ちょっとー!お願いしますよ先生!!

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雑談

当塾のブログ、おそらく学校関係者は読んではいないと思うのですが、もし読まれていたら戦々恐々でしょうね。

とはいえ!

そんな的外れなことは言っていないと思うんです!

まぁそれこそ、場末の一塾講師がなんか言ってるわ~、くらいに思っていただけたらと思います。

さて、今日のお話ですが、某高校に通う塾生からいただいた質問で、(ん?・・・んんん!?)と思ったことがありますのでご紹介させていただきます。

いやですね、別に山口はなんか粗探しがしたいわけではないんですよ。

人間だからミスなんてして当たり前だと思います。

でもそれには限度があって、『2×5は7だぞ!』と教える教師にはやはり問題があると思うんです。

今回はそんなお話ですね。

ちなみに西尾市内の高校ではありませんが、普通に偏差値は60を超えている進学校です。

その問題はこちら。

何やらテスト直しをしたいのに解説もなく、答えも渡されなかったとのことで(もうこの時点で山口の”先生!お願いしますよ!!”バロメーターがぴくぴくしていたのですが)、まあ中間テストの問題だし全然問題無しと思って取り組んだのですが・・・。

いやいやこれはダメでしょう?先生。

問題は(6)に該当する箇所なのですが、見にくいと思いますので改めて書かせていただきます。

こちらは英文の整序問題ですね。

(   )が9つありまして、日本語訳もなく、主語なども指定されていませんね。

まあそれ自体はよくある問題なので別にいいのですが…。

この問題には答えが二つ存在するのです。

アto イmake ウin エsad オeveryone カnot キsmiled クorder ケYoko

とありまして、おそらく先生の意図は、『ようこはみんなを悲しませないように笑った。』だとおもうのですが、この問題の答えは

①Yoko smiled in order not to make everyone sad.

②In order not to make everyone sad Yoko smiled.

どちらでもOKです。

別に不定詞のカタマリの後に、SVが来てもまったく問題ないですからね。

“To study English I’m going to go abroad.”

『英語を勉強するために海外へ行く予定です。』

まったく問題ないですね。

こちらの先生が②の答えもよしとするならば話は分かりますが、答えがマーク式ですので多分①の答えしか認めていないのではないのかと思います。

自分みたいな生徒がツッコんで来たらどう対応するのでしょうか?

『あぁ、確かにそれもいけるね!勉強になったよ、ありがとう。』くらい言ってくれるのなら助かるのですが、答えも渡さず解説もしてくれないというのであれば、それも難しいのかなと思っています(しつこいようですが、西尾市内の高校ではありませんよ!)

問題は、そういう先生が実際に高校の現場で指導されているということです。

先にも申し上げましたが、人間だからミスは付きもの、しかしやっていいミスとやってはいけないレベルのミスがあって、この問題は明らかに後者です。

例えば次のような倒置の文章、こちらは山口が塾生に説明するために作った英文なのですが、この文章をどのように解説するのでしょうか?

“This PS5 I’ve been longing for I got at GEO in Nishio.”

こちらはOSV倒置といって、目的語が頭にくるタイプの倒置で難関大では割と普通の文章なのですが、おそらく今回のような問題を作ってしまっているのであれば、倒置のことは存じ上げていないのではないかと思われます。

ちなみに元の文章は、

“I got this PS5 (which) I’ve been longing for at GEO in Nishio.”

『ずっと待ち望んでいたPS5を西尾のゲオで買った!』という文章ですね。

英語においても『強調したいもの』は全然先頭に持ってこれちゃいます。

日本語でも『プレステ5さーついに買ったんだよ!なんと西尾のゲオで!!』なんて言っちゃいますよね?

さらに強調したければ、

“It was PS5 I’ve been longing for that I got at GEO in Nishio!”

『ずーっと欲しかったプレステ5,ついに西尾のゲオで買ったぜ!』みたいな感じでも言えちゃいますね。

さらに受験ではご法度かもしれませんが、

“It was I that got PS5 I’ve been longing for at GEO in Nishio!”

『おれなんだよ!西尾のゲオでずーっと欲しかったPS5をゲットしたのは!』も全然ありですね(※ただし主格を強調する強調構文は、入試の英作文などでは書かない方がいいですね。強調構文の話をすると、キリがないのでとりあえずこの辺で)。

話を戻します。

今回の問題、倒置というほどのものではありませんが、逆にそれだけに大問題なのです。

今回の問題をうっかりでも作成して採点している先生の指導で、難関大の対策ができるとは到底思えません。

しかしながら、しつこいようですがこちらの塾生が通っている高校の偏差値は、余裕で60を超えてしまっているのです。

そのことに気付けているならいいのですが、気付くことなく、『当校の授業を受けていれば、塾になんて通う必要はないんです!』を信じて3年間通い続けて、いざ受験となったときに志望校の判定がE判定では、挽回できるものもできないんです。

だからといって、『ぜひ当塾に!』なんてことが言いたいわけではないのです。

別にうちではなくても構わないのですが、備えは高校1年生のうちから、願わくば中学生や小学生の頃からしっかりと取っていただけたらと願います。

【ドラマ『二月の勝者』が明日からスタートしますね!】

こちらは『中学受験』をテーマにした漫画のドラマ化ですね!

当塾は中学受験は取り扱っておりませんので、あまり関係ないと言えば関係ないのですが、ぜひぜひ大学受験を志すすべての中高生、また保護者様に観ていただきたいですね!

三河エリアではあまりなじみのない中学受験ではありますが、いつか難関大を目指していく可能性があるのであれば、全国にはこんなライバルがいるということを知っておいても損はありません。

そして手前味噌ですが、当塾は早慶、MARCHの合格率は100%!(とはいえ分母は少ないんですけどね・・・)、中学受験組にも負けない環境を用意していると自負しております。

そんなわけで、受験のご相談はいつでもお気軽にどうぞ!

当塾の保護者様はご存知の通り、山口は『一切勧誘などはいたしません。』

他塾の方が結果が出るのであれば、それに越したことはないと考えておりますので、営業や勧誘の心配は無用にございます。

現生徒のスケジュールでカツカツなのですぐに対応することは難しいのですが、お悩み相談はいつでもお待ちしております!(もちろんメールだけでもOKです。その場合は少しお待たせいたしますが、必ずご返信いたします。)

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