1対1を身を持って体感してきました!

今日はTOEICネイティブレッスンの日だったのですがなんと・・・。

他の受講生が全員インフルエンザにかかってしまったため、なんと奇蹟の完全1対1レッスンでした!ちなみに普段は1対3~4のグループレッスンです。

いや~全然違いますね!

期せずして、自ら『完全1対1』の効果を肌で実感しました!

 

 

私は普段から、『集団でも映像でも、1対1でもそれぞれに良いところも弱点もある。』と言っていますがすみません・・・1対3などのグループレッスンだけは正直良い点が見つけることができません。

いや、きっとあるはずなんです。

良いところを見出せないのは私個人の問題であって、客観的にはきっとあると思っています。

なぜ見いだせないのか?

それは今日私が受けたレッスンが全てを物語っています。

 

 

普段のレッスンですが、

先生 George(仮名) : ニュージーランド出身講師

 

生徒A 20代女性。留学経験豊富で聞く方も話す方も一番できる生徒。文法は弱い。

生徒B 30代女性。とても控えめ。英語は受験英語は得意だがしゃべる方はニガテ

私   受験英語は得意。しかし『聞く・話す』を今以上に強化したいと考えている。

かなり意欲的。

・・・という構成ですがこのレッスン、ほとんど生徒Aがウェイトを占めています。

何せペラペラですので。

 

 

 

そうなってくると、一番コミュニケーションを取る量も生徒Aが圧倒的に多くなります。

1時間の内40分くらいですかね?

私は生徒Aさんほどの『聞く・話す』力はないものの、記述や文法はそのクラスで一番であり、意欲的でもあるのでかなり頑張って15分は話していると思います。

それでも15分ですよ!?

最後に内気な生徒Bさんは、よくいって5分くらいです。

で、先生が悪いのかというとそうではなく、かなり気を遣って

What do you think B?

と定期的に声をかけています。

それでも彼女が実際に受けている指導の時間は5分です。

そんなわけで完全1対1となった本日、私はみっちり、『分詞構文や無生物主語をネイティブスピーカーはどうやって自然に使っているのか?』と、『不定詞しか取らない動詞で、メインの動詞と不定詞の動詞で時制がずれたとき、どうすればより自然な文章が作れるのか?』ネイティブ独占で授業を受けることができたのです。

効果のほどを想像するのはそんなに難しくないと思います。

 

 

さて、以前にもお話しましたが、私は大学生時代、『1対3』の塾でバイトをしていたということもネガティブな印象をぬぐえない一因となっています。

60分(または90分)で3人。

しかも性格も、学力も、学年も、何もかも違う3人を同時に見るのです。

こうなると目の前の3人のことが何も分からない私は、毎回決まってこういうのです。

『分からないことがあったらどんどん質問してね!』

しかしです。

自分で言うのもなんですが、かなりやる気のある私ですら、ネイティブグループレッスンでは英語ペラペラの同じ立場の生徒に遅れを取ってしまうのです。

同じく以前にも申し上げましたが、質問をできない生徒は何もしないまま60分(90分)が過ぎてしまいます。

この1対3・・・誰のためにあるのか?

生徒のためというより、お月謝が安くすむ保護者さまのため、1人の先生の1時間の指導報酬分で、3人分の授業料をいただくことができる塾側のためでしかない、と私は考えていました。

生徒のためである要素は何があるのでしょうか?

冒頭申し上げました通り、きっとあるのだと思います。

もちろん、家で勉強できないお子さまが、学習できる環境を用意しているという点などは、きっと大きなメリットなのだと思います。

意欲的にどんどん学習を進め、分からないところはどんどん質問できる、そんな生徒にとっては大きな恩恵があると思います。

そして何よりも、実際に成果が出ているのであれば、何もいうことはないとも思います。

ただ、今日のように自ら実体験してしまうと、どうしても色々なことを考えてしまいますね・・・。

 

 

しかしいずれにしても大切なのは、実際に学んでいる生徒がどう思っているか、ですよね!

私が『良い、良い』と言っている『1対1』も、実際に指導を受けている生徒本人が(・・・なんかいまいちだな)と思っていれば、それは違う学習法を探すべきです。

逆に、こうしていくら私が『1対3の良さってなんなんだろう?』と問いかけたとしても、授業を受けている生徒の満足度が高ければ、私の意見など意に介す必要はまったくありません。ぜひ信じて続けるべきです。

 

 

そんなわけで、FIX今年の受験生ですが、現時点でまだ第一志望を残している生徒もいますが、無事全員合格いたしました。

ただ、まだまだ本命を残している生徒もいるため、浮かれてはいられないのですが、それでも少し一安心できました。

全ての受験が終わってから、またあらためてここで書ける範囲でご報告させていただきます。

みんなよく頑張りました。

結果や学歴が全てではありませんが、受験生はそのために頑張ってきたのです。私達にとって、一年を通してこれほど嬉しい時はありません。

しかしこれからが本当の勉強です!大学や高校の合格がゴールではありません。

ぜひこの中学高校で頑張った努力を、これからの歩みに活かしてください。

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