世の中の95%はやりたくもない仕事をやっているという事実(※榊原先生帰国ブログを書く前に…)

やっと榊原先生が帰国してくれました!


でもね・・・、そんな榊原先生たちについての清らかなお話をする前に、もう少しだけ下世話な話をさせていただきたい。



【山口が大学生時代に実際にやったアルバイトについて】

①『パチンコの台の埃をひたすら取り続ける仕事』

ただただ苦行でした。

みなさんは知らないと思いますが、『パチンコ』という大人の遊技台(まあろくなもんじゃないです)がありまして、それがひたすら目の前に流れてくるんです。


それについている埃を、ただひたすらピンセットで取り続けるだけの仕事。


(あ~疲れた、もう1時間くらい経ったのかな??)と思って時計を見たら、まだ10分しか経っていない・・・。


そんな地獄のようなお仕事でした。



②『いろんなところへ行って、ただひたすら掃除を仕事』

朝一コンビニの駐車場に集合します。


そこには同じように集められたアルバイトがいて、ハイエースに乗り込んで現場にいきます。


そこでひたすら掃除をするだけ。

もちろん、汚い現場もあったようですが、いかんせん途中でやめてしまったので詳細は分かりません。


③『スーパーに出荷される商品を地域ごとに分別していく仕事』


スーパーってありますよね?

例えばスギ薬局とかでいいんですが、愛知県の至る所にスギ薬局があるわけです。

これまた朝市工場に出勤するわけですが、そこでは地区の名前がついたコンテナみたいなのがひたすらベルトコンベアに乗って目の前に流れてくるんです。


例えば例を挙げると、『西尾市住吉町』とか『一宮市○○町』とかですね(※地名は適当です)。


それをただただひたすら、同じくその地名がついたトラックのコンテナに流すだけの仕事。




申し訳ございません、こういったお仕事はもちろん世の中には必要ですし、無ければ社会は成り立ちません。


『職業に貴賤はない』と言いますしね。


でも中高生諸君、君たちはこの仕事やりたいですか?



これを毎日毎日9時間、残業があれば12時間とか13時間とかやるんですかね、そして帰宅する。

だけど次の日も早朝から出勤しないといけないから、ご飯を食べてお風呂に入ったら即就寝。


そして言いたくないけど、給料はめちゃくちゃ安いんですよ。


例えば多分時給1,300円くらいなんだと思いますが、これを毎日9時間、年間休日115日として250日間働いたとします。


『9(時間)×1,300(円)×250日 = ¥2,925,000』


何と年間300万円稼げないんです。


一日の半分近くを犠牲にしてやりたくない仕事をやって、年収が300万円にも達さない・・・。



男子諸君、この仕事を40年以上続けられますか?


そして女子諸君、そんな男性と結婚したいと思いますか?


しかしながら、どうして(いや、自分はそうならないから。)と言えるのでしょうか?


そして残念ながらこういった仕事ですら、日本政府の移民政策によってどんどん奪われています。


外国人なら文句も言わずに喜んでこういった仕事をやってくれますからね。


さらに言えば、先ほど紹介したお仕事の内、①や③はもはや機械ができますよね。

しかもヒューマンエラーも起きないし、コストもまったくかからない。

もはや人間を雇う理由がありません。





『いい大学には行きたい、だけどFランク大学には行きたくない』

『だけど勉強はしたくない』

『(ご両親に買ってもらった)スマホも手放したくない』


そんな人間をどれだけの会社や社会が評価してくれて、高いお給料を払ってくれるのだろうか?





【そんなこと知りませんでしたは通じない】

もしかしたら中高生のみなさんは、『いや、でもまだ社会にも出てないし、そんなこと言われてもわかんないよ…。』と思っているのかもしれない。


だけどね、君がもし適当な努力しかせずにFラン大学へ行ったとして、22歳で就職活動を始める。

もちろん君の履歴書はスッカスカだし、何か信念を持って大学生活を送ったわけでもない。


当然人事はそんなことは見抜く。

正直山口でも見抜ける。



そんな時に、『いや、中学校や高校の時に不勉強で、世の中のことがよく分からなかったんです。』なんて言うだろうか?


