名古屋大学合格おめでとう!中学校の内申29、西尾高校普通コースから合格を勝ち取ってくれました!!
もうタイトルの通りなのですが、いつものように山口が熱い思いを語り出してしまうと、肝心の塾生の合格体験談に辿り着きませんので、今回は初めから紹介させていただきます!
山口の暑苦しい文章は後ほど(※正直山口の文章は読まなくてもいいです)


【1.合格した高校もしくは大学を教えてください。】
名古屋大学
豊田工業大学
同志社大学
【2.受講した教科と担当講師は?】
石川先生(数学、化学)
黒野先生(数学、物理)
都築先生(英語)
山口先生(英語)
【3.受験勉強で一番つらかったことは?】
何で勉強やっているんだろうという疑問に、どれだけ嫌でも自分の為という答えしかなかったこと。
【4.受験勉強で一番頑張ったことは?】
ターゲット1900とvintage、化学の教科書等の暗記事項を、何となくではなく、頭を「覚えなくちゃ」という状態にして読むこと。
(※今年に限らずですが、毎年の卒塾生の合格体験記に共通する話ですね。
大学受験はもうとにかく暗記です。
理数系科目も含めて8割強はとにかく暗記なんです。
高校生のみなさんにはとにかく時間がないということをご理解ください。)
【5.印象に残っている出来事があれば教えてください。】
共テで今まで点数が取れていた国語、地理でかなり低い点数だったけど、ずっと点数が取れていなかった数学に本番で救われたこと。
【6.担当講師とFIXにメッセージをお願いします。】
石川先生へ、解説が必要か不明なような疑問を、軽んじず対応していただき、ありがとうございました。
黒野先生へ、ご自身の経験に由来するのか、納得感のある授業でした。ありがとうございました。
都築先生へ、文法事項の丁寧な指導と英作文の添削ありがとうございました。
山口先生へ、声掛け、励まし等いつもお気にかけてくださりありがとうございました。
【7.後輩たちにアドバイスをお願いします。】
定期テストは真面目な方だと全力を出してしまったり、逆に全く意味がないように感じる人もいると思いますが、英単語、イディオムは隅々まで、物理、化学は重要そうな部分に絞ってというように受験に役立つものを自分で選んで、後に備えるチャンスと捉えるといいかもしれません。
【8.もし差し支えなければ、保護者さまからのメッセージもお願いします。】
入塾から2年と4か月、指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。
特に山口先生には、学習以外のことも含めていつも気にかけて可愛がってもらい、少なからず本人の自信につながったと思います。
FIXさんは山口先生のように授業を担当する方が直接進路指導等もしてくださるので、本人の学力の現状が把握しやすくよかったです。
改めまして本当にありがとうございました。
(※身に余る光栄です!お褒めのお言葉、本当に嬉しいです、ありがとうございました!)
【最後に山口から】
先日のブログでも書かせていただきましたが、2年以上という長いお付き合いになりました。
当塾を選んでくださいまして、そして最後まで信じていただきまして、本当にありがとうございました。
入塾面談時のことを今でも覚えているのですが、印象的だったのは『中学校の内申点が29であったということ』。
折に触れて、中学校の絶対評価というものが意味不明であるという持論を展開しておりましたが、いや、もう本当に意味が分からないですよね。
絶対評価というものは、点数だけではなく、それ以外の要素も先生が『主観に基づいて』評価する、というものなのですが、一体全体40人近い生徒を毎日同時に見て、果たして正しい評価ができるのでしょうか??
ちなみに山口は親戚や知人に公立中学校の教師がいるのですが、『まあ70%、ひいき目に見積もっても80%くらいしか正しく評価できていない』と言っておりました。
そんな不確かなものにお子様を委ねることで生じるかもしれないリスクには備えておかなければなりません。
また、これは個人的な話になるのですが、彼女の文才がものすごかった!
僭越ながら私山口、実は某出版社から、『塾のブログを本にしてみませんか??』という申し出を受けたことがありまして、文章にはそれなりの矜持の念を持っていたのですが・・・。
彼女の英文和訳の指導をさせていただいていて、”some exciting new ideas”という名詞節を、『いくつかの心躍るような画期的なアイディアの数々』と訳したのを見て、(あ、これはもう文章能力では逆立ちしても勝てないわ)と確信しました。
彼女の訳は国立二次の記述では減点されますけどね(苦笑
自分が彼女の指導で気を配ったのは、彼女の豊かな才能を損ねることなく、可能な限り減点要素を減らすという一点のみでした。
そんなわけで、ぜひぜひ学業とは別のところで、執筆活動を続けてほしいですね!
彼女の受験勉強は決して平たんなものではなく、なかなか学習に集中できない時期もありましたし、西尾高校で選抜クラスに選ばれなかったときは、意外にも涙を流してしまいました。
その影響は私たちが予想していた以上に大きく、4月と5月の模試ではかなり偏差値を落してしまいました。
でもですね、やはり高校1年生の頃から、彼女がしっかりとやるべきことを積み上げていたからこそ、そういった逆境にも挫けることなく、最後はしっかりと名古屋大学合格を勝ち取ってくれました。
しかし大学入学共通テスト本番でも、彼女が本来得意としていた国語では大きく失点してしまい(※この一件を見ても、読解力と国語の問題にはほとんど因果関係がないことが伺えますが)、心中穏やかではなかったと思いますが、見事二日目、ニガテとしていた理数系科目で9割以上の得点を取ってくれました。
もちろんまぐれではないです。
彼女にとってニガテだったはずの理数系科目に、高校1年生の頃から真摯に、愚直なまでに向き合い続けたからこそ、本番で最高の結果が出せたのでした。
自分も塾屋なので、『内申29から名大合格!』とかキャッチ―に書いてしまいましたが、もちろん本人の努力あってのものなんですよね。
そしてお父様とも本当に長いお付き合いになりました。
月並みな言葉ですが、あっという間の2年4か月でした。
受験のことも含めてですが、実は山口自身もお父様から色々と教えていただくことがあり、本当に助かりました。
お父様自身も受験について隅から隅まで調べられていて、かといってそれを彼女に押し付けることなく、つかず離れずに距離感を持ちながら、苦心して接しておられることが伝わってきました。
もちろん、保護者様が受験について詳しく調べる必要はありません。
学習の進捗計画や管理、詳しい情報収集などは、基本的に塾や予備校にお任せする形でいいと思います。
それが私たちの仕事なので。
しかしながら何でもすべて塾などに丸投げしてしまうと、その姿勢や心持は確実にお子さまに伝わります。
ご両親が進路や志望校を押し付けることは絶対にあってはならないのですが(※過干渉になってしまいますので)、かといって無関心であることも良くないことです。
・・・というわけで、やっぱり長いお話になってしまいましたが、2年以上の長い間、当塾を信じて通い続けてくれて、本当に本当にありがとうございました。
しかし本当にものすごい文章能力でした(合格体験記というある程度型にはまったフォーマットでは、その片鱗も伝わらないのがもどかしいのですが)。
読解力と、ある程度の文章表現能力は後天的な努力で身につけられるものですが、やはり文章で多くの人を惹きつけて、それでお金をに変えるとなると、これはもう才能もいるんだなと改めて痛感しました。
彼女は理系の道に進んでいくわけですが、とにかく何かを書き続けてほしい!
そして願わくば、いつかその才能が世に出る瞬間に立ち会いたいものです。
あらためまして、名古屋大学合格、本当におめでとうございました!!