西尾高校の中間テスト【英語】共有(※3年生です)
こんにちは!
さきほど西尾高校の3年生より、中間テストの範囲の質問をいただいたので、せっかくなので共有いたします。
ちなみに解説は渡されていないもよう・・・。
う~ん・・・テスト前くらい渡してくれてもよさそうなゴホゴホ
なお、単元はみんな大嫌い【分詞構文】です!
センターでも中堅私立大学でも頻出なので、ここは完全にマスターしておきたいところ。
分詞構文は基本的に
1.主語はあるのか、ないのか?
2.その主語は『している(現在分詞)』のか『されているのか(過去分詞)』
3.主節と従属節の時制は同じなのか、ずれているのか?
・・・だけを見ておけばよっぽど大丈夫と山口は思っているのですが、センター試験以上のレベルになるとそうも言ってられません。
(え?これ分詞構文なの??)みたいなえぐいやつもあったり・・・なかったり・・・ラジバンダリ。
で!
今日いただいた質問は、センター試験より難しいです。
問題次の通り。
Mr.Jones, ( ) at the end of the table , was all smiles .
①be seated ②having seated ③seated ④seating
そう、こんな風に分詞構文の節が、文の真ん中に来たり、最後に来ることもありますよね。
でもまあそんなに難しく考えず、カンマで囲まれた部分の節に主語がないから(あ、分詞構文だ)と思えばOKです。
で!
選択肢を踏まえて意味を考えると、
【ジョーンズ氏はテーブルの端に座りながら、満面の笑顔だった。】・・・となるので、(あ、『座りながら』だから現在分詞の ④seatingや!)・・・と思ってしまうと見事に出題者のトラップにハマってしまいます。
そう、今回の問題はズバリ 【他動詞の分詞構文】 (意味で考えるとドツボにはまるタイプの問題)。以下のように考えてください。
(1)意味だけで考えると、『座りながら』が一番しっくりくるので、④のseatingを選んでしまいがち。
(2)ただし、seatは『座る』という意味ではなく、『○○を座らせる』という意味の他動詞であることに注意!
(3)空欄の後を見ると、目的語がなく前置詞のatがあるので、他動詞であるにも関わらず目的語がない・・・ということは受動態だ!と気付かなければならない。
(4)カンマで挟まれた部分には主語がないため分詞構文、分詞構文で受動態の形になるのは③の『seated』だけ。
(5)なお、カンマで挟まれた部分に主語がないため、①は『be』が不要。
②の『having seated』は、主節と従属節の時制がずれた時の能動態のため不可。
ちなみに選択肢に『sitting』があればこれは自動詞なので目的語がなくてもOK。
【ジョーンズ氏はテーブルの端に座りながら、満面の笑顔だった。】
答え ③
なんですと!
分かりにくい??
ごめんなさい、書くだけだと限界があるのです・・・。
そもそも自動詞と他動詞が分からなければ、(山口は一体全体何を言ってるんだ!?)ということになってしまいます。
もしさらに掘り下げた解説を聞きたければ、ぜひお気軽に教室に来てくださいね。
最後に。
分詞構文にはやれ『付帯状況』だとか『時』とか『動作の連続』やら『原因や理由』などたくさん意味がありますが・・・めんどくさいので全部『~して』と訳せばOKです。
したがって今回の文章の訳も、
【ジョーンズ氏はテーブルの端に座りながら、満面の笑顔だった。】⇒
【ジョーンズ氏はテーブルの端に座って、満面の笑顔だった。】
で全然OKですよ!
ほとんどの学校では中間テストが終わりましたね。
残っている学校もあと少し、最後まで頑張りましょう!