言わないだろうけど、もし言った瞬間に、人事は君の履歴書に、『不可』『不採用』と書き込んでいるだろう。


あとは心にもない『お祈りメール』を送信して終わりだよ。



その昔(9年前)、まだ前職にいた頃にこんな高校生が体験授業にやってきた。

その子は教室のドアを開けた瞬間、『本日体験授業を受けさせていただくことになっています、岡崎高校から来ました○○と申します。』と大きな声で挨拶をした。



もう自分はそんなことが初めてだったので、本当にビックリした。



そうして面談を進めていると、どうやら岡崎高校で常に10位以内、志望校は京都大学ということだった。


・・・。

京都大学?


岡崎高校で10位以内なら、東京大学を狙っていてもよさそうなものだけど・・・、と思いつつ彼に理由を聞いてみたら、



『京都大学の方が国土交通省に強いパイプを持っているので、京都大学へ進学を希望しています。』と返ってきた。


恥ずかしながら山口は不勉強で、『京都大学が国土交通省に強い』なんてことも知らなかったわけだが、この岡高生は高校2年生にしてすでにそういうことを考えていたわけだ。



高校2年生だよ?


昨日のブログで『年収1,000万円稼げるのは全体の5%』という話をしたけれども、その5%しか残されていない席は、こういった人間から埋めていくのだと思う。



もう一度言うけど、そんなことは受験勉強も同じ。


高校3年生まで存分にやるべきことをサボったのに、突然『今E判定なんですけど、残り数か月頑張って○○大学に合格したいんです。』なんて話が罷り通るわけがない。


少なくともうちにはそんなノウハウは無いですし、もうぶっちゃけて言うと来てほしくない。


だからうちは頑なに『高校3年生の新規入塾はお断り』なんです。


公立高校入試じゃないんだから・・・。




就活なんてもっとシビアだよ。


大学フィルターは無い、なんて言うけど、そんなことは会社と人事の匙加減でしょう?



いい大学に合格して4年間頑張ってきました、そんなことは大前提の上で、『それを踏まえて、あなたは弊社にどういう恩恵をもたらしてくれるんですか?』という話をしているのに、『いや、実はついこの間まで高校生でしたし、そういったことはまだ不勉強なんです。』なんて就活生を採用してくれる企業なんてどこにもない。


そういった誰もがやりたい『やりがいもあって高収入なお仕事』は、努力をしたものから埋まっていって、努力をしなかった人間に残されているのは、『誰もがやりたくなくて給料も安いお仕事』、そんなことは当たり前でしょう?



もちろん、そんな『誰もがやりたくない仕事しかない職場』には、そういう仕事にしか就けなかった人間が集まるし、そこでお友達や恋人などを含めた人間関係が形成される可能性が非常に高い。



ここまで言っても『勉強はやりたくない、スマホは触りたい、でもみんなが憧れる難関大に行きたい』なんて思ってんならうちはお断りや。




高校2年生諸君、君たちは山口の厳しい叱咤激励の後で、しっかりと課題の達成率80%以上を達成しているわけだけど、それじゃああかんやろう?



自分の大きな目標のため、行きたい大学のために頑張らないとあかんのやないの?



『山口がうるさいから』

『別に山口の授業は受けられなくてもいいけど、なんか課題ができなくて指導を外されるのはばつが悪いし気まずいから』

『お父さんお母さんに叱られるかもしれないから』


そんな理由で今ガムシャラに頑張っているのだとすれば、当然それ以上の努力など望むべくもないだろう。



自分のために頑張ってほしい。


そしていつか社会に出て行ったら、世の中の人のために頑張れる人財に成長してほしい。



※余談ですが、先ほどお話に出てきた岡高生、最近知ったのですが実は黒野先生のご友人でした。


西尾中学校⇒岡崎高校⇒京都大学⇒官僚(国土交通省)




本当に国土交通省行ったんですね。

そんなわけで、昨日今日と俗にまみれた下世話な内容が続きましたが、次は榊原先生についてのお話させていただきます。


多分超大作になりますので乞うご期待!(※正直清らか過ぎて、自分が嫌になってしまいます…苦笑)