頑張ったんですけど覚えられませんでした…。』ならまだ分かります。

しかしながら何の痕跡もなく、まったく英単語を覚えていないのですから、こればっかりはフォローのしようがありません。

ちなみにですが、これがボランティアなら山口も何にも言いません。

『いいよいいよ!大変だよね!一緒に頑張ろうね!』で終わらせます。

ただしもちろんそうではありません。

安くはないお月謝をいただき、大切なお子様を預からせていただいているのです。

厳しい言葉が必要であれば、かける必要があります。

ですのでその点だけは、どうかご理解とご協力をいただけたら幸いです。

【スマホの問題はご家庭の問題です。ご家庭で何とかしてください。】

スマホは本当に便利なものではありますが、こと受験となると『百害あって一利なし』です。

利点など何もありません。

もちろん、『勉強で分からないところをすぐに調べることができる』というメリットももちろんありますが、それはスマホがもたらす害のことを考えるならば、まさに焼け石に水です。

正直なところ、そんなにお子さんのスマホ依存で悩まれているのであれば、『解約してください』と言いたいところなのですが、スマホに依存している中高生ほど、『”でも”今どきスマホを持っていない高校生なんていないって。』などと反撃してくることでしょう。

個人的には、『スマホを持っていない』という理由で仲間外れにするような友人は、真の友だちではない、・・・と言いたいところですが、今のご時世、スマホを解約して持たせないというのは、現実的ではないのかもしれません。

だからこそ、保護者様の管理が必要になります。

例えば

①夕食の後から朝起きるまでは、スマホを預かる

②毎週毎週使用時間をしっかりと管理し、決められた時間を守れなければ、本当に解約する

くらいの決め事はあってもいいと思います。

ちなみに①ですが、おそらくほとんどの中高生は、『寝る前に確認したいことがあるから、23時以降にスマホを渡してほしい』などと言ってくると思われますが、”絶対にダメ”です。

何を確認するのか知りませんが、そんなものは朝起きてから確認すればよいだけのことです。

夜にスマホを触ることのデメリットはここでは割愛いたしますが、その辺はそれこそネットでたくさん確認できますので、お調べいただけたら幸いです。

そしてこれらは、学校や塾にはどうすることもできない領域です。

スマホを契約したのも、今この環境にいたっているのも、すべてご家庭の環境によるもので、こればかりは私たちにはどうすることもできません。

もちろんベストは、スマホと共存して、しっかりと自己管理ができることです。

『スマホは1日30分から1時間、あとは勉強』なんてできればいいのですが、それができる中高生はそんなに多くはないと思います。

幸いなことに、当塾は割とその辺がしっかりできている塾生が多いように思われますが、それでも(あぁ・・・この子はどっぷりスマホ依存なんだろうな…。)という高校生もいます。

夜にお母さんの目を盗んで、夜中までスマホを触って寝不足になってたりするんだろうな~と手に取るように分かります(自分がそういう中高生でしたので、本当にすぐに分かります。)

こればっかりは本当にご家庭で解決するしかありません。

そして断言しますが、スマホに依存しながら受験に成功する確率は極めて低いです。

試しに今、『スマホ依存 受験 成功』とか出てくるかな~と思いながら検索してみたら…、『スマホ依存 じゅ』と入力した瞬間に、予測変換が『スマホ依存 受験 失敗』と出てきました。

当たり前の話ですが、スマホなんぞに貴重な時間を取られている受験生が、スマホを封印して、ただただひたすら受験勉強のために頑張ってきた受験生に勝てるわけがありません。

ですので、厳しいようですがスマホ依存はご本人、ご家庭で何とかするしかありません。

もちろん、『本人の意志で何とかする!』のがベストですが、山口のようにどっぷりゲームが大好き、内弁慶で母親には反撃するタイプの中高生には、まずそれは難しいです。

彼らは何かしらそれらしい言い訳を並べて、何とかスマホを手元に置くように努力することでしょう(その努力を勉強に向けるのがベストなのですが…。)

だから時には、お父様お母様の厳しい愛のムチが必要だと思うのです。

もう一度念を押しますが、スマホ問題を改善しない限り、受験の成功はありえません。

『中高生のスマホの解約は現実的ではない』とは言いましたが、いざとなれば解約してもいいと思います。

スマホそのものがなければ触ることはありませんので。

スマホがなくても命を取られることはありませんし、そんなことで負の感情が湧いて受験勉強のやる気がなくなったりするのであれば、それはもう彼や彼女にとって、受験なんてその程度のものだったんです。

スマホがあろうがなかろうが、成功は厳しいと思います。

【大学入学共通テストまで、いよいよ200日を切りました!】

つまりあと半年と少しということです。

この半年をどのように頑張るかはみなさん次第ですね。

何度もご登場いただいて恐縮ですが、ラストの半年くらい、これくらいの勢いで勉強してください。

何度見てもすごいなと頭が下がる思いですが、彼女は流行りのYouTubeだとか、あんなに大ヒットした『鬼滅の刃』も知りませんでしたからね!

そして今は、キャンパスライフがめちゃくちゃ楽しいそうです。

スマホの楽しさなんて一過性であって、(あの動画、めちゃくちゃおもしろかったな~)なんて快楽は1日・・・下手したら15分もたてば忘れています。

その場限りの楽しいことを我慢して、一生懸命頑張ってつかみ取った第一志望で、最高の友だちを作って最高のキャンパスライフを送る楽しさと比較して、どちらが本当に楽しいでしょうか?

大学時代の勉強や思い出は、おそらく君が天寿を全うするその瞬間まで続きますが、一瞬で消えてなくなるスマホの楽しさが、君の人生に彩を与えることはありません。

ゼロです。

それでもSNSやら動画が気になって仕方ないのであればどうぞご自由に。

君が選んだ道です。

自分の決断にだけは責任を持って、自分なりに頑張ってくれたらそれでいいと思います。

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