親の心子知らず その2

気が付いたら・・・。

塾生の数が46名になりました。

卒塾生を除けばこの1年間で、48名のご家庭にご訪問いただきまして、46名の生徒達が選んでもらえたわけですが、本当に感謝感謝ですね(お断りになられた2名のお母様につきましても、お母さまの方からお電話でのご丁寧な返答をいただきました)。

来ていいただいたみなさまはもうご存知だとは思いますが、山口は一切営業や勧誘は致しません。

 

 

理由は2つありまして、1つは自分たちの方針に絶対の自信を持っていること。

もう1つは、生徒本人が自分の意志で、『この塾で頑張りたい!』と思わなければ意味がない、と考えているからです。

 

 

ですので体験授業と面談のその日に『お母さん、どうしますか?』などと言う話は絶対にしません。

もし生徒本人が(あまり気が進まないなあ~・・・)と思いながらその塾に通うことが決まってしまったなら・・・、果たして期待できるような学習効果は出るのでしょうか?

 

 

塾選びは本当に大切です。

当塾のような完全マンツーマンの個別指導塾もあれば、集団塾や1対2~3の準個別、映像授業など色々な形態があります。

そのそれぞれに一長一短があるのです。

しっかりと体験授業を受けて、担当者の話をしっかり聞いて、それぞれをテーブルの上に並べて数日間考えてください(受験生だとなかなかそうもいかないかもしれませんが・・・。)

 

 

さて、それでは本日の本題に入ります。

帰省した時からずっとずっと書こう書こうと思ってはいたのですが・・・、なかなかテーマが重たいのでずるずると今日にいたっていました。

今日の内容はぜひ、生徒諸君に読んでいただきたい内容です。

 

 

みなさんのお父さんお母さんはお元気でしょうか?

『勉強しなさい。』『こんな成績じゃ、行ける学校なんてどこもないよ。』『またゴロゴロして・・・あなたはいつ勉強するの?』

そんなことを言われたりしていませんか??

 

当塾にお子さまを預けてくれているお父様お母様はもうご存知だと思いますが、山口は必ず保護者の皆様に『テストの結果で怒ったりしないでください。約束を守らなかったり、生活態度などで改める必要があるときに、叱ってあげてください。』とお声をかけさせていただいております。

 

当たり前の話ですが、テストの結果を怒られて、ポジティブな感情で『よし、頑張るぞ!』となる生徒はまずいません。

なぜテストの結果が悪かったのか?それをよくするためにはどうすれば良いのか??について考えるように、お子様を誘導してあげる必要があります。

 

 

・・・と今日はそんな話じゃなかったです!

生徒諸君に向けて、でしたので話を戻しますね。

 

みなさんのお父さんお母さんは、きっといつも変わらず元気なのだと思います。

もちろん山口の父や母もそうでした。

 

 

山口の父は『勉強しろ!』、なんてことは一切言いませんでしたが、とにかくおっかなかったです。

もう恐くて恐くてね・・・。

九州のオヤジって感じでした。

 

母は母で、おっかなくはなかったものの、『勉強しろしろ!』と本当にうるさかったです。

テストの結果が悪すぎてプレイステーションを破壊された時は、『二度と勉強なんかしないからな!』と心に誓ったものでした(内申が20くらいだったので、今となれば母の気持ちはよく分かります)。

結局のところ、山口が自分で勉強するようになったのは・・・、これは過去のブログで書いているのですが、ちょっと恥ずかしいので今回は紹介しません。

まあでも自分の意志で、『頑張ろう!』と決めたのでした。

 

ともかく中学生、高校生、大学生の頃というのは、お父さんもお母さんも大体変わらず元気なんです。

ところがです。

先日山口が帰省した時、明らかに父親も母親も変化していることに気が付きました。

いや、正確には数年前から気付いていたのですが・・・。

 

あんなに恰幅が良くて、おっかなかったオヤジが目に見えて痩せてしまって、性格もものすごく穏やかになっています。

母親もあんなにうるさかったのに、今は優しい言葉しかかけてきません。

何よりも、本当に歳を取ったな・・・と実感しました。

 

 

生徒諸君。

みなさんは5年や10年したら、遅くとも15年もしたら親元を離れていくことになります。

その時に本当にご両親のありがたみを痛感することになります。

 

 

とはいえ山口自身も、親がいて当たり前、学校に通えることも当たり前、部活ができることも当たり前、大学に通えることも当たり前と思っていました。

なかなか自分が体験していないことを想像してみても、よく分からないですよね。

生徒諸君にとって、自分のお父さんお母さんが歳を取って、弱っていく姿はまったく想像ができないでしょう。

ただしその時は必ず来ます。

遅かれ早かれ、絶対に来るのです。

 

 

その時に(あの時こうしておけばよかった・・・)(もっと感謝の言葉を伝えておけばよかった・・・)、と思ってももう遅いのです。

 

 

もちろん、みなさんが勉強をするのは自分自身のためであって、お父さんやお母さんを満足させるためにやるわけではありません。

ただ分からないまでも、何となくでも良いので今自分自身が学校に通えていること、しんどいかもしれないけど勉強ができていることをご両親に感謝してみてください。

余計なお世話ですが、塾に通うのだって日ごろお父さんやお母さんが時間と労力を削って、諸君のためにお金をかけてくれているからなのです。

そして最後の最後、あなたが本当に窮地に立たされた時、助けてくれるのはあなたのご両親です。

学校の先生でもなく、塾の先生でもなく、無二の親友でもありません。

 

 

 

本当にね、感謝の気持ちは何となくでも良いので。

直接言うのが恥ずかしければ、心の中で(ありがとう)と思うだけでもいいですよ。

その気持ちが諸君の前向きなエネルギーに変わっていくはずです。

(・・・本当毎日毎日うるさいな)なんて気持ちで勉強なんてできないでしょ??

だから本当に何となくでいいから心の中で(ありがとう)と思ってみてくださいね。

直接言えたらなおのことイイね!

 

本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

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