英語教育と入試が劇的に変化します①
受験生とそのご両親にとって、かなりシビアな話ですので、なかなか厳しい内容ではありますがぜひ最後までお読みください。
まず結論から!
①2020年を契機に、小中高生の英語の授業が大きく変わります。
②それに伴いまして、当然入試そのものも大きく変わります。そのための対策を取らなければなりません。
③しかしながら、残念ながら小中高の英語の先生では対応できない可能性があります。
先に申し上げておきますが、受験英語・学校の先生、何れも悪くいうつもりは一切ありません。しかしながらかなり厳しい現実であると思わなければなりません。
①についてですが、これは文科省が進めている話ですので、かなりの確率で起こることです。2020年と言えば東京オリンピック、そこに向けて今以上にグローバル化を図っていきたいというのが目的としてありますが、正直それはどうでもいいことです。
具体的にどうなるのかというと、『受験の判断材料にスピーキングとライティングを加える』、というものです。そのために学校の授業がどう変わるのかというと、中学と高校の英語の授業を全て英語で指導すること、それに伴い全ての英語教師の英語力を英検準一級以上にすると言っています。
・・・これはかなり厳しいですよね。英検準一級以上ということは、センター試験レベルなら常時満点、TOIECであれば常時790点以上、加えて英語で討論ができるレベル、英語で討論ができるくらいといったところです。
果たして日本全国の先生がそのレベルに達するのでしょうか?
重ねて申し上げますが、厳しいというよりはっきり言って非現実的です。
問題なのはここからで、文部科学省はこれを前提に教育指導要綱を進めていくということです。具体的には、
・センター試験にも英検のようにライティングやスピーキングを取り入れる
・高校入試でも自由英作文を取り入れる(これは愛知県でも早速実行されますね)
などが挙げられます。
つまり、『実際の現場ではまったく追いついていないのに、テストでは対策を取っていようがいまいがライティングやスピーキングをやらなければならない』ということです。
そして早ければ2018年、つまり来年にはこれが実行されるのではないかと言われています。もはや対岸の火事では済まされません。現時点で高校2年生未満の生徒は全てこの対策を取らざるを得ないでしょう。
少し話が戻りますが、中学高校の全ての英語教師を英検準一級以上に、というのはおそらく難しいということで、民間の英語教師が介入していく可能性もあると言われています。
~続く~