ほんの少しの雑談

さて、最近のブログがより一層熱を帯びて、『英単語やイディオムの暗記が大切!』を力説しまくっているのですが、ふと思ったんです。

(実は英単語やイディオムを覚えなくても、英語の成績を上げる方法はあるのかな??)と。

結論から言えば、おそらくないのですが、もう少し具体的にお話させていただきます。

【英単語やイディオムを覚えなくても、言語感覚に飛びぬけた学習者は、難文をスラスラと読めてしまう】

昨日のブログで紹介した西高3年生の女の子なのですが、正直言語感覚であったり、文字を捉えてアウトプットする力、頭で文章をクリエイトして、魅力的な文章を書く能力では、山口ははるかに彼女に劣ります。

もうね、手も足も出ないレベルで力の差があると感じますね。

そんな彼女、実は英単語やイディオムの語彙の量で言うと、そこまで多いわけではありません(とは言っても、偏差値70を超えているわけですから、一般的な受験生よりは多いですが・・・)。

でもスラスラ読めてしまうんです。

惜しむらくは、彼女の能力が高すぎるあまりに、蛇を描きて足を添うな側面も無きにしも非ずなのですが、それにしても信じられないくらいに読めてしまうのです。

でもですね、これこそが彼女に備えられた能力であって、この力を後天的に、すべからくすべての学習者に習得してもらうことは相当難しいことだと感じます。

でも、似たようなことはできるようになります。

それこそが、『英単語やイディオムの暗記』と『読書』なのです。

中高生のみなさんはご存知の通り、英単語やイディオムの暗記は大変なばかりか、付け焼刃なものはすぐに抜け落ちてしまいます。

それを防ぐためにも、ぜひ普段から活字の本を読み、日本語と連動させながら英単語やイディオムの暗記を活性化させてほしいです。

おそらくはほとんど読解力も文才もない山口が、曲がりなりにも難関大を志望するみなさんの英語や国語の指導ができているのは、すべて『英単語やイディオムの暗記』と『読書』によるものです。

天才にはなれなくても、それに近いことは努力によって必ずできるようになります。

だから『英語の成績がなかなか上がらない・・・』『自分には読解力がない・・・』と悩む中高生こそ、地道な努力にすがってください。

諸君がお手軽な『時短の誘惑』に負けることがあってはなりません。

もちろん、常々申し上げております通り、語彙を増やすこと、とりわけ母国語ではない英語の語彙力を高めることは容易なことではありません。

ぜひぜひ

①単語帳を肌身離さず持ち歩いて、何度も見る

②とにかく書く

⓷とにかく声に出す

これを徹底してください。

これらの過程も、ただ単語帳を見るだけでは期待できる効果は得られないでしょう。

みなさんがこれを目にして、覚えられないのと同じです。

(『沈まぬ太陽』ー山崎豊子著より抜粋)

ペルシャ語らしいです。

これを目で見ただけで覚えられたら超人だと思いませんか?

しかしなぜか中高生のみなさんは、英語で同じことをやろうとするのです。

一緒ですよ一緒。

例えば次のような英単語があったとします。

I had a very high fever, which caused me to “hallucinate”.

(ほーる し・・・ねいと??)

ちなみに発音は(カタカナ英語で申し訳ございません)、”ヘルゥーシネェイト(ぅ)”で、『幻覚を起こす』という意味です。

日本人の私たちには馴染みがないかもしれませんが、英語圏では割と普通の言葉です(日常使いするかどうかはさておき)。

『高熱が出たので幻覚が見えた。』

みたいな感じなのですが、これを目視だけで覚えるのは相当きついはずです。

スペルも難解ですしね。

だから何度も何度も手で隠しながら、頭の中で『ヘルゥーシネェイト・・・幻覚を起こす』を唱えながら紙に書いてください。

できれば自分で簡単な文章を考えながら。

一見遠回りのようで、実はこういった手間をかけた方が遥かにコスパは高いです。

それでも覚えられなかった、みなさんにとってニガテな単語は、必ずリストアップしておいてください。

このページの最後にもこう書かれています。

『言葉が通じないことは、陸の孤島にいることも同然であるからだった。』

これだけはお約束します。

英単語やイディオムの暗記というのは、大変なだけで誰でもできます。

そして語彙を増やすこと、日ごろから活字を読む習慣をつけておくだけで、みなさんの偏差値は劇的に上がります。

ただ時間がかかってしまうため、あまり成果が得られている実感がないのも事実です。

そうして多くの受験生が、英単語やイディオムの暗記や読書を諦め、手品紛いの学習法に飛びついてしまうのだと思います。

山口のような一山いくらの凡人も含めて、ほとんどの中高生のみなさんには飛びぬけた言語感覚というものはありません。

しかし、それは努力で必ず養うことができます。

必要なのは忍耐と時間だけ。

高校2年生のみなさん、みなさんには『あと1年と1ヵ月』しか時間が残されていません。

当塾を選ぶ必要はありませんが、今すぐやるべきことに取り掛かってください。

今なら間に合ったかもしれないものが、あと数か月もすればまったく間に合わなくなってしまいます。

それはみなさんの能力の問題ではありません。

ただただ、取り組むのが遅すぎたため、時間がなくなってしまうからです。