西高不動の1位のノート(え!これってそんな意味やったん!?)
【昨日のお話】
男子生徒I君『なんかモチベ上がんないんすよね…(もちろん勉強の)。』
山口『あのねぇ…、そうか分かったよ、じゃあ西高不動の1位の男のノートを見せてあげるよ。』

(これまでにもたびたび登場してくれたノートですね。勉強のモチベーションが上がらない塾生にはたまにお見せしています)

(もう10年近く前の話ですが、西尾高校の3年間で1位を取れなかったのは3回ほど。ほとんどが不動の1位。全国偏差値は常時80前後ありました)。

A君『あ…、この人”りとく”っすね。』
山口『ん…、今なんて言った??”りとく”??』
A君『3年5組22番で”3522”、西尾高校3年理系特進すよ。』
あぁなるほどね!
この番号そういう意味だったんだ!
ちなみにですね、自分が彼のこのノートを誰かに見せるとき、『ほらぁ!こんなに賢い人がいたんだぞ!』なんてことを言いたいわけではないのです。
彼はとにかく努力の人、小学校から中学校までは吉良、高校を選ぶときも岡崎や刈谷を勧められたらしいのですが、近い方が良いという理由で西尾高校を選択、大学受験の際も担任の先生には東大や京大を勧められたらしいのですが、『学びたいことがあるから』という理由で名古屋大学を選択。
ただしその勉強量は凄まじく、特に高校時代は平日4時間、土日祝”16時間”の勉強を欠かさなかったのだそうです。
毎日の通学(吉良⇒桜町)はすべて英単語の暗記に費やしたとも言っていました。
本人はとても謙虚なので、こういった話は山口がお酒の場などで無理矢理聞き出したんですけどね(※もちろん数年前の話ですよ!コロナはまったく関係ありませんので悪しからず!)
この手の話をするときはいつも『いや、僕は要領が悪いんで、それくらいやらないと覚えられなかったんです。』と、物腰柔らかに答えてくれました。
それはさておき。
そう…、やっぱり本人がどこまで努力を積み上げられるかしかないんですよね…。
山口は割と普段のブログで、『中高一貫難関私立』の話を引き合いに出すのですが、別に難関私立じゃなくてもいいと思うんですよ。
別にすべて公立であったとしても、塾の人間である山口がこんなことを言うのはなんですが、塾にも行かなくていいと思うんです。
ただし、それで小学校の頃から難関大を目指しているような連中と戦おうと思うのであれば、やっぱりそれに見合う努力が必要なんです。
こちらの彼くらい頑張れるのであれば、どんな環境でも行きたい大学に行けるのではないでしょうか?
ちなみそんな彼ですが、以前のブログにも書いたことがありますが、名古屋大学在学中も毎日勉強、お盆や正月も研究室に夜中の22時まで閉じこもって、大学院の頃はその研究室で年を越したと言っていました。
そして今は東証一部上場の優良IT企業に勤務、毎日定時上がりで、最近では色んな趣味を楽しんでいるのだそうです。
みなさんの周りにも、『学年1位』とか『岡崎高校、刈谷高校合格』とか『東大や京大に挑戦』みたいなすごいお友達がいると思うのですが、彼らのほとんどが途轍もない努力を積み上げています。
そうは見えなくても見せていないだけで。
『いやいや、○○君や△△さんは、本当に勉強していないし、毎日スマホいじってるよ!』なんて中高生もいるかもしれませんが、まあいいんじゃないでしょうか?
それを信じるも信じないも君次第です。
それを信じて『自分も勉強しなくても成績上がるんだ!』と思うのであれば、それはそれでいいと思います。
でもですね…、そんな都合のいいことが自分の身にも起こるなんて思わない方がいい。
そんな人、仮にいたとしても数千人にひとりレベルの話です。
君の偏差値や模試の結果が第一志望にはるかに届かないのであれば、その認識は改めた方がいいです。
そして時間がないのでもう一度だけ最後に念を押します。
西尾高校不動の1位のこちらの彼は、中学高校の6年間、それに加えて大学の4年間と院生の2年間、ほとんど毎日勉強を欠かすことはありませんでした。
いや、でもめっちゃリア充でしたよ!
大学時代はサークルや海外旅行も楽しんでいましたしね!
四六時中ダラダラして、休みの日はさらにダラダラだらけるよりも、彼みたいな学生生活の方が絶対に楽しいに決まってます!
というわけで最後に!
飽くまでも彼の場合の話ですが、『頭が良かったから西高1位』だったのではなく、『めちゃくちゃ勉強していたから西高1位だった』ということをお伝えさせていただきます。