過去問何周やったかな??
中学生諸君(特に受験生)、しかと読んでほしいです。
ちなみにこれから紹介させていただく内容は、他県の塾の室長先生のものですので悪しからず。
今日は朝10時から来客があったため、土曜開校しています。この職に就いてから朝は寝ていることが多いので、朝から塾にいるのは新鮮な気分です。
もともと10時から開校することは生徒らに伝えてあったので、中3生Rくんが自習にきました。そこで「いま、公立入試の過去問って何周目?」という話になり、数学の解き直しをすることになりました。
以前、このブログで取り上げた羽生永世7冠もおっしゃるとおり、「終わった後の分析などの時間を増やす」ことは大切なので、一度解説した問題(2次関数、確率、空間図形)を何分で解けるか確認してみました。
★以前のブログ → 羽生永世7冠の言葉
うちでも全員に『過去問を全教科10年分、ボロボロになるまで解いてね。』とお伝えさせていただいておりますが、それは全国共通です!
愛知県においては全教科、出題形式も出る範囲も毎年一緒。
毎年まったく同じなんですよ?
強いて言えば、一昨年から、数学で『二次関数の動点問題』が出題され始めたくらいで、毎年まったく同じなのです。
例えば数学。
大問1 平方根までを含む基礎計算問題
大問2~3 確率や方程式の利用問題、関数の利用問題、図形の証明など
大問3~4 相似な図形、空間図形の応用問題
内訳は『70~80%が1、2年生からの出題。相似な図形と空間図形以外は比較的難易度は低め。』なのです。
極端なことを言えば、3年生の難しい単元ができなくても、『8割前後は取れる』ように作られています。
とっても難しい『相似』や『空間図形』に膨大な時間を費やしていませんか??
諸君が数学をニガテだと感じているのならば、学習時間のほとんどは『1、2年生の総復習』に費やしてください。
特別な教材は必要ありません。
新研究、補強ワークで充分です。
英語はさらに顕著です。
毎年まったく同じ。
筆記では大問1が会話文の穴埋め英作文。
出題されるのは『不定詞』『比較級、最上級』『受動態』『慣用表現』『現在完了形を含む時制』しか出ません。
大問2 長文。ただしこれも出るところは決まっています。
整序問題は多少てこずるかもしれませんが、他は出るところが決まっているのです。
語形変化では『現在分詞か過去分詞』を正しく書ければ確実に得点できますし、愛知の特色でしょうか?ほぼ過去分詞です。
それも単語がほとんど決まっているという・・・。
『given』『made』『called』『known』『written』『brought』『grown』などです。
これ・・・鉄板です。
もちろん、たまに『三単現』や『単純過去』『現在分詞』に変化させる問題もありますが、気を付けるのはせいぜいそれくらいでしょうか?
単語についてもオーソドックスなものしか出ませんので、基本の単熟語を覚えておけば苦戦することはまずないでしょう。
・・・・とまあ他にも色々あるのですがこの辺で。
最後にもう一回念を押しておきますが、『愛知の公立高校入試問題は、出るところが決まっている』ということです。
だから同じ問題でいいので、何度も何度も反復してください。
入試本番まであと2か月強。
2か月あれば、5教科10年分、やろうと思えば3周できます。
もしそのやっていて分からないところが出てきたら、学校の先生やお友達、お父さんお母さんに質問すればよいのです。
もちろんFIX塾生諸君は、山口に聞きにきてください!
英語はもちろんのこと、数学だろうが理科だろうが、国語だろうが何でもOK!
す・・・っごい下らない質問でもOKですよ!
そう・・・ここ最近はセンター試験前ということもあってか、高校生の質問が非常に多いのです。
中学生諸君、君たちにどんどん来てほしい。
そう、3日前に学年トップのMくんから、開成高校の受験問題の質問があったときは若干嫌な汗が出てきましたが、そんな難問奇問もいつでもWELCOME!
1人じゃできないことも、2人ならできる!(ただし受験本番は1人なので、必ず復習をして1人でできるようにしておくこと)
そんなわけで今日はリブログというちょっとズルをしてしまいましたが、本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。