数学は英語と同じくらい大切!(当たり前の話ですが…)

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雑談

昨日もまた新たに、高校3年生の女の子に昨年の共通テストを解いてもらったのですが…、リーディング73点!

いや、今の時点でこの点数なら文句無しなのですが、正直本来の彼女の能力からすれば8割は超えていたかなと思います。

ただ本人は、山口の英語の授業直後に解いたので、相当脳は疲れ切った状態だったと思います。

ちなみにこちらの塾生は、時々当ブログでも登場していただいている、西尾高校でビリから上位100位内まで這い上がった受験生です。

しかしながら今でも思い出すのですが、『数学がニガテ』ということで中学2年生の頃に当塾を選んでいただいたのですが、何と今ではその数学が一番の得意教科になりまして、数学の偏差値は60を超えています。

文系で数学がこれだけできるのはかなり強力な武器になります。

【英語が大学受験の合否を決めるのであれば、数学は国公立に進めるか否かを決める】

まあそんなことは分かりに分かり切ったことだとは思いますが、そうはいっても相対的に、この事実をしっかりと受け止められている受験生の数は少ないように感じます。

英語に関しては言わずもがな、

①英語が受験科目にない大学はほとんどない(AOなどを含む一部推薦入試を除く)

②国立私立問わず、英語の配点はかなり大きい

③なぜか理系でも英語は必須(私立、国立二次含む)

④得点源にするのに一番時間がかかる(最低1,500時間)、しかし①~③の理由から、捨てることはできない。

そしてその英語と匹敵するほど重要なのが数学です。

私立では選択科目で数学を外すこともできますが、国公立大学では例外なく全大学必須、文系でも二次試験で数学必須の大学も少なくありません。

先に申し上げておきますが、山口は高校2年生の夏まで数学を放置した結果、その時点で国立大学の受験を諦めました。

決断が早すぎる?と思われるかもしれませんが、継続的な学習をきちんと積み上げられていなかった山口にとって、その決断は別に早すぎるものではありません。

受験英語の習熟に必要な時間は1,500時間、数学は1,000時間、合計『2,500時間』です。

しかしこの数字は、得意とまでは言わなくても、ある程度基礎力がある高校生の話です。

それまである程度英語も数学も学習していて、偏差値が55くらいあれば諦める必要もなかったと思いますが、当時の山口の全体持ち偏差がなんと”40”、とてもじゃありませんが、たかだか2,500時間程度の学習で、国立大学を受験できるレベルまで引き上げることは難しかったと今でも思っています。

ですので、高校2年生の山口の決断は、今でも間違っていなかったと思います。

確かに可能性はゼロではなかったと思いますが、その”たられば”の話をしだしたらキリがないのでこの辺で!

その後関関同立に合格することができて、今こうしてみなさんと頑張れていることが幸せですので、まったくもって悔いはありません。

さて、山口の話はこの辺にしておいて、みなさんはいかがでしょうか?

さすがに山口ほど勉強をサボって、偏差値も40前後なんて高校1,2年生はいないとは思いますが、それでも偏差値が55を下回っているならばかなり危険ゾーンです。

特に2年生のみなさん。

しつこいようですが今すぐ精文館書店に行って、自分の志望校の大学の赤本や青本、いや、なんなら『基礎学力を問う問題』と言われている『大学入学共通テスト』の問題でもいいのでざっと目を通してみてください。

みなさんはこれを『たったの1年と5ヵ月後』に最低でも7割、名大や名工大を目指すのであれば8割まで持っていって、なおかつ二次対策までやらなければなりません。

理系は言わずもがな、国公立を目指すのであれば、文系でも数学は必須です。

少なくとも平均点は取れなくてはいけない。

そしてみなさんが思っているよりも、みなさんの勉強量は全然少ないですし、周りのライバルはもっともっと勉強しています。

否、小学生の頃からひたすら大学受験のために突っ走ってきたような連中もいるのです(その是非はともかく)。

よく、『学歴がすべてではない』『小さい頃から勉強漬けにしてはいけない』『子どもの自主性があ~だのこ~だの・・・』なんて一銭にもならない不毛な議論はさておき、ただただ事実として、そういうライバルがいるということは不変の事実なのです。

もしかしたら、今はもうその本当に土俵際に立たされているのかもしれないのです。

英語と数学で2,500時間、でもそれは『たったの2教科だけ』の話であって、実際には国語も選択社会も、生物も化学基礎も、理系ならば数Ⅲ、物理・化学まで勉強しなければなりません。

・・・。

なんてことを今年の3年生には、1年前からしつこくしつこく、そりゃあもう耳にタコができるくらい言い続けてきたのですが、それがようやく結実してきたのかなと実感しています。

もちろん、まだゴールでも何でもなくて、『残り149日』今以上に追い込んでいかなければなりません。

ただ最後の最後に言わせていただきますが、みなさんの人生は『受験がすべてではない』ということです。

たかだが受験です。

別に君の命が取られるわけではありません。

生きてりゃ何とかなりますから。

本当に一生懸命一生懸命頑張ったのであれば、敗れてもいいじゃないですか。

本当に頑張ったのであれば、必ず捲土重来の時は訪れますから。

お父さんお母さんに真剣にお願いしてもいいですし、菅総理のように働きながら受験勉強をしてもいいかもしれませんし、本気で勉強して好成績を取って、特待生を勝ち取ることだってできるかもしれません。

ただし君が少しでも手を抜いたのであれば、仮に浪人したとしてもまたどこかで手を抜くでしょうから、手ごろな私立大学で手を打つことをお勧めします。

第一志望に合格するための勉強よりも、束の間でもスマホなんかに心を奪われるのであれば、来年も再来年も、5年後も10年後も、君は大切な局面でスマホを触っているでしょう。

そんな君に、『絶対に○○大学に行きたいんです!』とか、『××大学には行きたくないんです・・・。』なんて口にする資格はありません。

3年生のみなさん、もう一度念を押しますが、あとたったの5ヵ月後には、みなさんは緊張感溢れる受験会場にいるのです。

おそらくですが、どれだけ限界まで詰め込んでも、みなさんに残された時間は『1,000時間あるかないか』です。

平日4時間、休日12時間勉強して、たったのこれくらいしかありません。

そしてこの危機感と緊張感は、そのまま高校2年生も感じていなければなりません。

大学受験における第一志望合格率は『たったの15%ほど』。

公立高校入試とはわけが違います。

…と、授業が始まりますので本日はこの辺で!

正直に申し上げますが、それでも今年の3年生、今のままで行けばおそらく第一志望合格率は70%前後…。

本音で言わせていただくならば、30%は相当厳しいです。

あとたったの10日ほどで夏休みが終わります。

この10日間で100時間は確保できるはず。

悔いのないよう残りの時間を過ごしてくださいね!

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