今月の体験授業は締め切らせていただきます。新高校1年生のみなさんと保護者様、一番大切なのはこの4月です。

さて、合格体験談についてなのですが、一応予定では今週の土曜日までには一通りご紹介させていただく予定ではあります。

ぜひぜひお楽しみにお待ちください!



【大切なのは高校3年生ではなく、”高校1年生”、それもできるだけ早い時期です】

のっけから厳しいことをお伝えします。

まず、西尾高校や西尾東高校に合格した新高校生諸君、合格おめでとうございます。

おそらくはこの両校を受験したということであれば、みなさんのほとんどが大学進学を目標としているはずです。

しかしながらはっきりと申し上げておきますが、高校の合格はただの空手形です。

それだけでは大した意味を持っていません。

有名な名古屋大学に行けるのは、西尾高校からならば上位の20~30名のみ(甘く見積もって)。

西尾東高校ならば1~2名です。


ほんの少しだけ偏差値を下げて、最近人気の名古屋市立大学や名古屋工業大学、愛知県立大学ならば、(地方なら金岡千広)

・西尾高校上位50位

・西尾東高校上位15位内


最近また評価を上げてきている三重大学、岐阜大学、静岡大学などの国立大学ならば

・西尾高校上位70位

・西尾東高校上位20~30位


どんぶり勘定ですが、ざっとこれくらいの力は求められます。

それは合格実績を見れば明らかなことであって、みなさんが受験生になるであろう3年後(※正確には、大学入学共通テストの受験は2年9か月後)に、劇的に変わっている可能性はほとんどありません。


つまり、人気とされる大学、みんなが行きたがる難関大に合格できるのは、西尾高校や西尾東高校からは一握りということになります。

少し嫌なことを言わせていただきますが、ただの現実のお話です。


岡崎高校や刈谷高校であれば、上位150位以内でもかなりの難関大に合格できます。

これもただただ、合格実績が物語っている話であり、山口がデータを捏造して話しているわけではありません。

個人的には、『出題される範囲が決まり切っている公立高校入試』において、岡高生もその他の高校生も、実はそんなに大きな差はないのです。

解く問題が一緒ですからね。

おそらくはみんな、サナ〇さんなどで膨大な公立高校入試用の演習を詰め込まれているはずですので、実はこの時点で学力にそんな大きな差はありません。


差がつくのはその後の3年間の過ごし方です。


もうはっきりと言わせていただきますが、西尾市内の高校はめちゃくちゃゆるいんです。

そんなことは英語ひとつとっても分かります。

正直に申し上げて、大学受験レベルのことが授業でやれているとは思えない。


いや、やっているのかもしれませんが、厳しい現実が伝わり切っていません。

そうじゃないと、『西尾高校の2年生の200名以上が名古屋大学第一志望』などという脳内お花畑の集計が出るはずがないのです。

まったくもって現実が見えていない。


そうして気づかないままに・・・本当の進学校に通う高校生たちが、『平日学年プラス2時間、休日はその2倍の学習(※岡崎高校基準です)』を一日も欠かさず積み上げているのに、何の危機感も持てないまま、模試の結果ではD判定やE判定が出ているのに、(まあ3年生になってから本気を出せば何とかなるんでしょ??)と思いながら3年生になるのです。


何とかなりませんって。


岡高や刈高に通っている連中が、1年2年地道に努力を積み上げてきたのに、なぜ彼らの2年分の努力を、たったの1年(※正確にはもう共通テストまで10か月しか残されていませんが)で取り返せるのでしょうか?


みなさんに与えられているのは、等しく平等に1日24時間、1年365日。

高校に入学した瞬間から大学入学共通テスト本番まで、平たく1,000日ほどの時間が与えられているのです。


そしてですね、君たちは岡高生や刈高生と同じ質と量の勉強では追いつけない。

そりゃあそうでしょう??

本当の進学校に通う連中が、1年2年と地道な努力を積み上げてきたのに、どうして3年生になってから、彼らと同じ努力で追いつけるのでしょうか?

追いつけるわけがない。


だから『一番大切なのは高校3年生ではなく、高校1年生』なのです。

このスタートダッシュから、本当の進学校に通う連中と同じ意識で、同じ質と量の学習を積み上げる習慣をつけておかなければならない。


厳しいお話をさせていただきますが、公立高校入試というものは『5人中4人が第一志望に合格できる』と言われています。

言われてみれば当然の話で、ほとんどの公立高校受験者が、自分の身の丈にあった高校を、しかも2校受験できるのですから、まずほとんど全員が合格する。

西尾高校と西尾東高校を受験して両方落ちるケースはもう稀でしょう。

いや、ゼロと言ってもいいかもしれない(※インフルエンザなどの不測の事態を除いて)。


しかしながら、大学受験の第一志望合格率は、なんとたったの『15~20%未満』なのです。

この事実をもってしても、大学受験は本当に厳しいのですが、この事実を知らないまま、何となく高校1年2年を過ごして、難関大に合格できるわけがないんです。

その席はね、もう受験を前にして、一生懸命頑張ってきた高校3年生が、もう半ば座りかけているのです。



しかしながら厳しい話、この事実に今受験を終えたばかりの新高校生が気づくのは難しいかもしれません。

だからこそ、半ば強制的に保護者様の力が必要になるかもしれません。


本当に厳しい話ですが、岡崎高校や刈谷高校に涙をのんで、断腸の思いで西尾高校に進学した西高生と、公立高校入試対策のみをひたすら詰め込んで合格した西高生が同じなわけがない。


そんなわけで、当塾じゃなくてもいいです。

新高校1年生のみなさん、そして保護者様、ぜひ何かしらの塾の体験授業を受けてみてください。

いや、もう本当にうちじゃなくてもいいんです。

当塾はもう少しで定員いっぱいになってしまいますし、ありがたいことにお問い合わせも多数いただいておりますので・・・。



というわけで、嫌な物言いになっているかもしれませんが、100%善意で申し上げています。

今の束の間の喜びをしばし堪能された後は、すぐに2年後3年後に思いを馳せてください。

ただただ、高校の合格実績を眺めてみるだけでもいいです。

その実績以上の実績は絶対に出ないということを心に留めて頂けたら幸いです。