英語にあって日本語にないものが英語をニガテ教科にさせてしまう

本日体験授業をさせていただいたのですが…、なんとまさかの母校が同じということで話が盛り上がってしまいました!

いや~、こんなことあるんですね!

ちょっとビックリしてしまいました。

そして中学生のお子さんの体験授業を任せていただいたのですが、改めて英語というか、学ぶことのおもしろさに気づかせていただきました。

【be動詞や冠詞、三単現のS、無生物主語など、英語には日本語にないものがたくさん!】

そう、思い出しました。

山口は英語が大のニガテだったのですが、全部やつらのせいだったのです!

まあbe動詞や冠詞は100歩譲って理解できるとしても、『三・単・現』については言葉の意味がそもそも分からない!

分かったところで、(え?なんで”彼”や”彼女”、”私のお母さん”が主語になったら動詞にSが付くんじゃい!)と中2の山口はまったく理解できず、おかげさまで暗黒の1年を過ごすことになりました。

一つが分からないと、その全て分からなくなってしまいますからね。

でも、『三人称・単数・現在形の動詞にSをつける』というのはきちんとした理由があるのです。

まず『一人称』というのは自分。

そして『二人称』というのは目の前にいる『あなた』のこと。

そして最後に、『三人称』というのは『ここにはいない別の誰か、もしくは物』を指しています。

で、この『三人称の動詞にSをつける理由』なのですが、例えば誰かと会話をしているとします。

その時に例えば、最初の主語を聞き取れなかったとして、

“△×〇※Σ studies English!”みたいに相手が話したとして、主語の部分が聞き取れなくても、(あぁ、誰の話かは分からないけど、とりあえずここにいる自分たち以外の誰かが英語を勉強しているんだな・・・。)と理解できます。

そう、あの私たち日本人には何とも理解しがたい『三人称、単数、現在形』というのは、聞いた人が少しでも理解しやすくするための親切な言葉のルールだったのです。

だからこれから英語の文章を考えたり、誰かと話すときには、『ここにはいない別の人の行動を表す動詞』には、忘れずに”S”をつけてくださいね!

まあとはいっても、英検準1級を取った山口ですが、未だにこれ会話ではミスします。

2年ほど前のことですが、ネイティブと会話をしている時に”He don’t know that at all.”と言ってしまい、相手に笑いながら、”NO, no , “doesn’t”.”と訂正されたことがあります。

まあでもいいんですよ!

通じるんで。

ただ試験では絶対に減点されてしまいますので、とにかく『ここにいない人の行動にはSをつける!』を徹底してくださいね!

なんだそんなことか・・・。と思われるかもしれませんが、とにかく中2の山口は、『三単現のSをつける!』というルールの意味が分からないだけで、英語すべてがいやになってしまいました。

学校の先生に質問しに行きましたが、ものすごく面倒くさそうに、『いや、それはそういうものだからもうそう覚えてくれ。』と言われてすごく悲しかったことを覚えています。

まあ今の山口のように、『文法オタク』みたいになる必要はありませんし、言語ですので多少のミスは気にせずに、どんどん積極的に話してほしいのですが、教える側には『すべてを100%に理解してお伝えする』という義務があります。

疑問を持っている生徒に『そういうもんだから』という説明は、一番やってはいけないことです。

もちろん分指導する側にも分からないことはあるでしょうが、その時は目の前の生徒と一緒に悩み、解決に向かう姿勢が求められると思います。

【”would”そのものや、仮定法が過去や過去完了になるのがまったく理解できず、高等英語が2年近く遅れてしまった高校時代】

これもですね、今となっては些細なことだったのですが、とにかく”would”の存在が疎ましく、高校英語の学習が一気に遅れてしまいました。

『未来”will”の過去形ってなんやねん!』と理不尽な怒りを覚え、これも学校の先生に質問するもののファジーな答えしか返ってこず、英語学習がなかなか進まなかったことを覚えています。

ちなみに学校の先生が悪かったわけではありません!”would”という助動詞は、これまた日本語にはなかなかない働きを持っているので、100%理解し、相手に説明してもらうのは本当に難しいのです。

もちろん私たちは完全に100%理解していただく自信はあるのですが…、文字だととんでもなく説明しづらいので、ぜひぜひ興味がある方は聞きに来てほしいです。

じっくり語り合いましょう!

また、当塾に通っていない高校生の保護者様の中にも、ありがたいことに山口のブログを読んでいただいている方がいらっしゃいますが、お父さんおかあさん、ぜひぜひお子さんに『”would”や仮定法、分詞構文が理解できているか?』を聞いてみてください。

高校1年生はまだ理解できていなくても全然問題ありませんが、高校2年生や3年生で怪しいリアクションをしていたら相当厳しいです。

なぜならこれらは入試では頻出というか、必出です。

今理解できていなければ、半年後や1年後も理解できない可能性が高いです。

だから今のうちに不安の芽は摘み取ってください。

というわけで、本日もこの後の授業準備がありますのでこの辺で!

本日も体験授業に来ていただき、本当にありがとうございました!