山口の完全な独断と偏見のブログ(※自分はN高校のこともH高校のことも、まったく信用しておりません)

・・・とまあ、相変わらず過激なタイトルで始まったわけですが、勉強をやらない中高生に勘違いしてほしくはないので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。



もうすでに3度使用させていただいておりますが、2か月前に書いてくれた、N高校卒の名大生の合格体験談です。

何度も何度もすみません。


※すみません、青字の『名市大薬学部(中期)』は山口が書き足しました。

捏造ではありませんので悪しからず。

(※なお余談ですが、ここ3年間、N高校から国公立薬学部を受験した受験生は全員不合格。

つまりここ数年間では、合格者はNさんただひとりということになります。

そして先日もお話しましたが、名市大の薬学部は名古屋大学以上の難易度。

名古屋大学(医学科以外) < 名市大(薬学部) < 名古屋大学(医学部)となります。

名市大の薬学部はそれくらい難しいのです。)


読んでいただければ分かるのですが、彼女は当塾に2年4か月、つまり高校1年生の頃から通ってくれていました。


ただ、以前にもお伝えさせていただきましたが、中学校の頃の内申点はなんと29。


これを見ても、公立高校入試の『絶対評価』というシステムが大きな問題を抱えていることは明らかなのですが、今回はその話ではありません。

実は彼女、N高校では特進クラスではなく、普通クラスだったのです。


(※なおさらに余談ですが、明和・旭丘・一宮・岡崎・刈谷などはクラス分けが存在しません。

生徒全員が超トップクラスだからです。

ほぼ全員が偏差値60を超えています。

逆に言えば、特進や普通などといったクラス分けが存在する高校は、上位と下位の開きが極端に大きいです。

N高校の共通テスト平均点が527点、H高校は500点を下回ってしまうのはそのためです。

N高校だろうがH高校だろうが、下位の100名ほどは偏差値が45を下回ってしまいますので、そうなってしまうと、もはやこの2校に通っている進学校のアドバンテージは一切ないとお考えください。)



話を戻します。


ちょうど1年前くらいのこの時期、彼女はものすごく落ち込んでいたのです。


話を聞いてみると、担任の先生から事前に『今のままの成績では特進には入れられないかもしれない。』と伝えられていて、実際に特進クラスには入れなかったのです。


山口自身は、彼女はそういったことを気にするタイプでもないと思っていましたので、彼女が落ち込んでいる姿を見ていささかショックを受けたのですが、それでも『大丈夫、学校はNさん(※イニシャルは本名と関係ありません)の実力に気付いていないかもしれないけど、そんなことは関係ない。絶対に名古屋大学合格できるから自信を持って!』と声をかけました。



いや、パフォーマンスなどではなく、本当に彼女の実力なら合格できると確信していたのです。


自分は確かに厳しいかもしれませんが、ウソは言いませんので。


ただ高校としても、クラス分けという概念が存在する以上、模試の結果などを基準にせざるを得ないということは重々承知していますし、これは集団授業の限界だとも感じています。


当塾のように完全1対1のマンツーマン指導であれば、たとえ模試の結果が伴っていなくても、生徒一人ひとりの理解度や、合格の可能性があるのかないのかははっきりと分かります。


1人の先生で何十人、何百人も見て、さらに管理することなど到底できるわけがありません。


というよりも、数人でも無理です。



本当に本気で一人の生徒に向き合って、指導をして足りないところを見つけ出し、そのための宿題や課題も用意して、それを常に管理するというのは相当なエネルギーが必要になるはずなんです。



もちろん、山口が高校教師や、集団塾の講師であったとしても、絶対にできないと思います(それこそが、山口が中学校や高校の教師をやりたくない理由です)。





とにもかくにもです。

もちろん、彼女が超がつく難関大に全勝したのは、ご本人が頑張ってくれたから。



そして最後まで諦めずに、彼女をサポートしてくれたお父様お母様がいてくれたから。


次は当塾ですよ、N高校ではない。

これを力いっぱいN高校の実績にされたらたまったもんじゃないですよ。



事実、N高校の先生方はNさんの本当の力を見いだせなかったわけですし、Nさんも当塾をやめることなく、最後まで通ってくれたのですから。

もし本当にNさんの実力を把握することができていれば、たとえ模試の結果が伴っていなかったとしても、特進クラスに振り分けたはずです。

特進クラスの方がより難関大に合わせた授業をやっているはずですから(※そうじゃなければクラス分けの意味がありません)。



Nさんを普通クラスに振り分けた時点で、N高校の先生方、あなた方はNさんの本当の実力を見誤っていたということになりますし、Nさんの難関大合格の可能性を下げたのです。

Nさんが名古屋大学や名市大の薬学部といった超難関大に合格したのは、あなた方の力ではないということをはっきりと明言します(※飽くまでも山口の個人的な意見ですので悪しからず)。







【N高校やH高校では、上位と下位の開きが余りにも大きすぎる】

これについては山口の意見と都築先生の意見でも分かれています。

自分はこの2校の英語の指導は不充分だと考えております。

2年生や3年生にもなって、単語帳をろくすっぽ覚えていないのは、この2校の英語教師の指導力不足、管理能力不足だと思っています。

ただし都築先生に言わせれば、『英単語を覚えましょう、程度のことが頑張れないのは生徒の責任、そんなのは高校の先生の責任ではない。』とのことですし、もちろんそれにも一理あるとは思います。



