英会話と受験英語の違い
こんにちは!
山口くらいの英語学習者(講師といえども永久に学習者です)が、こんな大きなテーマについて論ずるのはいささか恐縮ですが、ご参考になれば幸いです。
でもそんなに難しい話ではなくて、日本語でも同じですよね。
会話とそうでない文章の違いは日本語でも明確です。
中学生A『今日さ、ベルサウォーク行かない?サーティーワンが激安らしいんだわ~』
中学生B『え!行くし!じゃあ部活終わったら、いつものファミマに集合ね!』
これはただの会話です。
中学生と言わず、小学生でも充分に理解できるやり取りですよね。
さあそして、今山口の手元には先日西高生が置いていった現代文の課題があります。
一文だけ紹介しましょう。
【ケルゼンらの法実証主義者は、法が有効性と正当性を持つためには法を作る意志の主体である主権の存在が不可欠だと主張した。】
そう。
同じ日本語でも、会話と論文ではこれだけの差があるのです。
それは英語においても同じ。
英語は慣れだ、という人もたくさんいます。
もちろん英会話はそうでしょう。
“What are you doing?” (何をしているの?)
“What do you do?” (お仕事は何をされていますか?)
“What’ up?” (調子はどう?)
”What brought you to Japan?” (どうして日本へ来たのですか?)
・・・とまあ何でもよいのですが、こういった表現は文法など一切考えずに覚えてしまった方がいいですよね。
『英語は慣れだ!』と言っていいのは英会話の話です。
では次の文章はどうでしょうか?
なお、先にお伝えしておきますが、難関大学とかじゃないですよ?
今ネットで調べたところ、偏差値47.5くらいの関東の私立大学の長文の文章です。
【We all know from a study of history the progress of the working people from the stage of barbarism to that of slavery , serfdom and later individual freedom.】
さあきつい!
でも大丈夫、必ず読解できるようになります。
英文の読解にはたくさんのルールがあって、それを1つ1つ攻略していけば必ず読めるのです。
その解説に入る前に、めちゃくちゃ長くなりそうなので一旦休憩です。