西尾中学校学年9位!

少し前のブログでお話した、英語と数学が満点だった塾生の期末テストの結果です!

今日お母様と面談させていただきまして、無事許可をいただきましたのでこうして紹介させていただきました。

う~ん素晴らしい!

特に英語と数学で満点を取っているというのが非常に大きいですね。

この2教科はケアレスミスも出やすく、満点を取るのはかなり難しいです。

スペルであったり時制であったり、符号であったりで、数学や英語が得意な生徒でも、かなり集中していないとミスが出るはずです。

また、日ごろから常々お話しておりますが、文系理系を問わず、この2教科が大学受験の成否を決めるといっても過言ではありません。

高校入試においては、多少英語や数学がニガテであっても、社会と理科の第一分野などでリカバリーできますが、大学受験だけはそうはいきません。

ゴールが高校入試であるならば、英語や数学がちょっとニガテでも何とかなりますが、大学入試を英語・数学抜きで何とかすることは絶対に不可能です。

そういった意味でも、すごく理想的な結果だったと思います。

入塾時には『がっつりゲームをやっている』と聞いていたのですが、今は自分の意志で、ゲームの時間と勉強する時間を管理しているとのことでした。

これをご両親や塾の人間に言われてやるのか、自分でやるのかは大きな違いがあります。

勉強に限ったことではありませんが、他人に無理やりやらされたものが実を結ぶことって、あまりないんですよね・・・。

中高生のみなさんは、みなそれぞれに大なり小なり目標を抱えていると思いますが、その目標を達成するための行動は、主体的で自発的なものでなくてはなりません。

とはいえ、まだまだ成長の途上にある中高生(特に中学生)が、主体的に勉強に取り組み、自分の意志で誘惑を断つというのはなかなか難しいので、ご家族のご協力は必須であると考えます。

でもそれは、『勉強しなさい!』とか、『ゲームや漫画なんてやめなさい!』とか、『最低でも○○高校には行きなさい!』などという、大人の考えを押し付けるものであってはならないと思います。

昔何かのCMで、『受験は家族の受験』なんてフレーズがありましたが、まさにその通りだと思います。

お子さんが主体的に学習できるような環境をご家庭でも作っていただきたいですし、当塾がその一助となるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

そんなわけでY君、西尾中9位おめでとうございました!

【受験英語ももちろん大切ですが、言語なので柔軟に取り組みたいですね】

さて、中学校の英文法で必ず教わることですが、『楽器には必ず”the”をつけなさい!』ですが、これは果たして正しいのでしょうか?

というより、『なぜ”the”をつけなければならないのだろう??』と疑問に思ったことはないでしょうか??

実際のところ、実は『別に楽器には”the”をつける必要はない』というのがネイティブの感覚らしいです。

それどころか、『”the”をつける方が違和感を感じる』のだそうです。

そもそも”the”という冠詞はめちゃくちゃ強力で、『世界に一つしかない物』くらい強いパワーを持っています。

というわけで、ネイティブスピーカーが”I played the guitar yesterday.”と聞くと、『昨日”初めて”ギターを弾いた。』というニュアンスで聞こえるのだそうです。

もちろん文法的には間違いではありません。

ここでは、『受験英語だから間違っている!』などということを言いたいのではなく、『言語なので柔軟に学びましょう!』ということなのです。

いや、受験では絶対に『楽器には”the”をつける』は徹底してくださいね!

英作文などで楽器に”the”がついていなかったら、100%減点されますので!

『いや、でもネイティブは・・・』なんて言っても屁理屈としか取られませんので。

でもそもそも日本語でも、文法的に正しいものが、必ずしも正しいとは限りません。

例えば『全然』という副詞ですが、本来正しい文法に則るならば、否定の動詞や形容詞しか修飾できなかったはずなんです。

『全然違う!』とか『全然だめでした!』のように。

しかしながら現在では、『全然できるよ!』『全然いいよ!』みたいに、肯定の動詞や形容詞でも修飾するようになりましたし、広辞苑などでもそのように書き換えられています。

言語というものは生き物のようなもので、その時々によって語法や使い方が変化していくものですので、間違いを恐れずに学んでほしいなと思います。

でもそれは、『いい加減に勉強する』という意味ではなく、『好い加減で勉強する』という姿勢であってほしいです。

やはり文法は大切なので、正しい文法を正しく学んで、その上で変化に柔軟に対応していくことが大切だと感じます。