『勉強は量より質』って言いますけど本当ですのん??
結論から言ってしまえば、当塾で医学部医学科・早稲田・慶應・名古屋大学・MARCH・関関同立などなどに合格した卒塾生は、めちゃくちゃ勉強していました。
特に昨年度医学部医学科に合格した男の子、立教国際経営に合格した女の子の勉強量は尋常ではなく、この山口が『勉強の量を減らした方がいいよ!』と声を掛けたほどです。
これが結論ですね。
厳しいことを言えば、勉強を頑張らない高校生に限って、まるで免罪符かのように『勉強は量より質』『文武両道』を振りかざしてくるのですが・・・。
まず先ほど申し上げました通り、成績上位陣ほど勉強量を確保しています。
これももう10回目くらいでしょうか?
あの林先生も、『自分はこんなに頑張っている!・・・と簡単に口にする高校生ほど、難関校を目指している受験生の学習量を知らない。ただの勉強不足。』と言い切っております。
もちろんですね、質は大切なんです。
でもこれまた厳しいことを言わせていただくならば、じゃあ勉強量が少ない高校生が、学習の質を追求できているかというと、できていないんですよね。
例えば一番きつい『英単語の暗記』。
もう毎度毎度になりますが、『どうしても英単語が覚えられません』という高校生に、必ず以下の話をするんです。
①寝る前と起きた直後に昨日覚えられていなかった単語をチェック
②電車の移動時間はスマホではなく単語帳を見る
③学校や塾では動詞の用法・語法を中心に書いて練習する
④家では音読をする
英単語がどうしても覚えられないという高校生が学習の質を追求するならば、これくらいは最低限やらなければなりませんが、どういうわけだかやらないのです。
逆に英語の偏差値が65、70を超える高校生はこれをやっています(※文系理系問わず)。
もちろん学習の質は大切なのですが、その質を追求するためにも、まずは量の確保が最優先です。
もしかしたら不毛かもしれない時間を過ごす中で、(このやり方は自分には合っていないかも・・・。)(山口はああいっていたけど、自分にはもっと別のやり方の方があっているな。)、色々な気づきがあるはずです。
しつこいようですが、成績上位者ほど学習の時間を担保していて、その中でさらに質を追求しています。
学習の質を高めるというのは、学習時間を減らしてもよい、ということと同義ではありません。
そしてこれまた既出のないようですが、スポーツに例えるならば、野球・サッカー・バスケなどの強豪こそ尋常じゃない練習量を積みあげています。
あの大阪桐蔭高校などは、
①全寮制
②スマホの持ち込み禁止
③昼から夜まで専用グラウンドで練習
④年間の休日はたったの3日間
これを西谷監督が目を付けた、全国から集まってきた野球エリートたちが凡事徹底するのです。
そんな大阪桐蔭高校でも負けることはあります。
勉強も同じです。
学習の質も高く、実際に成績がよい上位陣こそものすごい努力を積み上げているからこそ(※そもそも彼らはそんな素振りを一切見せないのですが)、自分がそんな彼らに劣っていると感じたなら、彼らの2倍3倍勉強しないと追いつけるわけがない。
ましてや、高校生活を1年間2年間惰性で過ごしてしまったなら・・・その分を取り返さなければならないのです。
しかし高校生の成長力と爆発力はものすごい。
君が本気になるのであれば、大概のことはできます。
とはいえそれも有限のもの。
たった数か月程度本気になって練習したくらいでは、大阪桐蔭高校に勝てる確率は限りなくゼロに近いでしょう。
しつこいようですが高校1年生、2年生のみなさん、みなさんにはシンプルに『時間がない』のです。
5年10年残されているならば、山口もギャーギャー言いません。
たったの350日程度、もしくは1年と350日というごくごく短い時間で、大学受験に必要な膨大な学習量をこなさなければならないという事実が目の前にあるだけです。
そういった理由もあって、間もなく現高校2年生の新規入塾は締め切りとなります。
今なら間に合うものも、もう少ししたら時間という物理的な制約で第一志望合格という目標の達成が困難になるからです。
さて、授業が始まりますので本日はこの辺で!!!