まあこの論争は、『きのこの山とたけのこの里、どっちが好き?』くらい不毛な議論なのでいったん置いておくとして、とにもかくにも当塾では、高校1年生の頃からしつこく『英単語を暗記するように!』と伝え続けています。


大方の予想通りですが、宿題課題チェックも厳しいですし、明らかにやる気がない塾生には、かなりきつめの指導をさせていただきます。


ただ、それこそが当塾の付加価値だとも思っています。


先にも申し上げました通り、集団授業である高校や授業では、生徒一人ひとりの理解度や進捗などまで管理することは不可能です。


そしてこれもしつこいようですが、英語の得点力を左右するのは『1に語彙力、2に文法』です。


文法なんてものは、それこそ当塾に通ってくれれば、半年か1年であらかた終わります。

もちろん、超がつく難関大にはもう少しお時間を頂くかもしれませんが、とにもかくにも、文法以上に語彙力をつけることの方がはるかに大変なのです。



しかしながら、公立高校入試しか体験したことのないN高生やH高生に、そのことを理解してもらうのは、本当に至難の業なんです。


どんなに優秀な高校生であったとしても、限界があります。

限られた時間の中で、覚えられる英単語やイディオムの数には限りがあります。


それはN高校やH高校の上位陣と下位陣の偏差値の開きを見れば明らかです。


もちろん、みな高校に合格した時点では、それほどの学力の開きはありません(※岡高、刈高不合格組を除けば)。


しかしたったの1年や2年・・・、いや、場合によってはたったの3か月程度で、片や偏差値70以上、片や偏差値45未満に大きく分かれるのです。


だけど気が付かない。


そのことがどれほど危険なことなのかにも気が付かづに、(まあ一応進学校だし、このまま通い続けていればなんとなかるんでしょう?)と心得違いをしたまま、貴重な時間を無為に過ごしてしまうのです。



偏差値が45ということは、偏差値が45の高校に通っているのと変わりません。

もはやそこにN高校やH高校に通っているという、進学校のアドバンテージはないのです。




もうはっきりと申し上げてしまいますが、当塾はN高校のカリキュラムもH高校のカリキュラムもまったくあてにしていません。


この2校は宿題や課題も少ないですし、質においても難関大合格の条件を満たしているような内容とは思えないのです。

(※ところがどういうわけか、他の進学校でどのような課題が出ているのかも知らずに、『課題が多すぎる!』とぼやくN高生やH高生が多いのですが・・・。言っておきますが、めちゃくちゃゆるい課題ですよ、勘違いしないように)



これでですね、当塾が結果を出していなければ、針小棒大ということにもなるのでしょうが、幣ブログを読んでいただいているみなさまはご存知の通り、当塾の卒塾生は、素晴らしい結果を出してくれています。




言うまでもなく、今回紹介した名古屋大学に合格した卒塾生の場合も同様で、N高校のカリキュラムは一切無視して、当塾のカリキュラムで学習計画を進めていきました。






N高校の校訓に、『進取 自主 克己』とあり、なるほどそれは学究の徒には必要な精神なのでしょう。

しかしです。


中学校のラストの1年だけ、公立高校入試に合格するためだけに、やっつけの勉強を詰め込んだ高校生に、果たして

『進取(自ら困難な課題に果敢に挑戦する)』

『自主(自らの意志や判断に基づいて、自らの責任において行動する)』


なんてことができるのでしょうか?

もちろん、それができるN高生もいるでしょうし、そんな彼らや彼女たちが、名大や医学部などの超難関大に合格していくのでしょう。


しかしながら、N高校から名古屋大学に合格する生徒数は約20名、多くても30名です(※つまり上位の8%程度)。



これが現実です。


そして今年も新しい1年生や2年生の多くが、それがどれだけ危険なことなのか気が付かずに、漫然と高校生活を送っていくのです。


もちろんそれが悪いとは言いません。

このご時世ですから、選ばなければどこかの大学には合格するでしょう。



しかしもしも難関大が第一志望になる可能性があるのであれば、有備無患の精神で早め早めの対策をお願いしたいです。



以上、山口休日のぼやきでした。



※追記:色々と高校側にあれこれ言いましたが、もちろん基本的に、成績が伴わないのは生徒の努力不足です。

そしてその自覚がないのであれば、私たちは厳しくお声がけいたします。

でもね、中高生諸君、君の落ち度を認めなければ、前になんて進めないじゃないか。

いいんだよ、山口が中学校や高校にワーワー言うのは。

どうせ学校と塾や予備校なんて犬猿の仲なんだから。

でも君たちは違う。

そもそも厳しいことを言わせていただくならば、中学校や高校の先生方がやってくださる基礎的な授業すらちゃんと理解しようとせずに、しかもそれを放置しているから成績が伴っていないんだ。



山口が言う高校への苦言を真に受けて、君たちまで『そうか、じゃあ高校が悪いんだ!自分のせいじゃないからこれでいいんだ!』では困る。

言うまでもなく、きちんと授業を受けずに、毎日の学習を怠った君自身に原因がある。

これだけ言いたい放題言っておいてなんだけど、学校や先生方のせいではない。

君の責任だ。



そのことを受け止められないのであれば、正直うちでもお断りだ。

うちに来たところで、(うわ・・・なんか厳しいからいやだなこの塾・・・。)という感想を持つだけで終わってしまうだろう。