完全1対1の弱点とは??(検索ワード)『ジョブス 子供 スマホ』で恐ろしい記事がヒットします・・・(デイリー新潮)
よくネットで言われている『完全1対1の弱点』は、つきっきりで指導するため、生徒が分かった気になってしまうというものですが・・・。
まあ確かにそうですね。
本当に分かった気になって、(もう勉強しなくていいや!)と中高生のみなさんが心得違いをするのであれば、確かにこれは大きな弱点だと思います。
しかしもちろん当塾は違います。
完全1対1の指導の後には演習授業が待ち受けていますし、もちろん宿題課題もしっかりと出ます。
その上で復習できているかどうかも隅から隅までチェックし、サボった痕跡が確認できれば、それに見合った厳しい叱咤激励を送らせていただきます。
そんな本日、とある高校生の男の子にかなり厳しい指導をさせていただいたのですが、授業終わりに『先生、先生に渡すものがあるんですが・・・。』
え!
なんかめちゃくちゃ気まずいですやん!!!
なんと修学旅行に行ってきたという彼、我々に素敵なお土産を買ってきてくれていたのです。

ちょっとー!
めちゃくちゃ嬉しいけどあれだけ叱った後だと罪悪感半端ないやんけ!
でも、『あ・・・、サボったのは僕が悪いんで・・・。』と一言。
う~ん、そう思い返せば2年前も、彼は中学校の修学旅行でお土産買って来てくれたんですよね。
勉強はもちろん大切なんですけど、こういう心遣いは本当に嬉しい・・・というか、社会に出てから役に立つのは勉強よりもこういったところだと思います。
でもね!
もちろん忖度はしません!!
これがボランティアならば、宿題をサボろうが何しようが、『そっかー、でも自分なりに頑張ったから全然オッケーだよ!』と言ってしまうところですが、やはり中高生のみなさんのお父様お母様から、安くはないお月謝をいただいて大切なみなさんを預からせていただいています。
ましてや、それこそ1対1でつきっきりで指導をさせていただいているのですから、復習や宿題まで含めて、細やかに管理するのは当然のことです。
でも本当にありがとうございます。
美味しくいただきますね!
でも中高生のみなさん、お土産買うのは本当にもったいないので、自分自身とご家族のために使ってくださいね!
【本当に恐ろしいスマホの破壊力】
相変わらず眉唾なソースではありますが、某なんちゃらニュースにこのような記事が挙がっておりました。

まあプレジデン〇オンラインですので、『信じるか信じないかはあなた次第』と言ったところなのですが、個人的にはかなり信憑性が高いと感じました。
先に申し上げておきますと、スマホを触っていても成績がいい中高生はいます。
例えば今現在、当塾の塾生でも偏差値が70を超えているのに、ガンガンスマホ触っている高校生がいますからね。
こちらの塾生に関しては、もう『スマホを触る時間を減らそうね』とは声を掛けておりません。
もはやスマホを触っても結果を出しているのですから、文句のつけようがありません。
またもう一名、同じく偏差値70前後をキープしている高校1年生の女の子。
彼女は山口のブログを読んで思い悩んだようで、『デジタルデバイスとどのように付き合っていけばいいですか?』と質問してくれました。
ただ彼女の場合も同様で、模試の結果はしっかりと出していますし、宿題課題も常に90%以上の精度を保ってくれていますので、『○○さんの場合はしっかりと棲み分けができているから、特にスマホに関して言うことはないよ。』と返答させていただきました。
接していると分かるのですが、彼女の場合は自分で主体的に考えて、何が悪くて、どこまでがOKなのかしっかりと線引きできています。
ここで大切なのは、飽くまでも『たまたまそういう受験生もいる』というだけの話。
相対的に見れば、スマホは百害あって一利なしなのは言うまでもありません。
ここで問題になっているのは、例えば大泣きしている幼児にスマホを渡すとピタリと泣き止む、いわゆる『スマホ育児』と呼ばれているものです。
ちょうど今の中高生がその第一世代になるのでしょうが・・・。
果たしてこれ、お子さんにとっては良いのでしょうか?
もちろん、お母様の育児の負担を減らすという点では、大人には大きなメリットなのでしょうが、子どもにとってどうなのかということを考えなければなりません。
大泣きしている子どもがピタリと泣き止んでスマホの画面に夢中になる・・・。
その時にお子様の脳内で良い効果が生まれているのでしょうか?
スマホというものは、我々が何もしなくても、勝手に大量の情報を動画と効果音と字幕で放り込んできます。
観ている者の脳に負荷がかかっているのでしょうか?
脳は体と同じで、使わなければ退化していく一方です。
そんなスマホを、これから脳が成長していく幼児の頃から与えられて、果たしてよい化学反応が起きるのでしょうか?
少なくともこと学習に関しては悪影響しかないように思われます。
しかしながら大切なのは、もう時間を巻き戻すことはできないということ。
お父様お母様はもちろんのこと、私たち塾講師も常に最悪の場合を想定しておかなければなりません。
スマホにどっぷり漬かっていたとしても、こと大学受験のことだけを考えるならば、結果が出ているなら問題はありません。
しかし、今の時点で学習面で結果が出ていないのであれば、その一因はスマホにあるのかもしれないと考えるのはごく自然な成り行きだと思われます。
その対策は私たち大人がやらなければなりません。
まだまだ遊びたい盛りの中高生、彼らが主体的にその誘惑を振り切るのはかなり難しいのです(私たち大人ですら難しいのですから)。
もちろん学校や塾からも積極的に働きかける必要がありますが、お子様がスマホを所有する権利を持っているのはご家庭である以上、具体的な対策はご家庭に委ねる他はありません。

衝撃的な帯ですが、なんとスマホをプレゼンしたあのジョブズ本人が、『スマホを触るとバカになる』と言って、我が子にはスマホを持たせなかったのです。
あのビル・ゲイツも我が子には14歳までスマホを持たせなかったそうです。
大切なことは、これからどう対策を取っていくのか?
中高生のみなさんの時間は有限です。
限られた3年、長くても6年という時間で、しかも一回限りのぶっつけ本番で大学受験に挑戦していかなければなりません。
せめてこの本だけでも、中高生のみなさんはもちろん、保護者様にもご一読いただきたいと切に願います。